お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

「自己中心的」な女性に見られる特徴! 直すにはどうすればいい?

関由佳

もしかして「私って自己中心的な性格……?」と思ったことがある女性はいませんか? 「自己中心的」とはどんな性格を指し、改善する方法はあるのでしょうか。心理カウンセラーの凛音さんに解説してもらいました。

もしかして「私って自己中心的な性格……?」と思ったことがある女性はいませんか? 「自己中心的」とはどんな性格を指し、改善する方法はあるのでしょうか。心理カウンセラーの凛音さんに解説してもらいました。

身勝手な行動をとったりわがままを言ったりする女性に対して「自己中心的」と言うことがあります。

まわりに気を使わず、振り回す人という印象になってしまうと、周囲から悪いイメージに受け止められることも。

特に本人に自覚がないと、「性格が悪いのでは」と勘ちがいされてしまい、損な立ち位置にもなりがちです。もしかしたら、あなたも自己中心的な性格と思われているかも……?

今回は、自己中心的な女性の特徴について考えてみましょう。

「自己中心的」とそうでない人の差とは?

自己中心的

基本的に、誰しも自分を守りたいという気持ちを持っているもの。どうしても自分が有利になるように考えます。が、周囲の意見や行動とのバランスを見て「自分が引いたほうがいいな」と感じたときは、我慢したり譲ったりします。

これがいわゆる“協調性”なのですが、「自己中心的」と言われてしまうタイプは、この度合いが低いということ。

他人よりも自分の主張を通したい、無理にでも通そうとするので「自分中心」、「自己中心的」と言われてしまうのです。

この性格はうまくいけばリーダーシップに結びつきますが、度が過ぎたりあまりにもまわりの話を聞かなかったりするようだと、ただの独裁者、周囲を振り回す人になってしまいます。

なぜ「自己中心的」になってしまうの?

自己中心的

「自己中心的」な行動にはさまざまな要因がありますが、育ってきた環境に影響を受けている場合が多いです。

人は幼いころに、「人生脚本」と呼ばれる自分の中でできあがった生き方の主軸、価値観が作られますが、これは親の価値観や育った環境によって固まっていきます。

幼いころから親に「やりたくないことはやらなくていい」と言われていたり、兄弟や近所の友だちがおらず物事の決定権が常に自分にあったりすると、自然と「自分の気持ちで動いていい」と思う傾向が強くなります。

中には悪意がある人もいるかもしれませんが、どちらかというと「自分の判断にみんなが従ってくれる」という“強い甘え”があるといえるでしょう。

また、普段は協調性の高い人でも、精神的に追い詰められたり想定外のことが起こったりすると、冷静に考えられなくなり、自己防衛のために「自己中心的」な発想になることも。

心に余裕がなくなることも、自己中心的な行動の要因になるでしょう。

恋愛において「自己中心的」な女性の特徴

ここまでは一般的な「自己中心的」な人の特徴について解説しましたが、では恋愛面ではどんな共通点があるのか考えてみましょう。

心身ともに甘える

自己中心的

自己中心的な女性の恋愛は、自分で責任を負うことを避けたがる傾向にあり、壮絶な甘えの上に成り立ちます。

まず彼氏にする男性は甘えられる人であることが絶対条件。主張をかなえてくれる上に、責任も取ってくれるという、自分が都合よく動かせる存在を望みます。

デートは自分の希望のみ通す

自己中心的

場所、食べるもの、移動手段などなど、あらゆるデートにおける選択肢を自分で決定します。

さらに自己中心レベルが高いと、自分で選んでおきながらイマイチだった場合、「おもしろくない」「もともと調べておいてくれればよかったのに」と相手に責任を押しつけます

自分の浮気はOKでも相手の浮気はNG

自己中心的

自分が浮気をしても「ごめんね、魔が差して」で済ませても、相手が浮気をしたら「一生許さない。別れよう」と一刀両断。

基本的に自分に甘く相手には厳しいことが多いので、相手の不祥事は自分を棚に上げて責め倒そうとする傾向にあります。

彼氏は気が弱く自己主張ができない

自己中心的

「自己中心的」な女性は、いつもやさしく自己主張が苦手で少々気弱な男性と付き合いやすい傾向があります。

気弱な男性は、彼女の言動に振り回されても、理不尽なことが起こっても、反論せずただひたすら「ごめんね」と言って丸く収めます。「自己中心的」な女性としては、言い分が通るので、楽に全力で甘えられるタイプといえるでしょう。

また逆に、このようなタイプの男性と付き合ったから「自己中心的」な女性になってしまう、という場合もあります。

友だちといるときは「自己中心的」なタイプではないのに、自己主張のないなんでも言うことを聞く彼氏と一緒にいるとイライラしてしまい、無理難題を言いたくなってくるのです。

