既読スルー撲滅! LINEの頻度と内容で男心を操るコツ
好きな男性にLINEを既読スルーされてしまったら悲しいもの。特に付き合う前や付き合いたては、この既読スルーに対して敏感になってしまう女性も多いはずです。
男性に迷惑だと思われないLINEの内容や頻度はどれくらいなのでしょうか。
男性心理に基づいた効果的なLINEの送り方について、ゆうメンタルクリニック総院長の精神科医ゆうきゆう先生に解説しもらいました。
男女のコミュニケーションの取り方の違い
男性と楽しくLINEのやり取りをするためには、まず男性心理を理解することが大切です。精神科医のゆうきゆう先生に、男女のコミュニケーションの取り方の違いについて聞いてみました。
「具体的で簡潔」を好む男性
男性にとってコミュニケーションは、「目的を達成するための手段」であることが多いため、基本的に無駄を嫌う傾向があり、具体的かつ簡潔なやりとりを好みます。
そのため、結論の出ない会話やアドバイスの必要ない相談ごとといった、目的やゴールの見えないやりとりは苦手なのです。男性と会話するときは、用件を簡潔に伝えるようにしましょう。
「共感・共有」を好む女性
一方、女性のコミュニケーションは、主に「共感・共有すること」で互いの親密度を増すというもので、話題や会話に明確な目的意識はなく、結論も必要としません。
女性同士では、その場の雰囲気やノリ、互いのテンションを共有することが大切なのです。
また、女性は言葉の意味や内容よりも、ニュアンスを重視する傾向にあります。そのため、内容を重視する男性とは、うまくコミュニケーションが取れない場合もあるでしょう。
男性心理に基づいたLINEテクニック
男女の間には、コミュニケーションの取り方や目的に違いがあることがわかりました。
それでは付き合う前、片思い中の男性にLINEを送るときは、具体的にどんな内容にすればいいのでしょうか。LINEのテクニックについて、ゆうきゆう先生に教えていただきました。
最初のLINEの送り方
最初のLINEでは「気になっていた」「話してみたかった」という内容を、簡潔に丁寧な言葉で伝えるのがベストです。
メッセージを送るタイミングとしては、LINEの連絡先を交換した「当日の夜」か「翌日」がよいでしょう。
LINEに「これから仲よくしてくれるとうれしい」といった言葉を添えて、短文で1~3通くらいに分割して送ってください。
褒め方
LINEで男性を褒める場合、短文でピンポイントに褒めることが大切です。女性はついシチュエーションや自分の感情を盛り込んでしまいがちですが、 文章が長くなると男性は読みたくなくなってしまいます。
ポイントは、最初に自分の感情を伝えてから「いつ・どこで・なにをしたか」を具体的に伝えることです。
たとえば「○○君って、本当にやさしいよね!」に対して「ありがとう」と返信が来た場合、そこに重ねて「うん! 今日、会社で頑張れって言ってくれて、すごくうれしかった。少し疲れてたから元気が出た。ありがとう!」というような感じで返しましょう。
相談の仕方
LINEで相談を持ちかけるときは、すべてをLINEのやり取りだけで終わらせようとしないでください。説明が長くなりすぎたり、やり取りが長引いたりすると、男性が負担に感じる場合があります。
LINEでは簡単なやりとりだけ済ませて、具体的な相談は電話や直接会ってするのがベストです。また、相談内容についても軽いものにしておきましょう。深刻すぎる相談や、男性の得意分野ではない相談だと、男性がイライラしてしまう可能性があります。
そして、相談が終わったら、必ず相手にお礼を伝えてください。結果的に相手のアドバイス通りに行かなくても、「○○に聞いてもらえたから、すごくホッとした」という言葉を伝えることが大切です。相談しっぱなしにしないようにしましょう。
やり取りで使えるLINEテクニック
このほかにも、男性とのLINEのやり取りで使えるテクニックについて、ゆうき先生のアドバイスをいくつかご紹介します。
(1)即レスしない
即レスする日があってもいいのですが、なるべくランダムに時間差をつけて返信することで、相手の返信に対する期待を高めることができます。
即レス・既読・未読などを上手に使い分けましょう。
