「別れる理由」に隠された男性の本心とは? 振られたときの対処法
突然彼氏に「別れよう」と言われたらショックですよね。彼が言う「別れの理由」が本当とも限りません。彼女に別れを告げる男性心理、対処法などをご紹介します。
付き合いたてのころは仲がよかったのに、突然「別れよう」なんて言われてしまうことがありますよね。復縁するために、振られた原因を改善しようとする努力する人も多いのではないでしょうか。しかし、男性が告げた理由は本当なのでしょうか? もしかすると、本当の理由ではない可能性も……! この記事では、男性の本音を探るべく、「別れる理由」のほかに、専門家に聞いた「仕事の忙しさを理由に別れる男性の心理」や「別れを告げられたときの対処法」について、ご紹介します。
<目次>
彼氏が彼女と別れる理由とは?
いきなり彼氏から別れを告げられても、すんなり受け入れられないことがありますよね。ハッキリした理由を聞かないと、納得できない女性も多いのではないでしょうか。ここでは男性のアンケート結果から、男性が「別れる理由」について紹介していきます。
・何が原因で別れるの?
男性は、何が原因で彼女と別れたいと思っているのでしょうか。恋人を振ったことがある男性に、振った理由を教えてもらいました。
<ほかに好きな人ができた>
・「ほかに好きな人ができてしまったから」(36歳/自動車関連/技術職)
・「新しく好きな人ができた」(36歳/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
<相手が冷めていたから>
・「相手が冷めていると気づいたから」(28歳/医療・福祉/専門職)
・「自分に対しての興味がなくなっていたと思ったから」(26歳/その他/その他)
<性格の不一致>
・「性格的に全然合わなかったので」(26歳/電機/技術職)
・「性格の不一致、価値観のちがいが判明したから」(33歳/団体・公益法人・官公庁/販売職・サービス系)
<価値観のちがい>
・「価値観のちがい、こちらはもっと行動的にしたかったが、相手はちがった」(38歳/商社・卸/事務系専門職)
・「価値観のちがいが大きすぎた」(39歳/建設・土木/技術職)
いろいろな理由で、彼女のことを振った男性がいるようです。ただ、相手のことが嫌いになって別れを選ぶ男性は少ないようですね。
・仕事を理由にする男性の心理って?
仕事を理由に別れる男性がいますが、その心理とは? 心理コーディネーター・織田隼人さんに解説してもらいました。
仕事が忙しいという理由で男性が別れる場合、本心では「彼女が面倒になったから別れる」ということが多いです。どういうことかというと、仕事で忙しいとき、男性としては応援してもらえるとうれしいものです。また、応援は無理でも、仕事に集中するために、できれば足を引っ張ってもらいたくないわけです。しかし女性としては、仕事が理由で会えないとなると、「寂しい」と伝えてみたり、会えないとなると「私のことが好きじゃないから会えないの?」と考えたりします。こうなると、男性としては彼女をフォローする必要があるので、仕事で忙しい大変なときに、「彼女のフォローまでしなければいけない、大変だ、疲れる」と感じることになってしまいます。なので、仕事を理由に別れる男性は、仕事が忙しい中でさらに「彼女が面倒になった」ので、「別れたくなる」というケースが多いです。また、面倒になったとは彼女に言えないので、「仕事が忙しくなったので別れたい」という言い方になります。
別れの理由は嘘かもしれない?
男性のアンケート結果から、男性が別れるときに嘘の理由を伝えた割合や実際に伝えた嘘の理由、嘘をつく男性の心理を紹介していきます。
・別れの理由は嘘?
男性が別れたいといってきたとき、その理由が真実ではないこともあるもの。別れを告げるとき、嘘の理由を伝えたことがあるか、男性に話を聞いてみました。
Q.別れを告げるとき、嘘の理由を伝えたことはありますか?
・ある(50.5%)
・ない(49.5%)
※有効回答数200件。
半数以上の男性が、別れるときに嘘をついた経験があるようです。では、どのような理由で嘘をついたのでしょうか?
・実際に別れるときに言った「嘘の理由」
実際に男性が別れるときに、どんな嘘をついたのか、嘘の理由を告げたことのある男性に教えてもらいました。
<ほかに好きな人ができた>
・「ほかに好きな人ができたと嘘をついた」(27歳/情報・IT/事務系専門職)
・「好きな人ができたなどあきらめるようにしてもらう」(30歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
<仕事が忙しくなる>
・「仕事が忙しくなって、仕事に集中したいと言った」(38歳/商社・卸/事務系専門職)
・「仕事が忙しくもないのに、仕事が忙しくなると言って別れた」(34歳/その他/販売職・サービス系)
<好きじゃなくなった>
・「ほかに好きな人ができて、『あなたに対する気持ちが減った』と言った」(32歳/医療・福祉/その他)
<勉強に集中したい>
・「勉強に集中したい」(39歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「勉強がんばるから」(29歳/医療・福祉/専門職)
<友だちになろう>
・「友だちになろうと嘘をついた」(39歳/運輸・倉庫/その他)
・「友だちでいようって言ったこと」(22歳/自動車関連/その他)
本当の別れの理由を伝えると、彼女が逆上してしまうことがありますよね。早く別れたい一心で、嘘をついてしまうのではないでしょうか。
・男性が嘘をつく理由とは?
