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気がつけば友だち以上? 最初から付き合う気なんてない「ゼリー男子」#スイーツ男子

トイアンナ

「どうしたの? 今から会いに行けるよ」
「LINE電話、つなぎっぱなしでいいからね」
「いい女なんだから、もっと自信持ってよ。俺は一緒にいて落ち着くし」

ただ、そばにいてほしい。ふと思い立って、深夜2時にLINEをすると、なぜかいつも起きている彼。眠れないと言えば、LINE電話をかけてくれる。話し疲れてお互い床についても、電話越しに聞こえる彼の寝息になんだか安心できて。気づけば友だち以上になっていた。でも彼は私のことを好きなんだろうか……向き合うのが少し怖い。頼れるけど、頼りない。そんな彼を「ゼリー男子」と呼びましょう。

「いいんだよ、俺も誰かの声を聴きたい気分だったし」と言ってくれる彼は、何よりも心強い。私をほしいと言ってくれなくてもいい。ただ、誰かがほしい夜ってお互いあるよねと信じさせてくれるから。彼のちょっと派手な外見は、色とりどりのゼラチンみたい。でもその「遊んでる感」が居心地いい。本命として迫ってこないから、カロリーオフのゼリーみたい。彼は友だち。たとえ友だち以上に私へ尽くしてくれていても、そう宣言できるのはありがたい。

でも、ノーリスクな男って、ノーリターンでもあるんです。彼にはもしかすると、1年後に結婚を控えた本命がいるかもしれない。うっかり恋をしてしまったが最後、あなたは遊び相手になるだけかも。いま、彼をLINEで呼び出すのはあなた。でも来年はあなたがLINEで都合よくつつき回される、ゼリーのような女になっているのかも。

(文:トイアンナ、イラスト:寺澤ゆりえ、構成:マイナビウーマン編集部)

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