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物に当たる彼氏が怖い。イライラして物に当たる心理と対処法

コラムニスト・ひかり(恋愛コラムニスト)

彼氏がイライラして怒ったときに、近くにある物に当たりはじめたら怖いですよね。まわりの物を乱暴に扱って壊しはじめたら、自分にも危害が加わるかもと恐怖でしかありません。この記事では、そんな物に当たりがちな彼氏の心理や特徴、上手な接し方について、恋愛コラムニストのひかりさんに解説してもらいました。

恋人が怒ったときに物に当たるようなタイプだと、怖いですよね。

自分にも危害が加わるかも、という恐怖感まで抱いてしまいます。

どうして彼は、物に当たってしまうのでしょうか?

今回は、「物に当たりがちな彼氏への上手な対処法」を紹介します。

なぜすぐに物に当たるの? 物に当たる心理

怒り出すと近くにある物を投げたり、パンチやキックをして物を壊したりする人は、どうしてそんな暴力的な行為をしてしまうのでしょうか?

まずは、物に当たる人の心理について見ていきましょう。

(1)癇癪もちで、感情をコントロールできない

カァッと頭に血が上ってしまうと、感情的になってしまい、自分でも抑えられなくなる人は存在します。

その怒りを相手にぶつけてしまう人もいますが、「人に暴力はよくない」という意識くらいは持っているタイプだと、物に当たるパターンが多いでしょう。

(2)自分の怒りを、物に当たることで表現している

怒りが込み上げてきた場合、本来は、その怒っている理由をきちんと相手に伝えて、折り合いをつけることが大切です。

でも、それができるほどの語彙力がない人は、物に当たることで自分の怒りをそのまま表現してしまうのです。

(3)ナメられたくないために、相手を威嚇している

相手にナメられたくないために、暴力的な行為をして「俺を怒らせると、こんなにも怖いんだぞ。俺は強いんだぞ!」と威嚇する人がいます。

ただ、「弱い犬ほどよく吠える」というように、そういう人ほど、実は小心者が多いんですよね。

怖い。物に当たる人の特徴

できることなら、物に当たってしまうような人とは付き合わないほうがいいもの。

怒ると手に負えないような人と付き合ったら、何かあるたびにビクビクと恐れなくてはいけなくなるでしょうし、場合によっては、自分まで巻き込まれてしまうこともあります。

こんな残念な人と付き合わないためにも、どういう人が物に当たるようなタイプなのかは、知っておいたほうがいいでしょう。

物に当たる人の5つの特徴を紹介します。

(1)子どもっぽい

先ほどの「物に当たる人の心理(1)~(3)」をひと言で表現するなら、「子どもっぽい」に尽きるものです。

大人になりきれていないから、物に当たるという、意味がないどころか、マイナスにしかならない行為をしてしまうのです。

ある程度、大人になれば、自分が困ったことが起こったときの対処法はいろいろと持っているものですが、それがない人が、こんな残念な手段をとってしまうのです。

(2)後先考えられない

後先を考える知性がないから、こんな無意味な行為をしてしまうもの。

冷静に考えれば、物を壊してしまったら、損するのは自分です。

気に入っているものが壊れてしまったら悲しいですし、相手の物を壊してしまったときは、相手との関係が悪くなったり、弁償をしなくてはいけなくなったりすることもあります。