(2)途中で切り上げる
会話の途中から、既読をつけずに翌日に持ち越したり、「これから友達と電話するから、明日聞いてもいい?」と言って切り上げたりすることで、次回への期待や意識が高まります。
話の続きが気になる……という状態をキープすることで、相手に自分を意識させることができるのです。
(3)メッセージを真似する
相手がよく使う表現やスタンプなどを真似することで、親近感が生まれやすくなります。
特に方言や独特の言葉遣いなどがある場合は、相手のタイミングや使いどころをよく観察して取り入れてみましょう。
もしそれについて指摘されたら、「一度使ってみたくて(照)」と伝えればOKです。
(4)写真を送ってもらう
男性は小さな頼みごとをされるのが好きな生き物です。
たとえば男性が髪を切ったときは、「見たい!」と言って写真を送ってもらい、それについて褒めたり喜んだりといった反応をしてみましょう。
すると、男性は「もっとお願いを聞いてあげたい」という気持ちになります。
(5)相手の好きなものに興味を持つ
相手の好きな音楽や趣味などについて質問し、興味があることを伝えましょう。同じ趣味を持っていると仲よくなりやすいですし、相手のほうが詳しい場合は「説明することで気分がよくなる」という効果もあります。
相手が語り始めたら「詳しいね」などの共感や褒め言葉を伝えることで、親密度を上げることができるでしょう。
付き合う前の男性との最適なLINEの頻度
好きな男性とLINEのやりとりをするときは、どれくらいの頻度が最適なのでしょうか。女性のみなさんに、片思い中の男性との最適なLINEの頻度について、アンケート調査を行いました。
また、ゆうきゆう先生が教える「適切なLINE頻度」とは?
一般女性が考える最適なLINEの頻度
Q.付き合う前の男性との適切なLINEの頻度って、どれくらいだと思う?(※2)
1位「1日2回以上~3回以下」……31.1%
2位「2~3日に1回」……17.6%
3位「1日1回」……12.6%
4位「1日4回以上~9回以下」……11.8%
5位「1日10回以上」……9.2%
※6位以下省略
3割の女性が「1日2回以上~3回以下」と回答しました。次に「2~3日に1回」「1日1回」という回答が続き、半数以上の女性が最初はスローペースでのLINEが望ましいと考えているようです。1位~3位までの意見について、詳しく見ていきましょう。
1位「1日2回以上~3回以下」
・「気になるからずっとしたいけど、仕事などに支障をきたすから控え目に」(31歳/金融・証券/専門職)
・「おはよう、おやすみなどのあいさつを毎日するくらいにする。あまりプライベートの時間をずっとLINEしてしまうと重たく感じられそうなので」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
本音を言えばもう少しLINEしたいという気持ちはあるものの、相手の仕事の邪魔をすると悪いので、あいさつ程度にしておくという意見。確かに気遣いを見せることは大切ですよね。
2位「2~3日に1回」
・「あまり回数が多いと会ったときに話すことがなくなるので、相手を忘れない程度の回数でいいと思う」(28歳/ソフトウェア/技術職)
・「相手を疲れさせない程度で、『今日は来ないのかな?』って思ってもらえるのが2~3日に1回かなと思う」(28歳/建設・土木/技術職)
LINEはあくまで「会えないときのつなぎ」なので、伝えたいことは会ったときに話せばいいという女性もいました。彼が「そういえば、どうしているのかな」と思い出すくらいのタイミングが「2~3日に1回」だと考えている女性もいるようです。
3位「1日1回」
・「1日1回でも毎日となれば親密度は増すと思うから」(32歳/生保・損保/営業職)
・「無理がなくかつ空きすぎない一番いいペースだと思うから」(27歳/建設・土木/営業職)
毎日連絡は取りたいけど、お互いの負担にならない頻度が「1日1回」だという女性も。1日の回数は少なくても、毎日やり取りが続けば、だんだん新密度もアップしそうですよね。
果たして、男性心理としてはどのLINE頻度が距離を縮めるのに適切なのでしょうか?