議論してこそ人間関係は深まっていくもの。いつの間にか上下関係のようになってしまい、関係性がゆがんでしまいます。

交際が長続きしない

自己中心的

やはり意見を受け入れてくれない相手とは、長く関係性を続けるのは難しいもの。

最初は相手のことがまだよくわからなかったり、容姿がタイプだと多少のわがままも許せたりしますが、だんだん関係性が慣れてくると、性格の気になる部分が浮き彫りになっていきます。

最終的に、相手に「やってられない!」と愛想を尽かされるか、自分が「私の好きなようにやらせてくれない」と不満を持つかで、恋が破局。

人が盲目的に愛するのはだいたい最初の3カ月~半年ほどですので、これ以上長く付き合うのは、かなり相性がよくないと難しいでしょう。

参考記事はこちら▼

思わず彼にわがままを言ってない? 10の質問で診断します。

「自己中心的」な性格を直す方法

「自己中心的」な性格は、やはり人間関係がうまくいきにくいことが多いもの。できれば性格を改善して、もっと人間関係を円滑にしたいですよね。

ではどうしたら「自己中心的」な性格を改善することができるのでしょうか。

相手の話を最後まで聞く

自己中心的

「自己中心的」な人は、相手の話も自分を中心において話を聞いてしまうので、途中で割り込んでしまったり、「つまらない」と感じると話題を変えてしまったりしてしまいます。

まずは自分の行動を抑えるためにも、どんなに相手の話に興味がなくても最後まで黙って聞いてみましょう

そのあとに意見などがなくても、最後まで聞いてもらえれば相手はそれなりに満足しますので、印象が悪くなりません。

また、欲望を我慢する訓練にもなりますので、まずはトライしてみましょう。

主人公の立場に立って感情を想像する

自己中心的

自分の考え方だけで世界が成り立ってしまっている「自己中心的」な人は、他人の言動や考え方を想像することが苦手。

ほかの人はどんな考え方をするのか、こう言われたらどんな感情を持つのか、ということを自分では想像するのは難しいので、まずは映画やドラマを観て主人公の気持ちを想像するところからはじめましょう

いわゆる感情移入は、「自分があの立場だったらこう思うだろう」というところもあるので、ちょっとちがいます。もっと客観的に「この人はこう思ったからこういう行動をとったのか」「こんな言葉はこう思ったからなのか」など、第三者的に想像を巡らせることで他人の思いなどを少しずつ理解できるようになってくるでしょう。

他人をほめてみる

自己中心的

「自己中心的」だと、他人よりも自分のほうが評価を高くしがちなので、けなすことはあってもほめることはあまりしません。

「ほめる」という行為は、相手をよく見ていないとなかなかできないこと。またほめることで相手との関係性もよくなり、人間関係を円滑にしやすくなります。

他人をよく見て、感心したことや感謝したいことがあったら、素直に伝えてみましょう

否定しない、否定をするときは代替案も出す

自己中心的

「自己中心的」な人は、否定されることを人一倍嫌いますが、自分と意見がちがうと思いっきり否定します。

もちろん否定することは悪いことではないですが、相手の意見をただ否定するだけだと「非難」のように感じ、受け手は気分が害されます。

議論をする上で意見が異なるのは当然起こることなので、まずは一度相手の意見を最後まで聞いて、相手がなぜその考え方をしたのかを想像してみましょう

その上で、自分の意見が「ちがう」と思ったら否定的な意見を伝え、さらに代替案もプラスしてみてください。

やみくもに否定されるよりも、代替案を出してもらえたほうが相手にも議論として考えてもらえますし、とても建設的な話し合いが可能になります。

ただし、感情的に言うのは絶対NG。話し合いがケンカになってしまいます。一度考える、という感情のタイムロスを設け、「自己中心的」モードを抑える努力をしてみましょう。

自分を大切にしながら他人を思いやる、がベスト

自己中心的

ここまで「自己中心的」な人の特徴について解説してきましたが、何も悪い部分ばかりではありません。

しっかりとした自分の意見を持っている」「自己主張ができる」というところは、なかなか他人にはマネできない特徴です。

自己主張できずに他人の言うことばかり聞いていても生きにくいですし、意見なくフラフラしているのも社会的に問題ですよね。

大切なのはバランス。自分の意見や立場を大事にしつつも、他人との共生を鑑みて行動をとれるのがベストです。

なかなか難しいことではありますが、どちらも社会的な自分の立ち位置や人間関係を保つには大事な要素。忙しく生きているとついつい忘れてしまいそうになりますが、自分と他人のバランスを意識してみると、少し悩みが解放されるかもしれません。

(凛音)

※画像はイメージです

SHARE