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カレーの具材といえば? 定番野菜にマンネリしたときのおすすめレシピ

須賀いづみ(フードデザイナー/フードライター)

カレーは食卓の定番メニューですが、少しマンネリ気味に感じている人も多いのでは? 定番から変わり種の具材のほか、鯖みそ缶を使ったカレーや麻婆豆腐のキーマカレー、根菜を使った和風カレーなど、ちょっと変わったアレンジレシピをあわせて紹介します。

メニューに困ったときはカレー! というように、日々のご飯作りでカレーに助けられている人ってとても多いと思います。しかし、毎回カレールーの箱の裏に書かれているレシピばかりだと飽きてしまいますよね。今回はちょっとした工夫や食材選びでいつもとひと味ちがったカレーに仕上げるコツをご紹介します。

カレーの定番具材とは

カレーといえば、肉、玉ねぎ、じゃがいも、人参の4つが定番ではないでしょうか。肉に関しては、家庭によって牛肉や鶏肉など使う種類が異なりますが、野菜は基本的にこれらが使われます。カレールーのパッケージにもこの4つの具材が記載されている場合がほとんどです。

カレー作りがマンネリしてきたと思うとき試してみたいこと

いつも同じ手順、同じ具材でカレーを作っていると、どうしても飽きてしまいますよね。……それならば、具材や切り方をアレンジしてバリエーションを増やしていきましょう。

切り方を変えてみる?

切り方ひとつでも印象はかなり変わります。実家のカレーがどうだったかによっても、ここは好みが分かれるところではないでしょうか。女性にアンケートで聞いてみました。

Q.カレーの具材はごろっと派? とろとろ派?
ごろっと派……69.0%
とろとろ派……31.0%
※有効回答数170件

食べ応えのあるごろっと派が約7割を占めています。長時間煮込んでとろとろになった具材も捨てがたいですが、やはり、お皿に盛られたときに大きな具材がゴロゴロと見えた方が、テンションが上がりますよね。

ごろっとさせたいときの切り方

ごろっとさせて一番おいしい具材といえば、じゃがいも! 1個のじゃがいもを4等分にするくらいの大きさがベストです。じゃがいもは小さくカットすると溶けてどんどん小さくなってしまいます。少し大きすぎるかな? と、感じるくらいでちょうどいいんです。

具材を変えてみる? おすすめの変わり種具材

いつもと同じような具材を入れて飽きてしまっている人は、以下のような変わり種具材に変えてみてはいかがでしょうか。

豆腐

どんな食材とも相性のいい豆腐は、カレーとの相性もバッチリ! ひき肉と合わせれば、麻婆豆腐のような感覚で食べられます。

大根

食材そのものの味にクセがなく、どんな味も染み込むので大根はカレーにもよく合います。カレーうどんなどにも入っているので、違和感もないはず! レンコンや人参などほかの根菜類と合わせるのがオススメです。

レンコン

カレーにシャキシャキとした食感の具材は一般的にあまり入らないので、レンコンの食感はアクセントになります。こちらもほかの根菜類と合わせてみましょう。

鯖缶

鯖缶とカレーの相性って、実は最高! 丸ごと(汁も)入れるだけなので手間もかからず、味に深みも出て一石二鳥です。きのこ類との相性もいいですよ。

ブロッコリー

普通に入れてもおいしいのですが、オススメなのが素揚げ。ゆでるのではなく、素揚げしたブロッコリーを出来上がったカレーに添えるのがオススメです!

パプリカ

パプリカをはじめとする夏野菜はキーマカレーにするのがオススメです。1cm
角にカットしてひき肉と炒めれば野菜たっぷりで鮮やかなカレーになります。ナス、ズッキーニ、トマトなどを一緒に入れてみましょう。その場合、ナス、ズッキーニの2つは油をよく吸うので先に炒めて、続いてトマト、最後にパプリカを入れるとパプリカの食感を残すことができます。

インドでは豆のカレーがメジャーのように、ひよこ豆、グリーンピース、枝豆など、どんな豆でもカレーとの相性は抜群。少し豆を加えることで食べ応え増すので、ヘルシーに食べられます。

おでん

こちらはちょっと番外編ですが、おでんを作りすぎてしまったとき、すべての具材を少し小さくカットして、だし汁にカレールーを溶かしてみましょう。簡単なうえにおでんも食べきることができてオススメです。練り物も意外とカレーによく合うんです。

