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上手なアイブロウの使い方とは? 美人眉の書き方&整え方

西田美穂(カラーアナリスト/美容研究家)

顔のパーツの中で、印象を大きく変えるポイントとなる眉毛。でもアイブロウって、眉のカーブを書いたり左右対称にするのがなかなか難しいですよね。そこで今回は初心者でも美人眉が書ける上手なアイブロウの使い方を、美容研究家の西田美穂さんに教えてもらいました。

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ナチュラル眉を書く方法

まず、自分の眉を生かしたナチュラル眉を書くためには、基盤となる眉毛を整えて自然に見える形を作るのがポイントとなります。そこでナチュラル眉の書き方と、眉毛の整え方を教えてもらいました。

眉毛の基本の3点を決める

まずは、眉毛を抜いたりそったりするのを一旦止めて、ちょっと生やした状態に戻しましょう。そして、眉を書く前に、「眉頭」「眉山」「眉尻」基本の3点を決めます。

(1)「眉頭」の位置:目頭の垂直線上に設定

(2)「眉尻」の位置:小鼻と目尻を結ぶラインの延長線上で、高さは眉頭の下ライン(生え始め)から水平な延長線上、その交点に設定

(3)「眉山」の位置:黒目の端と目尻の垂直線上の間に設定

ナチュラル眉を書くコツ

アイブロウペンシルで、眉頭から眉山に向かって、上下の太さを平行にしたフレームを書きます。

次に眉山から眉尻のラインを書きます。眉尻に点を決めて、そこに収束するようになだらかに。後でボカすことも修正することもできるので、最初から完璧に書こうとしなくて大丈夫です。

さらにアイブロウパウダーで書いたフレームの中を埋めていき、スクリューブラシで眉頭を上方向へとかして余計な線をぼかします。このとき、濃く書いてしまったところも同様にぼかします。眉尻のラインがぼやけていたら、綿棒で拭き取って整えるとすっきりします。

眉毛の整え方

眉毛を整えるのは、アウトラインを書いた後がオススメです。コームで眉全体に流れをつけます。眉頭は上方向へ、眉山~眉尻間は眉尻にまとめるようにとかします。その状態で、はみ出している毛のみカットします。毛抜きで抜くのは眉頭と眉尻の下にしましょう。

毛量がある方は、まずコームで眉頭の毛を上に向けて押さえて、眉頭上から出た毛をカットします。眉頭から指1本分移動し眉山に向かってコームで押さえ、また上から出た毛をカットします。眉頭~眉尻は下に向けてコームで押さえて、はみ出した毛をカットします。

グラデーション眉を書く方法

次に、上手なグラデーション眉の書き方を教えてもらいました。

 

グラデーション眉は、濃い色・薄い色を上手に活用

グラデーション眉は、アイブロウパウダーなどでセットになっている濃淡3色を上手に活用します。

シュッと見せたい眉尻には、最も濃い色をラインブラシで書きます。眉山~眉頭は中間の色と最も薄い色をブラシに取って、ふんわりと色をのせていきます。眉頭を薄くすることが最大のポイントとなるので、パウダーを取った直後の粉たっぷりのブラシで、眉頭を触らないよう注意しましょう。眉頭は他の部分を書いた後に、最後に軽くなぞる程度で十分です。

最後にスクリューブラシで眉頭だけ上方向へといて、なじませます。毛量がある方は、眉マスカラを毛流れに沿ってのせたら、自然なグラデーション眉の完成です。

アーチ眉を書く方法

トレンドのアーチ眉ですが、アーチ部分には注意点がいくつかあります。初心者でも失敗しない、アーチ眉の書き方を教えてもらいました。

アーチ眉を書くコツ

自然に見えるアーチの角度は目の形に合わせることと、目の上辺のカーブと平行にすることです。そこを意識しながら、眉頭から眉山、眉尻の下のラインをペンシルで薄く取っていきます。

パウダーをブラシに取り、眉頭の上部には触らず、眉頭中央部から眉山方向にのせていきます。眉頭の上部はそのままに3分の2の幅だけのせることで、緩やかなアーチ感を出しやすくなります。

眉山は黒目の上あたりに、ごくゆるい円弧をのせるイメージです。角を作るというよりは、眉全体がゆるやかな円弧になるよう意識します。

眉尻は、下の円弧ラインと上の円弧ラインを収束させるよう、先細りに仕上げます。眉尻がぼんやりするとやぼったくなるので、綿棒などでしっかりとラインを整えます。

左右対称にするポイント

鏡で真正面から顔を見て、まっすぐなもの(定規やペンシル状のものなど)を眉上に当ててみましょう。正面の顔を写真に撮ってみるのも、わかりやすくていいですね。

眉頭と眉山の「上ライン」の高さを近づけると、左右対象に見えてきます。比べて低いほうを1mm上に書く、高いほうを1mm下に書く、そんなふうに意識して書くと整って見えます。

眉マスカラ使い方のポイント

最後の仕上げとして、眉マスカラでキレイに整えたら完成です。まず、つける前に余分なマスカラ液をティッシュオフします。ブラシにダマなどがついた不均一な状態で眉毛に塗ると、ぼてっとついてしまいます。濃くつくと眉毛だけでなく地肌にもついて、立体感が損なわれます。先に均一にしておき、適量を塗ることが重要です。

塗り方は眉毛の流れに逆らって、つまり眉尻から眉山方向へとくるように塗ると、眉毛の裏側に1本1本にしっかり着色します。そのまま、マスカラ液をつけ足さず、今度は本来の流れに沿って眉頭から眉尻へ向かって流れを整えるように眉毛の表面を塗ります。特に、眉頭は下から上へ向けて立ち上げておくと、立体感が出て自然な仕上がりになります。

「上手なアイブロウの使い方とは?」のまとめ

眉毛の整え方から、さまざまなタイプのアイブロウの書き方を教えていただきました。カーブの角度次第で印象が変わってしまう眉ですが、毎日続けることで慣れてくると思います。アイブロウの書き方に自信がついたら、カラーを変えて遊んでみるのもいいかもしれませんね。

(監修:西田美穂)

※画像はイメージです。

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