アラサーファッションの掟! 自分に似合う服を見つける方法とは?
「今日の服、どうしよう?」……朝起きてクローゼットを開けたとき、何を着て行こうか悩んだことはありませんか?
クローゼットの中にたくさん服はあるはずなのに、「着たい」と思う服がない……そんな声が30代女性から聞こえてきます。
今回はその原因と対策を、ファッションやヘア&メイクをトータルに提案する「シンデレラプランニング」代表の三村愛さんに教えていただきました。
アラサー女性のコーデの悩みとは?
30代になると、洋服はいろいろ持っているはずなのに、どう着こなせばいいのかわからなかったり、着られる洋服がないと悩むことが出てくる……そんな女性はどれくらいいるのでしょうか?
クローゼットに洋服はたくさんあるのに、着られる服がないと悩むことはあるのか、30~34歳の女性に、アンケートで聞いてみました。
着られる服がないと悩む30代前半女性は約70%
Q.あなたは、服はクローゼットにたくさんあるはずなのに、着られる服がないと悩むことはありますか?
ある……68%
ない……32%
※有効回答数378件
なんと3人に2人以上、約70%の女性が、着られる洋服がないと悩むと答えました。
たしかに、若いころに買った洋服が今は似合わなくなってしまったり、どんなコーデにすればいいのかわからなくなってしまったりすることはありますよね。
着られる服がないと悩む理由
着られる服がないと悩む女性たちにその理由を聞いてみました。
若いころの服が似合わない!
・「若いころの服は似合わないし、しかも古くさく見える」(32歳/食品・飲料/その他)
・「デザインと年齢の具合がうまくかみ合わない」(30歳/その他/事務系専門職)
・「引き出しに入らないくらいに服はあるのに、着まわせなかったり若すぎて着られないものが多い」(32歳/その他/その他)
服はあるのに合わせ方がわからない
・「安いからとセットで購入したりしたけれど、結局、合わせ方や使い道がよくわからず使わないままになる」(30歳/運輸・倉庫/その他)
・「あれにはあれを合わせようと頭で思っても、実際に着てみると合わない気がしてしまい、いろいろ着てみるうちに服がなくなることがよくあります」(34歳/その他/その他)
昔買った服を着る気がしない
・「昔買った服が多いので、デザインが古い気がして着るものがない」(32歳/学校・教育関連/専門職)
・「一度も着ていない洋服でも購入したときの気分と今の気分がちがい、魅力を感じなくなる」(34歳/機械・精密機器/その他)
年齢を重ねることで、昔似合っていた服も似合わない気がしたりするものかもしれません。
服はたくさん持っているのに合わせ方がわからないという声が多数聞かれました。買ったものの着こなせず、ほとんど着なかった服がたくさんある人も多いようです。
ほとんど着ていない服って、捨てられないものですよね。
買ったはいいけどなぜか着なかった服……。その原因は?
クローゼットにはたくさんの服が詰まっているはずなのに、ふだんよく着ている服のバリエはほんのわずか……。
「なぜ?」と思い、クローゼットの中を整理してみると、その奥には、ショッピング中に販売員に勧められてとりあえず買ってみたり、モデルが素敵に着こなしている姿に影響を受け、つい衝動買いをしてしまった服がズラリ。
20代は、たとえ自分に似合わない服でも若さでカバーして着こなせることもありますが、30代になり、外見(体型)が変わってくると、そもそも自分に似合う服でないと上手に着られなくなるんです。
そこで、アラサー女性は似合う服をどのように選ぶといいのか、そのコツについて見ていきましょう。
似合う洋服を選ぶコツ! アラサーコーデの掟
クローゼットはパンパンなのに、着られる服がないのは、服の選び方をわかっていないからです。
続いては、アラサー女性が似合う洋服を選ぶコツについて紹介します。
今から挙げる4つの掟さえ守れば、もうタンスの肥やしは増やしません!
