過去の栄光を自慢する男性心理を調査。うんざりした過去の栄光話・4選
あなたのまわりに、「過去の栄光」にすがっている男性はいませんか?仕事やスポーツ、趣味などで過去に優秀な成績をおさめた経験のある男性にありがちかもしれません。そのような男性心理についてアンケート調査。さらに、男性から「過去の栄光話」を聞かされた女性たちの意見も聞いてみました。
過去の栄光を自慢する男性心理
過去の栄光は今でも鮮やかに心の中に残っているもの。男性も女性もそれは変わらないかもしれません。それを心の中に留めるのではなく、誰かに話し、自慢したくなる心理とはどのようなものなのでしょうか?
男性に聞いた。過去の栄光を自慢したことがある?
実際に、過去の栄光を自慢したことはあるか、男性たちにアンケート調査を行いました。
Q.あなたは自身の過去の栄光を誰かに自慢したことはありますか?
ある……39.1%
ない……60.9%
(※1)有効回答数396件
過去の栄光を自慢したことがある人は、約4割でした。結果としては意外と少ないと感じる方もいるのでは? 自慢したと自覚している人の数になるので、実際はもう少し多いのかもしれません。
男性が過去の栄光にすがる理由とは?
なぜ男性は過去の栄光にすがるのでしょうか? 過去の栄光を自慢した理由や心情を聞いてみました。(※1)
・「お酒の場でもあり、その場の流れで」(33歳/電機/技術職)
・「自分が行ったことの功績を相手に誇示したいから」(35歳/学校・教育関連/その他)
・「相手によく思われたい、次につなげたいという気持ちが強かったから」(38歳/情報/IT技術職/)
・「自分ががんばった成果を伝えたかったから」(34歳/小売店/営業職)
・「周囲のレベルが高いので、自分を大きく見せようとした」(31歳/医薬品・化粧品/技術職)
・「自分をかっこよく見せたかったから」(37歳/運輸・倉庫/経営・コンサルタント系)
・「もろに自慢したわけではないが、仕事をする上でこれまでの実績と経験をふまえて、後輩にアドバイスをしたことがある」(28歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
全体的に「酔った勢いで過去の栄光を自慢してしまう」と回答した男性が多い印象でした。酔ってしまうと気が大きくなるため、その流れや勢いで話してしまいたくなるようです。
また、気になる女性に自分をアピールしたいために過去の栄光話をする男性もいます。自分はこれだけすごかったとアピールしてよく見せたい、すごいと感じてほしい心理が働いているようです。女性でも、気になる相手や好意を持っている相手に対して、一番美しい姿を見てもらいたいと考えるのと同じような心理状態かもしれません。
自分の後輩に、先輩としてすごいと思ってほしいといった回答もありました。後輩にいいところを知ってもらうと、羨望のまなざしや、頼れる先輩として見られるからではないでしょうか。
あなたは過去の栄光にすがる「スポットライト症候群度」? 診断で詳しくチェックします。
過去の栄光自慢に対する女性の本音って?
過去の栄光自慢を聞いている女性の本音も気になりますよね。女性のみなさんは、男性の「過去の栄光話」に対してどう思っているのでしょうか? また「うんざりした過去の栄光話」も聞いてみました。
女性に聞いた。男性の過去の栄光話は好き?
実際に過去の栄光を語る男性に対し、女性のみなさんはどのような気持ちを抱いているのでしょうか。
Q.男性の過去の栄光話を聞くのは好きですか?
はい……16.8%
いいえ……83.2%
(※2)有効回答数380件
女性の約8割が、男性の過去の栄光話を聞くのが好きではないとう結果に。普段から、自慢話が多い人に対してうんざりしてしまうといった回答もありました。酔った勢いでさらっと流せる程度であれば問題ないかもしれませんが、くどくどと話されるのであれば、聞いているほうも疲れてしまうでしょう。
過去の栄光は聞いていて楽しめる内容であればいいのですが、楽しめない、つまらない内容になってしまうと女性は不快になってしまうようです。
うんざりした過去の栄光話・4選
具体的にどんな内容だと、女性は不快になってしまうのでしょうか? 女性が実際に聞いた過去の栄光話の中で、うんざりした栄光話を5つご紹介します。(※2)
昔はワルだった自慢
・「昔はよくやんちゃしていたとか、車で危ないところを走ったというようなことを、すごいと思っている」(30歳/医薬品・化粧品/技術職)
「昔はやんちゃだった」「地元でワルと言われている人にかなりお世話になった」などの、悪い男だった自慢。男性はかっこいいと感じているため話すのかもしれませんが、それに魅力を感じない女性が多いようです。
昔のモテ自慢
・「昔はモテて、女をとっかえひっかえしていた自慢話をされて困った」(30歳/その他/その他)
この手の話をされてしまうと、女性は「昔はそうかもしれないけど、今はどうなの?」と疑問を抱いてしまうことも多いようです。あまり誇張しすぎると「この人、本当にモテていたのかな?」など、疑問を感じてしまいそう。
昔の学歴自慢
・「昔の学歴自慢はとにかく痛いと思う」(31歳/情報・IT/技術職))
その話だけであれば「そうなんだ」で済ませられますが、話の端々に出てくるとうんざりした経験がある人もいるかもしれません。自分が名門校を出たからといって人の話を真っ向から否定したり、「自分は〇〇の出身だから」なんて言われたりしたときにはイラッとしてしまいますよね。
昔の彼女自慢
・「デートのときに、昔の彼女はこんなことしてくれたとか、聞いてもいないのにベラベラしゃべるのでうんざりした」(31歳/小売店/販売職・サービス系)
付き合っている男性から元カノの話をされること自体、女性は嬉しいと感じません。それなのに元カノの自慢話をされると、余計うんざり。男性側からすれば、優越感に浸れる、すごい、かっこいいと思われると感じるのかもしれません。しかし女性からの評価は低いようです。
つまらないと思われているかも? 過去の栄光話はほどほどに
正直なところ、男性の過去の栄光を聞いてもつまらないという女性が多いようです。聞かれたから話すのであれば、そこまで不快にはなりませんが、聞いてもいないのに自慢げに話し出す男性に対しては白けてしまうだけでしょう。
男性だけではなく女性も、過去の栄光を話すときは気をつける必要があります。人の振り見て我が振り直せという言葉もある通り、自分も過去の栄光話で周囲をうんざりさせていないか、一度振り返ってみるといいかもしれません。
(小村由編)
※画像はイメージです
(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年2月9日~2月14日
調査人数:396人(22~39歳の男性)
(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年2月9日~2月13日
調査人数:380人(22~34歳の女性)