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勘がいい人の10の特徴&勘が良くなる簡単習慣

浅田悠介(浅田さん@令和の魔法使い)

生きていく上で、大切なこと。それは「勘がいいかどうか」。勘がいいことで、余計なトラブルに巻き込まれず、人生をうまく歩んでいくことができると人気コラムニストの浅田悠介さんは言います。では、どうすれば勘が良くなるのでしょうか?

突然ですが、勘がいい人っていますよね。

貴女の周りにもいるでしょう。人間関係にも、仕事にも、恋愛にも、テキパキ動いてちゃっかり成功する人物のことです。あれって何なんでしょうね。

正直、うらやましいじゃないですか。人生をうまく生きている人みたいな感じがして。

そこで今回のテーマは「勘がいい人間になるコツ」です。

ぜひおいしいとこ取りできる女子になってやりましょうぜ。

勘がいい人とは? 「頭がいい」との違い

シンプルにいえば「直感で判断するのがうまい人物」のことです。基本的には、褒め言葉でしょう。

ちなみに「頭がいい」とは、ややニュアンスが異なります。こちらは「直感ではなく理性的に物事を考えるのがうまい」というイメージですね。

ざっくりいえば、「直感」と「理性」の違いなのです。

勘がいい人の特徴

まずは勘がいい人の特徴を挙げてみます。ぜひ参考にしてくださいませ。

(1)抽象的に物事を捉える

インスピレーションは、抽象的な思考から生まれます。哲学・概念・社会システムや目に見えないものについて、あれこれ思考を巡らせるのが得意です。

(2)頭の回転が速い

鋭い思考スピードも持ち合わせています。直感とは、途中の理屈を抜きにして、さっと答えを思い付くことだからです。結論までひとっ飛びなのです。

(3)アイデアマン

周りからアイデアマンだと思われているでしょう。勘がいい人は、物事の勘所を捉えるのが得意なので、アイデアを生み出すのも上手です。

(4)自分の感情にとらわれない

感情のコントロールも上手です。自分の心にとらわれることが無いからこそ、周りを観察できるのですね。だからこそ、周囲に勘を働かせる余裕があるのです。

(5)他人の本質を見抜くのがうまい

人間観察の能力に優れています。他人に対しても勘を働かせることができるのですね。この能力こそ、あらゆることをうまくこなすように見えるゆえんでしょう。

基本的に、人生で大事なのは、ヤバい人や事象を避けることですから。

(6)インプットの量が多い

とにかく頭の中の情報量が多いのです。他人の話や読書など、何から得た情報でも構わず頭に取り込みます。インプットの量が多いからこそ、高速で物事を判断できるようになるのですね。

(7)聞き上手

聞き役としても有能です。他人の話を聞いて、そこから判断材料を引き出すのに長けています。自分の話をしゃべり過ぎない傾向にあります。

(8)トラブルは事前に回避する

ここも重要です。勘がいい人は「トラブルの対処がうまい」のではありません。どちらかというと「あらかじめトラブルを避けるのがうまい」のです。

(9)ステレオタイプにとらわれない

先入観に惑わされません。他人の意見や、周りのムードに流されないのです。ちゃんと自分の思考に沿って判断をします。いわば、自分の勘に自信があるということです。

(10)嘘に敏感

すぐ嘘に気付きます。他人の嘘や、社会の嘘にピンとくるわけです。なんとなくどこかおかしい──という、普通は見過ごしそうなことにも勘が働くのですね。そもそも「勘は自分を守るために働かせるもの」だからです。

参考記事はこちら▼

あなたの「勘の良さ」を診断でチェックしてみましょう。

勘がいいことのメリットとデメリット

次は、勘がいいことのメリット、デメリットを考えてみましょう。新たな気付きがあるかと思います。

メリット

(1)仕事で成果を出すのが早い

とにかく仕事で結果を出せます。先程も述べたように、理屈をすっ飛ばしてパッと正解が分かるからです。

また仕事では、そのスピード感での判断が求められる場面もたくさんあるので、おのずと昇進にもつながっていくのです。

(2)相手の気持ちが分かる

他人の心を察することができます。

友人関係や、恋愛関係など、うまく事を運べるでしょう。そして相手の心が分かると、モテるわけですね。いろんな意味で。

(3)トラブルの少ない人生になる

トラブルを避けられます。

その優れた勘で、あらゆるトラブルを避けられるのです。ご存じのように、人生は思わぬ衝突の連続です。それを避けられるのはメリットでしかありません。

(4)リスペクトされる

周りからの尊敬も勝ち取れます。

人間には、自分にできないことをする人物をリスペクトするという本能があります。よって、持ち前の勘の良さを見せて結果を残すうちに、いつの間にか尊敬を集めている状態になるのです。