そもそも物に当たったら何かが解決するなら話はわかりますが、それは解決とは程遠い行動です。

たとえば、彼女が約束を破ったことに腹を立てているのに、家の壁にパンチをして穴を開けたって、なんの解決にもなりません。

壁に穴が開いたところで、それが今後、彼女が約束を守るようになることには直接つながらないし、もし賃貸物件であるなら弁償代がかかるでしょう。

(3)伝える力が乏しい

語彙が乏しい人は、自分の思いをうまく表現できずにイライラしてしまい、行動で表そうとしてしまいます。

無口でおとなしい人だと思っていたら、実は、思いを表現する能力がないだけだった、なんてこともあります。

何を考えているのかわからないような人は、まわりに見せている顔とはまったくちがう本質を持っていることもあるので、注意が必要です。

表面的な部分だけで人を見るのではなく、相手の本質をきちんと見るクセはつけたほうがいいでしょう。

(4)攻撃的な性格

普段から、自分と意見がちがう人を「敵」だとみなしてしまうような、攻撃的な人は存在します。

結局、そういう人ほど、自分が傷つけられることを恐れているのです。

劣等感が強く、自分とちがう意見を言われると、まるで自分が責められているような被害妄想を抱いてしまう人は、自分の身を守るために、攻撃的になってしまうことがあります。

逆に温和な人は、自分と意見がちがう人に対してもいちいち「敵」だとは思わないし、仮に相手に失礼なことをされたとしても、「どうして彼(彼女)はそんなことをしたのだろう? 悪気はあったのだろうか?」と考えられるほどの知性とやさしさと余裕があります。

そういう人は、相手や物に攻撃する行為はしにくいものです。

(5)小心者

威嚇目的で、物に当たる人の多くは、小心者です。

自分の強さに自信がないからこそ、「僕は強いんだぞ!」というアピールをして、相手を怖がらせて安心しようとするのです。

物に当たる彼氏への上手な対処法とは?

では、今、付き合っている彼が物に当たるタイプの場合は、どうしたらいいでしょうか?

物に当たる彼氏への上手な接し方について考えてみましょう。

(1)同じ土俵に乗らない

彼が物に当たっているときは、同じ土俵に乗らないことが大事です。

物に当たっていることに対してリアクションをするといい気になってしまうこともあるので、その場から離れて、無視するくらいのほうがいいでしょう。

(2)何も得しないことを教えてあげる

相手の怒りがおさまり、クールダウンしたら、どうしてそんな意味のないことをするのか、理由を聞いてみましょう。

その上で、物に当たってもいいことなんてひとつもないことをきちんと教え、「今度は言葉できちんと思いを伝えてほしい」とお願いしましょう。

(3)日記を書いたり、本を読んだりすることをすすめる

語彙力がないと物に当たってしまう人も少なくないので、普段から本を読むことや、自分の思いを日記に綴ることをすすめてあげるといいでしょう。

「この本、おもしろいから読んでみない?」と渡してみたり、「毎日、その日のよかったことを日記に綴ると、気分がいい状態で眠れるよ」と日記帳をプレゼントしてみたりしてもいいでしょう。

(4)サンドバッグをプレゼントする

これは、一般的な方法ではないと思いますが、「物に当たるくらいであれば、怒ったときはサンドバックにパンチをしたほうがいいよ」と、サンドバックをプレゼントする方法もアリです。

そのほうが体も鍛えられて、怒りもおさまって、一石二鳥ですしね。

(5)別れる

個人的には、別れることを一番おすすめします。

物に当たるような攻撃的な性格は、そう簡単には直りません。

頭に血が上ると、そんな子どもっぽい行為をしてしまうような人は、後先考えられる冷静さがないので、いつかあなたに暴力を振るうことだってないとはいえません。

別れられるのであれば、今すぐ、別れましょう。

ただし、別れを切り出したら、また物に当たったり、暴力を振るったりする可能性もあるので、別れ話は、明るい時間帯に喫茶店など公共の場でしましょうね。

単に「物に当たる行為」だけが問題ではないことに気づいて!

恋人が怒ると物に当たる場合は、単に「短気な人だわ」なんて済まさないで、そこにある彼の本質をきちんと見ることが大切です。

やはり後先考えずに攻撃的な行為をし、きちんと言葉で伝えられないほどコミュニケーション能力が乏しい人と付き合い続けるのは、容易なことではありません。

相手が物に当たるたびに怖い思いや、悲しい気持ちになる必要はありません。

もっと素敵な人はたくさんいます。

できることなら、平和主義のやさしい人をパートナーにしましょうね。

(ひかり)

※画像はイメージです

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