男性心理に基づいた最適なLINEの頻度
自分が好きな女性からのLINEなら、毎日でも構わないと感じる男性も多いですが、そうではない女性から毎日LINEが来ると負担に感じてしまう可能性もあります。
まだ相手に脈があるかどうかわからない段階では、相手の興味のある話題や楽しいと感じる内容を送って、「あなたとやり取りすることが楽しい」と感じてもらう必要があります。
ただし、どんなに楽しくてもラリーが長くなると、相手の負担になりかねないので、相手のテンションを見極めて切り上げることも必要です。
したがって、具体的な回数ではなく「相手の温度感に合わせること」が大切。
そして「楽しいうちに引く」ことを意識しましょう。もし、相手の返信がずっと短文だったり、返信が来たり来なかったりするという場合は、相手が乗り気ではない可能性が高いので、一度切り上げて少し時間を置いてから再度LINEをしてみましょう。
既読スルーする男性心理
男性がLINEを既読スルーする場合、脈なしなのでしょうか。既読スルーする男性心理について、一般男性のみなさんの意見と、ゆうきゆう先生の意見を聞いてみました。
一般男性の意見
Q.好きな人からのLINEを既読スルーすることはありますか?(※1)
はい(17.7%)
いいえ(82.3%)
8割以上の男性が、好きな女性からのLINEは既読スルーしないと回答しました。しかし、好きな人のLINEを既読スルーする男性もわずかに存在するようです。
その理由について聞いてみましょう。
・「無視する理由はないけど、仕事中や運転中など返事できないこともあるから」(男性/36歳/警備・メンテナンス/その他)
・「意識しているのがバレないように」(男性/39歳/医療・福祉/専門職)
好きな人からのLINEを既読スルーしてしまう理由としては、返信できない状況だから必然的に既読スルーになってしまうというパターンと、好きなことがバレないよう意識して既読スルーするパターンがあるようです。
既読スルーされたからといって、必ずしも脈なしだとは限らないようですね。
専門家が教える「既読スルーの理由」
既読スルーする男性心理としては、以下のようなものが考えられます。
返さなくていいと思っている
女性から送られてくる、用件らしい用件のない会話や報告に対して、男性は「返信不要」と感じることが少なくありません。
内容を吟味して、男性に「返さなくていい内容」だと思われないようなメッセージを送る必要があるでしょう。
忘れている
返信しようと思ったまま、忘れてしまうパターンです。
特に朝の忙しい時間や勤務中についた既読に多く、仕事や雑事に追われることで返信を忘れてしまい、結果的にスルーしてしまうのです。
相手の余裕がある時間帯を選ぶなど、送るタイミングを調整すると返信が来やすくなります。
後まわしにしている
片手間ではなく、自分に余裕があるときにしっかり返信しようと思って保留にする男性もいます。
この場合「ちゃんと返事をしたい」という気持ちがあるので、ある程度相手に好意があるといえます。
相手の出方を待って、メッセージの長さや内容をチェックしてみると「スルーではなくちゃんと返信したかっただけ」とわかるかもしれません。
興味がない
メッセージを読んだものの、相手と親しくなる気がない、あるいは相手に興味がない場合は残念ながら既読スルーの確率が非常に高くなります。いわゆる「脈なし」の状態です。
LINEの内容に興味がないとしても、もし「脈あり」であれば、男性は何らかのリアクションを返します。
少し時間を置いてから、相手の興味があることに関係したLINEを送るなど、根本的に好感度を上げる努力が必要となるでしょう。
男性心理を理解してLINEを制す!
男性はコミュニケーションを「目的達成のための手段」として考えているため、女性の「共感や共有」を目的としたコミュニケーションを苦手だと感じてしまうようです。
男性にLINEを送るときは、相談ごとや相手の興味のある話題を入れるとよいでしょう。
また、LINEの頻度としては楽しいからといって長々と続けてしまわないことがポイントです。
(監修:ゆうきゆう、文:ファナティック)
※画像はイメージです
(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時2016年1月16日~17日
調査人数:209人(22歳~39歳の男性)
(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時:2016年6月17日~24日
調査人数:119人(22歳~34歳の働く女性)