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元彼が結婚した! ショックや悔しさを感じる理由とは?

織田隼人(心理コーディネーター)

ファナティック

元彼が結婚したことを知ったとき、祝福したい気持ちよりも、なぜかショックを受けてしまう女性も多いのではないでしょうか? 未練があるわけではないのに、どうしてダメージを感じるのか不思議ですよね。今回は、元彼が結婚したとき「女性がショックや悔しさを感じる理由」をご紹介します。

元彼の結婚

<目次>

「元彼の結婚」に関する女性心理を調査!

別れた元彼の動向を、いつまでも気にしてしまう女性は多いでしょう。もしも元彼が結婚してしまい、それを知ったとき、女性たちはどう思うのでしょうか?

「元彼の結婚」にダメージを受けたことのある女性は約4割!

まずは、元彼の結婚を知ったことのある女性たちに、その際にダメージ(ショック・悔しさ・後悔など)を受けたかどうかを聞いてみました。

Q.あなたは元彼の結婚を知って、何かしらのダメージ(ショック、悔しさ、後悔など)を受けたことがありますか?
%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3ある……40.6%
ない……59.4%

「ある」と答えた女性は、約4割。具体的にどのようなダメージを受けたのでしょうか?

女性が「元彼の結婚」で感じたダメージとは?

元彼の結婚を知ったときに感じたメージを、女性のみなさんにくわしく聞いてみました。

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自分より先に結婚したことに対する悔しさ

・「自分はまだ独身で彼氏もいないのに、向こうは彼女と結婚して幸せそう」(33歳/不動産/事務系専門職)

・「自分は結婚してないのに、悔しいと思う」(32歳/その他/その他)

「私より先に結婚したのが悔しい」と感じる女性は多そうですね。自分のほうが先に幸せになりたかった、と思っているのでしょう。

ほかの女性と幸せになることに対する腹ただしさ

・「腹が立った。私にひどいことをしておきながら、自分は幸せになるなんて許せない」(33歳/医療・福祉/その他)

・「私のときは結婚話を渋っていたくせに! とイライラする」(28歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)

自分とはうまくいかずに別れたのに、ほかの女性とは結婚までいったことに、怒りを覚える女性もいるようです。素直に祝福はできないようですね。

もう手に入らないことに対する寂しさ

・「私以外の人を結婚するくらい好きになって、その人との人生を歩んでいくんだなと思うと、もう手に入らなくて寂しい」(34歳/その他/販売職・サービス系)

・「いつかお互いに彼氏・彼女ができなかったら結婚しようと言っていたのに、先に結婚してしまって寂しかった」(26歳/学校・教育関連/その他)

結婚してしまったら、もう彼はほかの女性のもの。今後手に入ることがないのだと思うと、寂しさを感じる人もいるようですね。

なんとなく複雑

・「別に、その人が好きとか付き合いたいとか結婚したいとかいう感情は一切ないけど、心にグサッとくる何かがある」(27歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)

・「未練はなくても、自分以外の人と家庭を築いているのは、何かしらモヤモヤすると思う」(31歳/医療・福祉/専門職)

・「それを知ったとき、自分もすでに結婚していたが、一番好きになった人だったからなぜかショックだった」(29歳/アパレル・繊維/営業職)

別れた男性が結婚したと聞くと、何かもやもたした気持ちになってしまうこともあるようです。うらやましいのか悔しいのか、なんとも言えない感情のようですね。

元彼との別れ方や、別れたあとの関係性などによっても、何を感じるかは人それぞれのよう。多くの女性が「なぜかよくわからないけど複雑」という、曖昧な気持ちを抱えているようですが、具体的にはどのような心理状態なのでしょうか?

専門家に聞いた! 「元彼の結婚」でダメージを受けるのはなぜ?

