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【真夜中のKISSマンガ】第7回『ヒロイン失格』の消毒チュー

和久井香菜子

少女マンガ攻略・解析室室長の和久井香菜子が、真夜中に読みたいキスシーンをご紹介。ベッドの中で胸キュンが止まらない“とっておきのキスシーン”って? 金曜午後10時、甘くて切ない秘密の時間がおとずれる。

こんにちは、少女マンガマイスターの和久井香菜子です。

最近思うんですよ、自分は自分の人生のヒロインだけど、他人にとっては脇役なんだよねって。だから、いつでもどこでも自分の話しかしない人とか、他人の話に興味がないヒロイン気取りの人は、結局まわりから大事にされないんだなって。

(C)幸田もも子/集英社マーガレットコミックス

今夜のKISSマンガ『ヒロイン失格』

『ヒロイン失格』は、そんな現実を女子高生の主人公・はとりが教えてくれる、だけどめっちゃ笑える物語です。説教要素満々なのに、ぜんぜん堅苦しくないところが読みやすくて楽しいですね。

そうそう、桐谷美玲ちゃんと山崎賢人くん、坂口健太郎くんで実写化していましたが、桐谷美玲ちゃんの変顔がめちゃくちゃ体当たりでよかったです。
※「山崎」の「崎」は、たつさき

「ヒロインは自分」勘違い炸裂のはとり

序盤、はとりは幼なじみの利太に夢中。「自分こそが彼の恋人にふさわしい」と思い、なんやかんや(←ここが見どころです)しでかします。一方の利太は別の女子とつきあい始めます。それでも利太のことを諦めないはとり。当たって、砕けて、傷ついて……。

それでも振り向いてもらえないとき、突如現れたイケメンこそが弘光くん。
イケメンが自分のことを好きで、利太とのことも理解してくれて、ちゃんと向かい合ってくれたら、もう断る理由がひとつもないですよ。こうして2人は付き合うことになります。

さあ、来た! ここからグイグイ読者の妄想モードをかき立てます。

そうこうするうちに(←ここも見どころです)、利太ははとりに対する気持ちに気づき、告白してきます。そして無理チュー。ギャーッ!

そこに出くわした弘光くん、利太と言い合いになります。世に言うシュラバです。

昭和生まれの和久井の頭には、
「♪ケンカをやめて~、二人を止めて~」と竹内まりやが歌い出します。

自分を取り合って男がケンカ……。夢のようなシチュエーションですね!

2人の男を同時に惹きつけるだなんて、女冥利に尽きるじゃないですか。こんなふうに「何がなんでもお前が欲しい!」とか言われてみたい。しかも、どっちも自分が好きな男ですよ? もう、どっちだっていいですよね! より自分を好きなほうを選べばいいんですもん。

弘光くんの消毒チューにドキドキが止まらない

そして弘光くんは、はとりの様子がおかしいことに気づいて「何かされた?」と聞くんです。答えられないはとり。そして……。

はとりの後頭部をがっしと掴んでキスしたあと、言うんです。「消毒」と……。作中でキスされたはとりは鼻血を出していますが、読んでるこっちも鼻血ものですよ。これって、はとりを通した利太と弘光くんの間接キスじゃないかと思っちゃいますが、そんな細かいこと気にしない弘光くんがステキ。

これが世の女性を震撼させた“消毒チュー”です。覚えておきましょう。

そのあと弘光くんは、「あ~~~~~新年早々ムカツクー」「いーよ。はとりちゃんのせいじゃないし」と、はとりの頭を抱えながらぼやきます。え、はとりのせいじゃないの? 弘光くん、心広すぎでしょう、高校生のくせに! しかもこの、キス後のスキンシップもステキ。男性にはぜひ、行為のあとのスキンシップを心がけていただきたいものです。

ちなみに利太の場合は、はとりの頬を手のひらで押さえてキスしてます。こういう拘束感と肌のふれあいってめちゃくちゃ萌えますよね。みなさん、ぜひとも彼氏や男友だちに「キスの時は手を添えること!」と教育しませんか。キス時手ぶら禁止運動です。会を結成したら会長やります。

ネーミングの妙に萌え

というわけで、2人の男子に取り合いされながらの消毒チュー。消毒ってのがいいですよね、マーキングとかじゃなくて。こんなふうに男性から追い求められることを希望しつつ、さて今夜もキュンキュンするかな……。

(文:和久井香菜子、イラスト:菜々子)

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