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冷たい人の特徴5つ。冷たい原因や付き合い方も解説

高見綾(心理カウンセラー)

「冷たい人」とは、具体的にどのような人を指すのでしょうか? また、冷たい原因とは? 冷たい人の特徴や心理、付き合い方について、心理カウンセラーの高見綾さんが解説します。

あなたの周りに「冷たい人」はいますか?

冷たい人は、どうしてそっけない態度を取ってくるのでしょうか。理由が分からないと困惑しますよね。

そこで今回は、冷たい人の特徴や心理について詳しく説明します。

冷たい人ってどんな人? クールな人との違い

「冷たい」という言葉には、「思いやりがない。冷淡である。よそよそしい(出典:『デジタル大辞泉』小学館)」という意味があります。

この意味から考えると、「冷たい人」とは「相手の気持ちに寄り添えない、距離を感じさせる人」だといえるでしょう。

「冷たい」と似た言葉に「クール」があります。しかし、「クール」は「冷たい」以外に「かっこいい」という意味を持ち、ポジティブな文脈でも使われます。

「冷たい人」と「クールな人」は似ているようですが、プラスの要素があるかどうかという点で異なっているのです。

実際、マイナビウーマンが行った「クールな人に関するアンケート調査(※)」でクールな人と冷たい人の違いを聞いたところ、下記のような回答が寄せられました。

  • 「クールな人は頭が良くて落ち着いている人。冷たい人は自分のことしか考えていない人」(38歳/女性/事務・企画・経営関連)
  • 「思いやりがあるかないか、人に対する興味があるかないかだと思う」(23歳/女性/学生)
  • 「クールな人は奥深いところで優しさがある」(35歳/男性/設備工事)

冷たい人の特徴5つ

では、ここからは冷たい人の特徴を5つ挙げてみます。

(1)淡々としている

いつも淡々としていて反応が薄く、感情が表に出づらい傾向があります。

そのため周りからは、「何を考えているのかよく分からない人だ」と思われがちです。

警戒仮説といって、私たちはよく分からないものに対しては恐れを抱く性質があるため、反応が薄いだけでも印象が悪くなってしまうことがあります。

(2)人と関わることに消極的

例えば、仕事帰りに「みんなでご飯行こうよ!」という話になったときに「私は帰ります」とお誘いを断るなど、積極的に関わろうとしない姿勢が目立つと、冷たいと思われやすくなります。

感情的な話をあまりしないため、周囲からは「本音を話さない人だ」「自分から打ち解けようとはしてくれない」「自分を隠している」という印象を持たれがちです。

(3)マイペース

冷たいと思われる人は、独自の世界を持っており自分のペースを崩さないことが多いです。

周りが盛り上がっているような場面でも、自分が興味が無ければ反応が薄くなりますし、あまり感情を共有しようとしません。

メールなどの連絡も、「了解しました」の一言だけを返したり、定型文のみにしたりするなど、あっさりしているので、そっけないと思われてしまうことも。

(4)相手の気持ちに寄り添う発言が少ない

みんなが「これ、かわいいよねー!」「本当だね~!」と盛り上がっているのに、一人だけ「ふーん……」というような態度を取って共感を示さないことがあります。

また、仕事で落ち込んでいる人がいたときに「うまくいかないときってあるよね」「それはショックだよね」といった声掛けをすることなくスルーしてしまったり、いきなり「頑張るしかないね」と言ってしまったりします。

このように感情を分かち合う発言をすることが少ない傾向があります。

(5)言いにくいことも、ストレートに言う

物事を論理的に考えるので正しい発言をすることが多いのですが、プロセスを飛ばして結論だけを言いがち。仕事面では役立ちますが、プライベートのときは言葉が足りないと思われてしまうことも。

もちろん本人に悪気があるわけではないのですが、人によってはきついと受け取られてしまうこともあるようです。

あなたは冷たい人? 冷酷度診断

ここまで読んで、自分が冷たい人かどうか気になった人はいるでしょう。

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▶次のページでは、冷たい原因となる心理について解説します。

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