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その髪の洗い方正しい? 正しい洗髪方法を毛髪診断士が解説

齊藤あき(美容師・毛髪診断士・美養研究家)

池田園子

みなさんは髪の洗い方に自信がありますか? 昔からやってきたことだからと、とくに意識せず行っている人も少なくないはず。でも、実はそのやり方、間違っているかもしれません。今回は、今さら人に聞くのは恥ずかしいけれど、美髪を手に入れるのに欠かせない「正しい洗髪方法」を、毛髪診断士の齊藤あき先生に伺いました。

 「『髪の毛は毎日洗っています!』という方でも、毛穴に汚れが詰まっていたり、生え際が洗えていなかったり、トリートメントが残っていたりする人は多いですね」と齊藤先生。そもそも洗髪の目的は何でしょうか。

「洗髪の工程で欠かせないのがシャンプーですが、もともとはヒンズー語で“押す”という意味を表すものでした。それが転じて“マッサージ”という意味で使われるようになったのです。髪の毛ではなく頭皮の汚れを落とすことが、洗髪本来の目的といえます」

でも、一日の活動を終えるころになると、髪の毛にも埃やニオイがついて、汚れているはず。髪の毛自体はどう洗えばいいのでしょうか。

「濡れた状態の髪の毛をこすると、摩擦が起きてダメージのもとになります。洗髪前の乾いた状態でのブラッシングや湯洗い、シャンプー中に流れてくる泡で、髪の毛自体の汚れは自然と落ちるのです。髪の毛自体をゴシゴシと洗っている人は少なくありませんが、それは髪の毛が傷むだけなのでやめましょう」

では、正しい洗髪の方法とは?

齋藤先生にステップごとに注意すべきポイントも合わせて教えていただきました。

1.ブラッシングする

洗髪前のケアはかなり大事です。ロングヘアの方はとくにブラッシングして、髪の毛のもつれをほぐしてあげてください。一日が終わるころ、髪の毛は意外と絡まっているもの。そのまま濡らすと絡まりが取れず、洗髪中に指に絡んで抜けてしまうこともあります。

2.湯洗いをする

1分くらいかけて頭皮と髪の毛をていねいにお湯で洗い流します。熱すぎるお湯は乾燥の原因になるので、37〜38度程度のお湯を使ってください。髪の毛を濡らすだけではなく、指を使って頭皮にしっかり水分を含ませましょう。実は湯洗いだけで髪の毛の汚れはかなり落ちます。

3.シャンプーで洗う

500円玉大くらいのシャンプーを手に取って、すぐに頭皮につけるのではなく、まず水で薄めて泡立てます。洗顔するのと同じイメージですね。それを前頭部・側頭部・後頭部など5箇所くらいにポンポンとつけて、頭全体になじませてから、ポイントごとに下から上に向かって洗い上げます。髪の毛は上から下に向かって生えているので、逆方向から洗うほうが汚れが落ちやすくなりますよ。このときに注意したいのは、爪を立てたり、こすったりするのではなく、指の腹を頭皮に密着させて、小刻みに動かしてあげること。とくに頭頂部は洗い残しやすく、皮脂が詰まりやすい場所なので、指を交差させてじぐざぐ洗うイメージです。

4.シャンプーを洗い流す

洗い流しが足りない人は多いです。とくにシャンプー後につけたトリートメントが残っているケースは少なくありません。シャンプーもトリートメントも洗い流すときには、シャンプーと同じくらい時間をかけて、念入りに洗い流してください。とくに襟足のあたりはトリートメントなどが残りやすいので、髪の毛をかきわけてていねいに流しましょう。

まとめ

美髪を手に入れるには、毎日正しく洗髪することが欠かせません。今日から早速意識してみてくださいね。

(池田園子)

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