正直に別れの理由を言えばいいのに、なぜ男性は嘘をついてしまうのでしょう。本当の理由を伝えず、嘘の理由を伝えたことについて、男性に聞いてみました。
<相手を傷つけたくなかった>
・「相手をできるだけ傷つけたくなかったから」(27歳/その他/その他)
・「相手を傷つけないためと思って当時はそんな嘘を言ってしまったが、自分が幼いだけだった」(39歳/その他/その他)
<別れづらくなるから>
・「本当のことを言えば相手ががんばったりして余計に別れにくくなるから!」(27歳/その他/経営・コンサルタント系)
・「本当のことを伝えても、別れてくれなかったから」(26歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
<相手が立ち直るため>
・「相手が立ち直りやすく、離れやすくするため」(39歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「本当の理由を伝えたら、立ち直れないと思った」(37歳/その他/その他)
<嫌いになってほしかった>
・「自分のことを嫌いになってもらい、変に未練を残したくなかった」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「嫌われて別れたほうが相手が次の恋愛をできるかなと思って」(33歳/建設・土木/技術職)
<諦めてもらうために>
・「復縁を求められてもこまるから、絶対諦めてもらえる内容だと思って」(36歳/自動車関連/技術職)
・「本当の理由だと諦めてくれないと感じたから」(37歳/金融・証券/営業職)
身勝手な理由で嘘をつく人もいますが、大半の人は、彼女の先のことを考えて嘘をついているようです。下手にやさしいこと言われて、未練たっぷりで次の恋愛ができないより、もう可能性がないことをハッキリ言ってもらったほうが、女性としても助かるのではないでしょうか。
【理由別】別れを告げられたときの対処法
彼氏から別れを告げられたときの対処法について、心理コーディネーター・織田隼人さんからアドバイスをもらいました。
理由1)ほかに好きな人ができた
ほかに好きな人がいるので、引き留めても彼の気持ちはすぐには変わりません。
あまりスマートな方法ではありませんが、「1カ月だけ両方と付き合ってみて判断してほしい」と言うと、彼にとっては都合のいい状態にあるので、一時的に付き合いの継続ができることがあります。ただし、都合のいい女性に成り下がってしまうことが多いので、彼の気持ちを惹きつけて、新しい彼女に勝つ必要があります。1カ月間で、自分の意識を切り替えて「彼を幸せにする」「自分もいっぱい楽しむ」ことを意識しましょう。
理由2)価値観の不一致
すでに価値観の不一致になっている部分が何か気づいていると思うので、そこを修正できるかどうかを自分自身に問いかけてみてください。変化できそうなら「私は変わる」と彼に伝えて、1カ月様子を見てもらいましょう。その1カ月で変化を見せつけられれば、付き合いの継続が可能なことが多いです。
理由3)彼女が浮気
女性のほうに非があるので、別れを回避するのは非常に難しいです。泣いて謝って、許してもらえるようにお願いするのが1番いい方法です。また彼には、代償として「1回だけ浮気をしても、私は文句を言いません」と伝えましょう。もちろん、これだけで許してもらえることは少ないですが、許してもらえるケースもあるので、その場合は付き合いを継続できることがあります。
理由4)彼女との結婚が考えられない
女性が彼に結婚を迫ったとき、よくある別れ文句です。これは、2人で過ごしているときに「恋人としてなら許せるけど、夫婦としてなら許せない行動」を女性がとっている場合に言われる言葉です。たとえば、彼に対してひどいことを言っていたり、彼の行動を批判していたり、すぐに怒ったりなど、彼からすると「たまに会う彼女なら許せる」けど、「毎日一緒に過ごす相手としてはちょっと無理」という行動をとっている可能性が高いです。もし彼との結婚を望んでいるのであれば、ひとまず結婚は諦めましょう。今のままでは、彼の気持ちが結婚に向くことはありません。なので、結論としては別れたほうがオススメです。
理由5)飽きた・マンネリ
マンネリ状態であっても、2人が楽しければ付き合いが続くものです。まったりとしたカップルも多いので、心配する必要はありません。では、マンネリを理由に別れる場合は何が問題かというと「2人でいても楽しくなくなった・幸せじゃなくなった」からです。恋のトキメキが減っても、2人でまったりと幸せな時間を過ごせるなら、男性も別れを告げることはありません。まず、直前の別れを止めるために「別れたくない!」と強く主張して、場合によっては泣いてしまいましょう。「別れるほうが辛い」ということを彼に知ってもらうことが大事です。その後、上記のように「マンネリでも幸せでいられる何か」をしっかりと作っていくことが必要です。毎日彼に甘えて彼の庇護欲を満たしてあげるのもよし、デートプランを立ててあげて彼を楽しませてあげるもよし。2人の幸せを作っていくことが大切なのです。
まとめ
最後ぐらいは本当のことを言ってほしいと思う女性も多いですよね。とはいえ、本当の理由を聞けば傷ついたり、諦めきれなくなることもあるのではないでしょうか。嘘だとわかりきっていても、あえてそれを受け入れることで、自分自身も先に進めることができるかもしれませんね。
(監修:織田隼人、文:ファナティック)
※画像はイメージです
(※)マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年3月14日~2017年3月15日
調査人数:200人(22~39歳の男性)