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どんな人におすすめ? ミルククレンジングの使い方

上田麻里(美容ライター)

ミルククレンジングの正しい使い方とは? 選び方のポイントと、美容ライターの上田麻里さんが選ぶおすすめ3選を紹介します。

毎日、一生懸命スキンケアをしているのに、肌の乾燥やトラブルに悩まされているという人はいませんか?

そんな人こそ、まず見直してほしいのがクレンジング。

クレンジングとひと言にいってもさまざまな種類がありますが、その中でも肌への刺激が少なくマイルドな使用感で人気なのが「ミルククレンジング」です。

ミルククレンジングとは?

クレンジングは、洗顔では落ちにくいメイクなどの油性の汚れを落とすものですが、種類によって、異なる特徴があります。

まず、クレンジング力の強さを比較すると、一般的には

オイルクレンジング>拭き取りシートタイプ>ジェル状クレンジング>クリームクレンジング>ミルククレンジング

の順とされています。

つまりミルククレンジングは、洗浄力がマイルドで、その結果、肌への負担も少ないというのが特徴です。

水分量が多いため、テクスチャーはさらっとしており、なめらかで肌なじみがいいものが多いです。また、使用後はつっぱり感が出にくくしっとりとしています。

ミルククレンジングはどんな人におすすめ?

ミルククレンジングは、洗浄力は弱めですが、肌に必要な保湿成分を残しながらクレンジングできるため、特に下記のように人におすすめです。

・きちんとスキンケアをしていても乾燥がひどい
・洗顔後の肌につっぱりを感じる
・肌のバリア機能が弱く、トラブルを起こしやすい
・メイクが薄め、またはナチュラルコスメを使用している

逆に、オイルクレンジングは、濃いアイメイクなども簡単にするんと落とせるという特徴から人気がありますが、その半面、肌に必要な保湿成分も洗い流してしまう可能性があります。

乾燥や肌トラブルに悩まされているという人は、ミルクタイプに変えてみるといいかもしれません。

ミルククレンジングのみでメイクは落ちる?

ミルククレンジングは、洗浄力がマイルドなため、ウォータープルーフタイプのアイメイクや、濃いメイクは落としにくいという点は、頭に入れておきましょう。

そのため、アイメイクなどは専用のリムーバーで先に落としておくのがおすすめ。

また、濃いメイクをしたいという日は、オイルクレンジングを使用するなど使い分けるのがベストです。

ミルククレンジングの使い方

では、ここから具体的なミルククレンジングの使用方法についてご紹介していきます。最初に、アイメイクとリップメイクはリムーバーで落としてから、クレンジングをします。

必要なもの

ミルククレンジングに必要なアイテム

コットン、ポイントメイクリムーバー、ミルククレンジング

(1)ポイントメイクを先に落とす

ポイントメイクリムーバー

ポイントメイク専用のリムーバーをもあるのでチェック!

マスカラ・アイライナー・アイブロウなどの目元まわりとリップメイクは、先に専用のポイントメイクリムーバーで落とします。

皮膚の薄い目元などに負担をかけないためにも、リムーバーはコットンがひたひたになるくらいたっぷりと染み込ませます。

力を入れずに、上から下へなでるように拭き取ります。

(2)ミルククレンジングを手で温める

ミルククレンジング500円玉を手に取る

乾いた手に、500円玉大ほどのミルククレンジングを取ります(製品によって異なりますので、規定量を参考にしてください)。

顔にのせる前に、手の温度でクレンジング剤を温めます。

ミルククレンジングは、手のひらに取った段階では、油分が水分に包まれた状態になっています。温めることで、油分が表面に出て水分が包まれている状態に逆転し、表面に出てきた油分がメイクや余分な皮脂などとなじみやすくなります。

(3)Tゾーンから順になじませる

ミルククレンジングをなじませる順番

皮脂の分泌量の多い部分から順に、Tゾーン→額→顎まわりなどのUゾーン→頬→目元と、なじませていきます。できれば1分以内に終わらせるのがポイントです。

(4)ぬるま湯で洗い流す

しっかりメイク汚れとなじんだら、ぬるま湯で洗い流します。温度は32度程度がベスト。

肌を擦らないよう、ていねいにゆっくりと流していきましょう。

ポイントと注意点

長時間、肌にのせたままにするのはNG!

ミルククレンジングは、肌に優しいという特徴がありますが、それでも長時間、肌の上にのせておくのは厳禁です。

クレンジングをしながらマッサージをしているという人もいるかもしれませんが、肌の乾燥の原因にもなりかねません。

なるべく早く、できれば“1分以内”で落とすように心がけてくださいね。

摩擦に気をつける

ミルクタイプは水分量が多くさらっとしているため、使用量が少ないと摩擦が起こりやすいことも。

きちんと記載の使用量を守る、もしくは少し多めくらいがおすすめです。

肌が敏感な人は「界面活性剤」の少ないものを

クレンジング剤には、水と油分(メイク汚れ)を馴染ませるために、界面活性剤というものが含まれており、これが肌の負担となってしまうことがあります。

必ずしもすべてが、肌に悪いものというわけではありませんが、肌が敏感な人は避けるのがベターです。オーガニック系のクレンジング剤は、天然の界面活性剤が使用されているなど、考慮されたものもあります。

美容ライターおすすめミルククレンジング3選

最後に、おすすめのミルククレンジングを3つご紹介します。それぞれに特徴があるので、選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

カバーマーク トリートメント クレンジング ミルク

カバーマーク トリートメント クレンジング ミルク

ミルククレンジングの中でも不動の人気を誇るのが、カバーマークのトリートメント クレンジング ミルク。

ミルククレンジングでありながらも、洗浄力は比較的高く、また89%が保湿成分でできています。洗い上がりもつっぱり感が出にくく、しっとりとしたもちもち肌になれると人気です!

商品名

カバーマーク トリートメント クレンジング ミルク 3,300円(税込)

なめらか本舗 メイク落としミルクN

なめらか本舗 メイク落としミルクN

ドラッグストアで買える手軽さと、プチプラでも使用感がいいと評判のミルククレンジング。とろけるミルクがやさしくお肌になじみ、メイクはもちろん、毛穴汚れや余分な皮脂もすっきりと落とせます。

クッション性のあるミルクなので、摩擦も低減。

また、なめらか本舗こだわりの「豆乳発酵液」をはじめとする4つの大豆由成分とスクワランを配合し、洗い上がりはふっくらもち肌に。

濡れた手や顔で使用できるのも嬉しいポイントです。

商品名

なめらか本舗 メイク落としミルクN 990円(税込)

テラクオーレ ダマスクローズ クレンジングミルク

肌への優しさを追求するなら、オーガニックのミルククレンジングがおすすめ。

その中でもテラクオーレは、イギリスのオーガニック認証をきちんと取得した信頼感の高いブランドです。オリーブオイルをはじめとする植物由来成分が、メイクはもちろん、毛穴の汚れや余分な皮脂、汗やほこりなどもきちんとオフします。

さっぱり洗いたい人におすすめ。W洗顔不要で、朝晩使用できるクレンジングです。

商品名

テラクオーレ ダマスクローズ クレンジングミルク 3,850円

ミルククレンジングで肌を守りながらメイクオフ!

メイクをする女性なら毎日行うクレンジング。

肌に負担をかけずに、正しいお手入れを続けていくことが美肌への第一歩です。

肌悩みがあるという人は、まずはきちんと汚れを落とすケアから見直してみてくださいね。

(文:上田麻里、モデル:もみじまんじゅりー、撮影:洞澤佐智子)

※一部画像はイメージです

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