マンネリ打破にオススメ! 変わり種具材のカレーレシピ3選

特別な具材はひとつも使わず、普段冷蔵庫によくある食材を使うだけで、いつもとちょっとちがうカレーになります。今回は、なるべく少ない材料で作れる変わり種のカレーレシピをご紹介します。

鯖みそ缶としめじのカレー

材料(2人前)

・ 鯖みそ缶詰 1缶(200g程)
・ しめじ 100g
・ 生姜すりおろし 小さじ1
・ 水 1カップ
・ カレールー 1欠片(約25g)
・ オリーブオイル 大さじ1

作り方

1. しめじは石づきを取ってほぐしておく。
2. 中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、生姜のすりおろしを入れて炒める。香りが立ってきたら、しめじがを入れてしんなりするまで炒める。
3. 鯖みそ缶詰を汁ごと加え、身をほぐしながら炒める。

4. 水を加えて煮立たせ、カレールーを溶かす。

調理のポイント

10分もあれば出来上がる簡単カレー。鯖缶は水煮のタイプを使ってもOKですが、鯖みそ煮缶を使うことでよりコクが出ます。生姜を加えることで、鯖缶の生臭さも解消されます。

麻婆豆腐風キーマカレー

材料(2人前)

・ 木綿豆腐 1丁(300〜400g)
・ 豚ひき肉 120g
・ 玉ねぎ 1/2個
・ ニンニクすりおろし 小さじ1/2
・ 生姜すりおろし 小さじ1
・ 水 1カップ
・ カレールー 2欠片(約50g)
・ オリーブオイル 大さじ1

作り方

1. 豆腐はキッチンペーパーで包み、水を切る(3回程ペーパーを変え、しっかり水切りをしましょう)。玉ねぎはみじん切りにする。
2. 中火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、ニンニクと生姜のすりおろしを入れる。香りが立ってきたら玉ねぎを加えしんなりするまで炒める。
3. 豚ひき肉を加え色が変わってきたら、豆腐を手で崩しながら加え、木べらでさらに崩しながら炒める。

4. 豆腐の水分が飛んできたら、水を加え煮立たせる。カレールーを溶かす。

調理のポイント

豆腐は15〜20分かけてしっかりと水切りをし、豆腐を炒めるときも、水分と飛ばすことを意識しましょう。そうすることで、時間が経って水っぽくなるのを防ぎます。玉ねぎのみじん切り以外、包丁を使わなくていいのもお手軽です。

根菜とだしの和風カレー

材料(2人前)

・ 大根 4cm分(約150g)
・ レンコン 1節(約100g)
・ 人参 1/3本
・ 豚肉切り落とし 100g
・ だし汁 2.5カップ(500cc)
・ カレールー 3欠片(75g)
・ オリーブオイル 大さじ1

作り方

1. 大根は1.5〜2cm角にカット、レンコンは乱切り、人参はイチョウ切り、豚肉は2cm幅くらいにカットする。
2. 大根は竹串が刺さるくらいの柔らかさになるまで下ゆでをする。レンコンは酢水につけておく。
3. 中火で熱した鍋にオリーブオイルをひき、豚肉を炒める。色が変わったら、大根、レンコン、人参を加え油が回るまで炒める。

4. だし汁を加え、煮立たせる。煮立ったら弱火にし、アクを取りながら15分程煮込む。

5. 人参が柔らかくなったら、カレールーを溶かす。

調理のポイント

大根は下ゆですることで味が染みやすくなります。噛んだ瞬間、ジュワッと出汁が染みておいしくなりますよ。レンコンは乱切りにすることで、シャキシャキ感をしっかり残します。だし汁は、今回だしパックを使って用意しましたが、昆布と鰹でとったものでもいいですし、顆粒だしを溶かしたものでも構いません。水の代わりにだし汁を使うことで、うまみが増してカレーうどんを食べているような和風カレーが出来上がります。

カレーのアレンジは無限!どんな具材とも合う

カレーは本当に無限のアレンジができます。意外な食材と思っていても、入れてみるとかなりの確率で、おいしく仕上がります。まずは、冷蔵庫に少し残っている野菜を入れてみることからはじめてみましょう。いつも同じ具材でカレーを作っているのはもったいない! ぜひ自分だけの新しいカレーを作りだしてみてくださいね。

(須賀いづみ)

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答数170件(22歳~34歳の働く女性)

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