デメリット

(1)考え過ぎて疲れる

じわじわ脳や神経が疲れていきます。

他の人よりもあれこれ考えることが増えるからです。誰にも共感してもらえない疲れが、少しずつたまっていきます。

(2)他人を傷つけてしまうことがある

勘の良さゆえに衝突することもあります。本人が気付いていないような、相手の心理にも気付いてしまうからです。そこに触れると、あらぬトラブルが起こることもあります。

(3)「恐い」と言われる

地味に恐れられます。

ある意味、リスペクトの真逆かもしれません。長所が時に短所になるように。何を考えているか分からない人間は、恐怖の対象にもなるからです。

(4)自分の欠点からも離れられない

勘がいい人は、自分の欠点にも目ざとくなります。

その洞察力で気付いてしまうわけですね。そして、それが頭から離れなくなることも。良くも悪くも、勘の良さを抑えることはできないからです。

勘がいい人になるための8つの習慣

多少のデメリットはあるものの、勘がいいことには多くのメリットがあることが分かりました。では、どうすれば勘は良くなるのでしょうか?

ここからは勘がいい人になるためにおすすめの習慣を解説します。手を付けやすそうなものから始めてみるのはいかがでしょう。

(1)自分の感情からいったん離れる

優れた勘は、穏やかな心でこそ働かせられます。

つまり「自分の感情の中に漂うのをいったんやめる」ということが必要です。自分のことばかり考えていては、周りのことを考えられないからです。

(2)周りを観察する

兎にも角にも観察です。

勘を働かせるための判断材料は周りにあるのですから。目をキョロキョロと動かして(怪しまれない範囲で)眺めてみましょう。世界は情報の宝庫ですよ。

(3)人が何を求めているのかを考える

そして「この人が求めているものは何だろう?」と考えてみましょう。

恋人かもしれませんし、連休かもしれませんし、コップ1杯の水かもしれません。これは他人に対して想像力を働かせるということです。

(4)人生にアクションを起こす

自ら動いて、いろんなセンスを取り入れるのです。

行動を起こしましょう。一人で飲みに行くのでも、美術館に行くのでも、友達に誘われたイベントに行くのでも構いません。

(5)本を読む

読書も効果的です。手っ取り早く、濃いインプットができます。特に本は、他人の深い思考を学ぶことができますよ。

(6)他人の話を聞く

他人の話にも耳を傾けましょう。そして、他人の考えていることをリサーチするのです。それが物事を判断する場合の材料になります。他人の話を聞きながら「こんなふうに考えるんだな……」と感じるのがコツです。

(7)他人に質問する

とことん他人の話を引き出しましょう。

そのためには質問をすることです。その人なりのエピソードを聞きながら「どんなふうに感じたのか・考えたのか」を質問しましょう。

(8)あれこれ推測を立てる

これも大事です。

他人の話や、世界を観察しながら「これって何? なぜ? どういうこと?」とイメージを膨らませるのです。その見えない背景を想像しましょう。

これこそ勘を磨くということなのですよ。

勘がいい人は、他人の事情をイメージできる

勘がいい人とは「他人の事情をイメージできる人」なのではないでしょうか。

他人には、それぞれ事情があります。金欠だったり、失恋していたり、気分が最悪だったり、車のトランクに盗んだ3億円を隠していたり。

大事なのは、周りの発する細かなサインを見抜いて、その「もしも……?」をイメージできるかなのだと思います。

そのためには他人に興味の目を向けて、質問して、あれこれ想像を巡らせる練習をするしかないです。少なくとも、その努力は無駄にはなりませんよね。

貴女に幸せが舞い降りるように祈っております。

(浅田悠介)

※画像はイメージです

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