今日でいい人ぶるのをやめる! 本当に「いい人」を目指す方法
周りから評価されたくて、いい人ぶる経験ってありませんか。そもそも、「いい人ぶっている」のと「本当にいい人」ってどんな違いがあるのでしょうか? コラムニストのE子さんに聞いてみました。
あなたは本当に「いい人」ですか? それとも「いい人ぶっている」だけでしょうか?
「私って、周りからいい人だと評価されたくて、いい人ぶっているだけかも……」。そんなふうに感じてしまうこと、ありませんか?
いい人ぶっているなら今日でおしまい。本当にいい人になる方法を教えます。
「いい人ぶっている」と思われる人の特徴
周りから、「いい人」ではなく「いい人ぶった偽善者」のように見られてしまう人が稀にいます。
どんな特徴があると「いい人ぶっている」と思われてしまうのでしょうか?
(1)いい人アピールがすごい
自分がいい人であることをアピールする人、たまにいますよね。みんなのために〇〇してあげた、電車でお年寄りに席を譲ってあげた、ボランティアで清掃活動に参加した……。全部、やっていることは本当にいいことのはず。ぜひ継続してください。
でも、それを他人にこれみよがしにしゃべったり、SNSに書き込んだりすると、「いい人ぶっている」と思われてしまうかもしれません。
(2)他人が見ている時だけ「いい人」
裏表がある人は、本当に「いい人」といえるか疑問です。多くの人が見ている前では、心優しい親切な人を演じているけど、誰も見ていないところではどうでしょうか?
そういった態度の変化は、案外見透かされるものです。他人が見ているから親切にするというのは「いい人ぶっている人」の分かりやすい特徴ですよね。
(3)気分や相手によって態度が変わる
「いい人」であろうと頑張っているのかもしれませんが、何となく機嫌が悪い時は他人への態度が冷たかったり、嫌いな相手には親切にしなかったり……。
こういう人も、「いい人」とは思われないかもしれません。自分の気分が乗った時だけ、自分の好きな相手にだけ親切にすることは、「いい人ぶっている」と判断されてしまうことがあります。
「本当にいい人」と「いい人ぶっている人」の違い
本当にいい人と、いい人ぶっている人は、そのマインドに大きな違いがあります。
親切な行動を心掛けるということはとても素晴らしいのですが、行動だけでなくその奥にあるマインドを変えていかないと、いつまで経っても「いい人ぶっている」ままです。
そのマインドの違いとはどのようなものでしょうか?
(1)「いい人」は見返りを求めない
「いい人ぶっている人」はいつも、見返りを求めています。親切にしたから、他人から褒められるはず……。優しくしたから、優しくし返してくれるはず……。
このような思想は、結局は利己的なものですよね。相手のためを思って、親切にしているのではなく、自分へのリターンを期待して投資しているだけなのです。
(2)「いい人」はいつもハッピーマインド
本当にいい人は、自分の機嫌を自分で取ることができます。だからこそ気分にムラがなく、いつも変わらず他人に親切でいられるのです。自分がハッピーでいることが、周囲にハッピーを提供するための第一歩だと考え、努力して機嫌を保っているのですよね。
逆に、機嫌が悪くてイライラするのは、他人に機嫌を取ってもらいたいという甘えです。いつでもハッピーでいられる人こそ、「本当にいい人」なのです。
いい人ぶるのをやめて、本当にいい人になる方法
それでは、ついつい「いい人ぶってしまう」あなたが、本当に「いい人」になるにはどうすればいいのでしょうか。
まず、「いい人になりたい」と思っているあなたのその志はとても尊いものです。自分で自分を褒めてあげてください。そして、下記の方法を実践してみましょう。
(1)できる限り「いい人」を心掛ける
必要な時だけ、ここぞという時だけ「いい人」でいようとするのではなく、習慣としていつでもどんな時でも「いい人」でいるようにしましょう。
例えば身近な家族に対して、あなたは親切にできていますか? また、誰も見ていないトイレの個室の中で、次の人のことを思ってきれいに利用できていますか?
こういったところでも気を抜かず、できる限りで構いませんので「いい人」でいられるように心掛けてみましょう。
(2)自分で自分を褒めてあげる
他人からの賞賛を期待すると、それはすなわち「見返りを求めている」ということになってしまいます。なので、誰も褒めてくれなくても、自分で自分を褒めてあげるようにしましょう。
例えば、前述した「できる限りいい人でいる」を実行してみて、今日はよく頑張ったなと思ったら、自分のことを目一杯褒めてあげてください。
(3)謙虚な姿勢を心掛ける
あなたは「いい人」を目指し努力をしている、素晴らしい人です。周囲からも賞賛されるべき人柄でしょう。
そうなのですが、「褒められて当然、私は素晴らしい」とおごり高ぶると、「やってあげている」という上から目線が拭えず、いい人ぶっている人に映ります。
「私はいい人になりたいと考え、努力しているだけの身……。少しでも周囲の人に喜ばれるようなことができればいいな……と思っているけれど、まだまだ半人前」。そんなつもりで、日々成長を心掛けていきましょう。
やらない善よりやる偽善
見返りを求めずに他人に親切にする。頑張っていても威張らず謙虚でいる。それは、なんだか損している気がするかもしれません。
しかし、本当に「いい人」になることができたら、「損」と思うこともなくなります。毎日がハッピーになるはずなのです。
ただ、「いい人になりたい」と思うその気持ちがあるだけで、本当は100点満点なのです。あまり気負い過ぎず、できることから始めていってくださいね。
(E子)
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