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「凝り性な人」の長所と短所。自己PRするコツとは

ぱぴこ

「凝り性だね」と言われたことはないですか? 凝り性とはどういう意味なのか、仕事する上で長所なのか短所なのか? 外資系OLコラムニストのぱぴこさんに教えてもらいました。凝り性な人にこそ向いている仕事もあるようです!

みなさんは凝り性ですか? 私はそこまで凝り性ではないと思いますが、たまに人から「凝り性だよね」と言われることもある、“仮性凝り性”です。

これが誉め言葉なのか、「お前の仕事は無駄が多い」「もっと適当でよくない?」というディスなのかは微妙なところですが、凝り性の性質はプラス面とマイナス面のどちらの側面も持っているといえます。

今回は、「凝り性」のスキルを持つ人に、どんな特徴があり、どんな仕事が向くのかを中心に考えていきましょう。

凝り性とはどういう意味?

そもそも「凝り性」とはどういう意味なのか確認しましょう。

凝り性とは「物事に熱中して、度が過ぎるほど徹底的にしないと満足できない性質、満足するまでやり通す性質』です。

「度が過ぎるほど徹底的にしないと満足しない」「満足するまでやりとおす性質」という言葉に若干のメンドクサイニュアンスを感じるのは私だけではないはずです。

仕事における長所と短所。自己PRする方法は?

この「凝り性」という性質、仕事においては役立つのでしょうか? それとも弊害になる?

実際にこの「凝り性」の性質を持つ人の長所と短所を見てみましょう。

凝り性な人の長所

(1)集中力がある

自分が「OK」を出せるレベルのものを作りたい! というコダワリが強いため、没頭する集中力があります。

やりだしたら止まらない! 集中して周りの声が聞こえない! というレベルの集中力を発揮し、品質の高いものを出せるという強みがあります。

(2)細部にこだわり、品質が高いアウトプットを出せる

「自分が満足するまでやり通す」ということは、普通の人が見落としたり「まぁいいかな」と思うような細部にまで神経をくばれるということです。

結果として、アウトプットされるものの品質が高くなります。

(3)ひとつのものに粘り強く取り組める

「徹底的にコダワリ抜く」ことができるのが「凝り性」の人の強みです。

投げ出しそうになる困難に当たっても、完成させるために対象に向き合い続けることができます。

(4)困難があっても、目標に向かってまい進できる

「満足いくまで徹底的にやれる」という凝り性の性質は、困難があるからといって折れるタイプのものではありません。

むしろ「自分が理想とする形」に近づけるためにはどんな困難も「困難」だと認識しないほどに頑張ります。

凝り性な人の短所

(1)自分のこだわりを優先し、全体最適の目線が抜ける

こだわりが強いがために「あと○日で仕上げるためには、この点を妥協する必要がある」などという全体最適のための妥協が苦手です。

優先事項が「自分が満足するか」になってしまうと、仕事の進め方上の問題が出てしまいます。

(2)こだわる姿が「融通が効かない人」と取られる

自分のこだわりを譲れないため、周囲から「融通がきかない」「頑固」などの評価をされる場合があります。

自分のこだわりを最優先して周囲との協調ができないと、ただの「頑固者」として厄介扱いされる危険性があります。

(3)自分と同じクオリティを人にも求めがち

凝り性な人は、自分が凝り性だと自覚がないことがあります。その場合、自分としてはこだわる部分が「普通」だと思っているため、周囲にも高い要求をしがちです。

自分ができる=世間の普通、と思いがちなのです。

(4)自分が正しいと独善的になる

品質が高いもの、完成度の高いものを作るためにこだわることは、基本的には「よいこと」だとされています。

そのため、自分のこだわりを追及することを「正しい」と思いこみ独善的になる点があります。

参考記事はこちら▼

実は周りを困らせてない? あなたの「こだわりの強さ」を診断でチェックします。

適職は? 凝り性な人に向いている仕事

長所と短所がある「凝り性な人」ですが、粘り強く自分のこだわりを貫けるというのは間違いなく強みです。

その強みを発揮し、弱みが露呈しない職種を選ぶことが重要です。

没頭できる、職人気質な面が求められ、各種調整や折衝交渉がメインではない仕事を選ぶことがいいでしょう。

おすすめだと思うものを4つ挙げてみたいと思います。それぞれ、就職や転職の際に使える、自己PRのコツも紹介します。

(1)プログラマー/エンジニア

「読みやすいコード」「使いやすいシステム」など、自分のこだわりを作るものに入れ込めた結果が成果に繋がりやすい点で向いています。

「サービスの目的を理解し、最適化されたものを作るためにとことんこだわれます」と、強みをアピールしましょう。

(2)研究職

自分の研究に対してこだわりがないとテーマを決めたり実際に研究していくことは困難なので、適職だといえるでしょう。

「困難に当たってもめげずにやり抜ける粘り強さがある」という点を中心に自己PRしましょう。

(3)記者/ジャーナリスト

自分が満足できるまで徹底的に調べ抜き、取材をすることで、クオリティの高い記事やレポートを作り出すことができます。

「自分がコレだと思ったものに食らいつき、妥協せずに物事に取り組める」という凝り性の強みがPRポイントになります。

(4)芸術家

満足いくまで少しの妥協もなく、作品に打ち込む特性はまさに芸術家に必要な特性だといえます。

芸術家に“就職”という概念があるかは微妙ですが、自分の作品のプレゼンテーションをする時に、妥協せず最後まで品質を高める「凝り性」の性質がプラスになるはずです。

凝り性な一面は恋愛にも生かせる!

短所にもなりやすい「凝り性」ですが、満足いくまで徹底的に努力するという姿勢は間違いなく強みになります。今回は仕事を中心に見てみましたが、例えば恋愛においても強みになりえます。

なぜなら、「自分の好き嫌いがはっきりしている=選ぶ観点がはっきりしている」からです。

自分なりのこだわりにフィットする相手には一途に没頭できる、かつ観察眼もあるため「好きな人マニア」として生きていける確率が上がります。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

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