倦怠期? 「付き合って4ヶ月目」を乗り越える方法
付き合って「魔の3ヶ月目」と呼ばれる時期はクリアしたけど、次に重要なのは「付き合って4ヶ月目」なのは知っていますか? 付き合って4ヶ月目のカップルが陥りがちな状況や、倦怠期の打開策などについて、恋愛コラムニストのさかもとみきさんに聞きました。
カップルで「魔の3ヶ月目」と呼ばれる時期をクリアしたみなさま、おめでとうございます!
少しずつ慣れてきた4ヶ月目は、さらにラブラブに! といきたいところですが、同時に倦怠期へまっしぐら……という人もいるのではないでしょうか。
でもそれって、カップル4ヶ月目あるあるかも。今回は、そんな4ヶ月目のカップルが陥りやすい状況や心境と、倦怠期の打開策をご紹介していきます。
カップルにとって「付き合って4ヶ月目」が大切な理由
4ヶ月目は、付き合いが安定してくるとともに、未来に目を向けるようになる大事なターニングポイントとなります。
付き合って3ヶ月ほどは、2人の気持ちも関係もLINEのリズムもまだ探りながら。「相手と今はどうなるかわからない」という気持ちで恋愛を楽しめます。しかし、3ヶ月目を過ぎて関係が安定してくると同時に恋愛感情の揺れが落ち着き、これからも一緒にいることを前提として付き合いを続けるようになるのです。
すなわち、お互いに慣れ、これからどうするかをお互い考え出すのが4ヶ月目のカップルの特徴となるのです。
「付き合って4ヶ月目」のカップルの特徴・あるある
そんなこれからの付き合いの方向性が決まってしまう4ヶ月目のカップルのあるあるはコチラです。
相手の人間性が見えてくる
ネコをかぶっていたかもしれない3ヶ月目までとちがい、自分を受け入れてくれたと安心するからこそ、彼の素の状態が見えてきます。
また、女性側も最初の緊張感やドキドキ感が減り、すでにすっぴんを見せるのに抵抗がなくなったりしている人もいるかもしれません。お互いがある程度安心して恋人と向き合える幸せなタイミングでもあります。
しかし、距離が縮まり安心感が出てくる分、あれ? と思うようなところも見えてきます。釣った魚に餌をやらないような行動が見えてきたり、LINEやデートで手を抜いているように感じたりしてしまう場面もあるでしょう。
デートや行動がマンネリ化してくる
お互いにネタが切れてくるのが4ヶ月目あたり。あらゆるデートもひと通りして、いつも行くお店も決まってきたかもしれません。彼のルーティーンに自分が組み込まれたという意味ではうれしい側面もあるでしょう。
が、いかんせん同じことばかりしていると飽きてしまいますよね。安定した付き合いを望む一方で、「ドキドキさせてほしい」という気持ちも膨らみ、お互いに不満が出てくるのもこの時期の特徴です。
2人のこれからを意識しだす
4ヶ月目は居心地のいい相手かどうか、これからも一緒にいたいかどうかがわかってきます。そうなると、「これから」のことを考えだす人もいるでしょう。気が早い人は結婚を意識するかもしれません。
でも、2人の考え方に差があることもしばしば。じっくり付き合いたいタイプか、結婚するかしないかで判断したいタイプかで気持ちの差が生まれはじめるのもこの時期。早すぎる結婚のプレッシャーは相手を及び腰にしてしまいます。
結婚を意識している彼女にとっては、相手の負担にならない言葉選びや、プレッシャーにならない詰め方が今後の課題になります。
LINEや電話の頻度に変化がある
相手の仕事や行動パターンも見え、不安の減ってくる4ヶ月目は、やりとりが落ち着いてきます。LINEが減ったり、電話の頻度が増えたりするかもしれません。LINEのやり取りに一喜一憂したり、文面をよーく考えて送ったりしなくてよくなるでしょう。