(1)デザインよりも相性重視。自分の性格や好みと合う洋服を選ぼう
似合う洋服のジャンルを見つけるとき、一番重要視すべきなのは、体型などの外見ではなく、性格や好みなどの内面です。
自分がどんな個性を持っていて、どんな洋服が自分らしいのか、内面に目を向けて、外見に取り入れることができれば自然とオシャレになっていきます。
たとえば、かわいらしい個性を持っている方はかわいらしいものが似合うし、大人っぽいカッコよさがある人はやっぱりカッコいいコーディネートがサマになります。
「私、そもそもどっちの系統かわからない……」と悩む場合は、家族や恋人、友人・知人にジャッジしてもらうのも手。
洋服を購入するときは、デザインの素敵さにとらわれるより、自分自身との相性を見極めて購入するのがベターです。
(2)異なるジャンルは失敗しがち! 同じジャンルの洋服を組み合わせよう
ワンピースやオールインワンなど単体でコーデが決まるものを除いて、基本的にコーディネートは一着の服では完成せず、いろんな服を組み合わせて形にするもの。
このコーディネートを組むとき、見落としがちなのが洋服同士の相性。
一概にブランド同士の相性で語ることは難しいものの、各ブランドのテイストがあまりに異なる場合、その組み合わせによって統一性やバランスがとれずコーディネートがうまくいかないことが出てきがち。
たとえば、トップスはカッコいいテイストの服で、ボトムがかわいらしいテイストの服だと、ごちゃついてよくわからないコーディネートに。
この事例は一見極端に見えるかもしれませんが、実は普段の洋服選びでも程度の差はあれどよく見かける現象です。
Instagramやコーディネートアプリで「いいな」と思ったアイテムがかわいくて購入するも、自分の手持ちの服に組み合わせてみるとチグハグになったり、洋服はたくさんあるはずなのにうまくコーディネートが組めない、なんて思うときは、この洋服同士の相性がそもそもよくない可能性が高い。
ファッションブランドにはハイからローまで幅広くいろんな種類のアイテムがあるけれど、ハイブランドだからといって相性の悪い服を組み合わせてしまっては、せっかくの高価な服も本領を発揮できずに終わってしまいます。
逆に洋服同士の相性がよければ、ユニクロやジーユーなどのファストファッションだってもちろんおしゃれに着こなせます。
(3)同じブランドでコーディネートを組むと失敗しにくい
基本的に同じブランドの洋服を組み合わせるほうがコーディネートしやすい傾向があります。
これは、それぞれのブランドがシーズンごとにコンセプトを決めて、そのコンセプトに合わせて洋服をデザインしているからです。
また、同じ女性誌でよく紹介されるブランドなど系統の近いブランド同士も、比較的対象年齢や系統が近いことが多く、コーディネートも組みやすいので、参考にしてみましょう。
(4)コーディネートの中和には、グレーが大活躍!
コーディネートを組むときに何かと使えるのはグレーのアイテム。
色彩学的にも、グレーは強い色を抑える効果があり、コーディネートのバランスを保つのに一役買ってくれます。
派手な色柄のアイテムにトライする場合は、合わせるアイテムの色として頼もしい色です。
また、ストライプの柄は爽やかな印象に、ドットはかわいらしい印象に仕上がるので、コーディネートのテーマに沿って、意識してそれらの要素を取り入れるとバランスが整いますよ。
購入するアイテムの色選びに悩んだらグレーも候補に入れてみてください。
「似合う」を意識したファッションで、毎日を楽しもう
若いころとちがって、年齢を重ねると、自分の内面を意識して似合う服選びをすることがより重要になってきます。
自分の個性を認め、ファッションで内面を堂々と表現することで、おしゃれに見せられるんです。
ぜひアラサーコーデのコツを意識して、素敵なファッションで毎日を楽しみましょう。
(文・監修:三村愛、編集:木原悠紀子、イラスト:やよい)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年8月29日~8月30日
調査人数:378人(30~34歳の女性)