男女の心理のちがいにくわしい、心理コーディネーターの織田隼人さんに、女性が「元彼の結婚」を知ってダメージを受ける理由を聞いてみました。

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「自分が一番ではない」と気づくから

元彼とはいえ、彼はもともと好きで付き合っていた人ですよね。そして付き合っていたときは、自分が一番彼に愛されていたはず。元彼に彼女ができたとしても、昔は自分が一番だったという事実は変わらない。しかし結婚となると、「これまでとは格のちがう一番の彼女が現れた」と感じるからでしょう。自分が本当の一番じゃなかったんだ、と気づいてショックを受けます。

「元彼を幸せにした人」が現れたから

結婚には「幸せ」というイメージがついてきます。他人が結婚した話を聞くと、仲睦まじい姿を想像するものです。そして、元彼が結婚したとなると、自分が幸せにできなくて別れた元彼を「幸せにした人物」が現れたということになります。「自分が幸せにできなかった人を幸せにしてあげられている」「自分がたどり着けなかったところにたどり着いた人がいる」ということに、ショックを受けるのです。

元彼に「不幸になれ」と考えたことがある

別れた相手なので、そのときに「私と別れたあと、不幸になってしまえ!」と考えたことのある人もショックを受けやすいです。しかし、結婚は幸せの象徴なので、幸せな元彼の話を聞くと、「不幸になれ!」と思っていた自分の望みを真っ向から否定されたことになり、ショックを受けてしまいます。

元彼の結婚でダメージを受けるとき、このような女性心理が働いているようです。一体どうすれば、このショックから立ち直れるのでしょうか?

専門家に聞いた! 「元彼の結婚」によるダメージから立ち直る方法

心理コーディネーターの織田隼人さんに、「元彼の結婚」を知ったときに感じたダメージから、どうにか立ち直る方法を聞いてみました。

女性

「自分の生き方」を自分の意思で決める

元彼の結婚でショックを受ける人は、自分が他人にどう見られているのかを気にするタイプの人が多いです。自分がどう見られているかよりも、「自分がどうやって生きていきたいか」「自分が幸せになるには、どう動けばいいのか」と、自分の人生を主体的に“自分の意思”で生きていくようにすると、元彼の人生はあまり気にならなくなります。

「幸せになれ!」と願ってあげる

すでに解説しましたが、少なからず「元彼に不幸になってほしい」という思いがあると、ショックを受けやすいです。その思いを打ち消すためにも、元彼に対して「幸せになれ!」という風に考えるようにすると、少し気持ちが晴れます。

自分自身が人の幸せを享受できる心の余裕もできますし、なにより相手の幸せをそのまま受け止めることができるので、そのうち元彼が幸せな話を聞いてもショックを感じなくなっていきます。元彼の不幸を望み続けると、元彼の子どもが生まれたときなどにさらにショックを受けてしまうので、これを機に考え方を一新させましょう。

自分も幸せになるよう努力する

一番いいのは、元彼に負けないくらい自分が幸せになることです。自分もどんどん幸せになると、元彼の結婚で受けたショックもどんどん軽減されていきます。幸せな人は、どんどんまわりに幸せのおすそわけをするもの。不幸な人は、まわりをどんどん不幸に巻き込もうとするものです。元彼を不幸に巻き込むことはできない状態になったので、自分が幸せになっていくことで幸せのおすそわけをするようにすると、人の不幸はかわいそうと同情でき、そして人の幸せは素直に「よかったね」と言えるようになります。

元彼の結婚でダメージを受けたときは、このような対処法が効果的なようです。少しずつ立ち直れるよう、実践してみてくださいね。

まとめ

元彼の結婚を聞いても、素直に祝えないどころか、ショックを受ける女性は多いですよね。未練はなくとも、なんとなく過去の思い出を引きずっていたり、元彼を恨んでいたりする自分に気づくことでしょう。しかし、ショックを受けるばかりでは先に進めませんよね。「自分は元彼よりも幸せになるんだ!」という強い意思を持って、前向きに生きていきましょう。

(監修:織田隼人、文:ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年4月6日~4月7日
調査人数:310人(22~34歳の女性)

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