一方で、彼氏が安心するということは、手を抜かれたり、ほかの女性に目移りする余力がでてきたりする可能性もあります。お互いを理解し、安心感を持つのも大事ですが、彼氏が安心しきらないよう、バランスをとりながら連絡のリズムを作っていく必要があります。
付き合って4ヶ月目を乗り切るポイント
魔の3ヶ月目を乗り越えたのに、お互い慣れたがゆえに倦怠期の心配をしなければならないなんて、恋はなんて忙しいのでしょうか。でも、実は4ヶ月目の取り組み方で、これからの付き合いがうまくいくコツをつかむことができます。
相手になじみつつ、お互い楽しい付き合いにするための努力をすれば、「別れるなんて考えられない大事な彼女」として君臨できるのです。
受け身をやめて時々攻める
恋は待ちだと思っている女性はたくさんいます。告白も男性から、デートの誘いも男性から、それが普通だと。しかし、3ヶ月目以降も「さあ、私を楽しませてごらん」スタンスでずっとこられると、男性も疲れます。
実際、受け身の女性は3ヶ月目まで楽しんだあと、男性にフラれてしまう可能性がググっとあがります。
理由は一緒にいて楽しくないからです。だからたまには男性がびっくりするような、喜ぶような提案やリクエスト、サプライズをしてみてください。「意外とおもしろい女」と思われて飽きられないですみます。
毎回会うときに何か「はじめて」を取り入れる
お互いネタを出し尽くした3ヶ月の交際を経て、もう行くところ、やることがないなんてカップルも出てきているころでしょう。しかし、ハードルを下げると「はじめて」はそこらじゅうにあります。
たとえば、待ち合わせの駅を変えてみる、テーマを決めた服装でデートしてみる、お互いやったことがない体験系デートに行ってみるなどです。
初々しいドキドキする気持ちに頼らずとも、お互いの新しい面を見て、たのしむことはできます。「1デート、1はじめて」が4ヶ月目以降もラブラブでいる秘訣です。
会う頻度やLINEのやり取りを見直す
盛り上がった恋ほど、冷めるときは早いものです。好きだから会いたい、つながりたい気持ちがあるのは仕方ありませんが、お互い無理している状態が続くと別れる理由になってしまいます。
4ヶ月目に来たら、会う頻度やLINEのやり取りを意識的にコントロールし、お互いに負担のかからないやりとりにしましょう。
たとえば、LINEの即レスを求めたり、休みは全部デートにしたりする関係はお互いの視野を狭くし、どちらかを息苦しくする可能性大。長く関係を続けるために、一度無理をしていないか、ほかにやりたいことはないかなど話し合ってみてはどうでしょうか。
相手が知り得ない自分を持つ
慣れてきたころに、男性が別れたいと思う大きな原因のひとつは飽きです。すべてを知りたがるけれど、すべてを知ったら飽きるのが男性の心理なのです。
そんな別れる理由を作らないため必要なのが、彼氏に見せない部分をつくること。
3ヶ月目までは、お互いを知る努力をしてきたと思いますが、4ヶ月目から大事なことは「見えそうで見えない部分」を持ち続けることになります。
見た目に変化を持たせるのももちろん効果的ですが、仕事や趣味を強化して自分の領域を楽しむ「俺が知らない充実した女」の側面を持つのが一番です。
ターニングポイントの4ヶ月目からさらにラブラブに
今、自分が「飽きた」「おもしろくない」と思って彼氏と別れることになっても、次の恋でもまた4ヶ月目はやって来ます。4ヶ月目を過ぎても仲よく過ごすには、慣れというマンネリをどう打破するか、工夫するかにかかっているのです。
せっかく魔の3ヶ月目を乗り切った恋人と深く、長くお付き合いするためにも、ちょっとした工夫で倦怠期なんかふっとばして仲よく過ごしてくださいね!
(さかもとみき)
※画像はイメージです