お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

タイガーだけではない、北欧の人気雑貨5ブランド「ブラフレ」「クレッメルフーセ」

ノルウェーのオスロにあるショップ&カフェとなっている「ブラフレ・カフェバー」(Photo:Asaki Abumi)

「北欧の100円ショップ」と話題のデンマーク発の「タイガー」以外にも、日本ではまだまだ知られていない、かわいい北欧雑貨ブランドはたくさんあります。北欧雑貨の特徴は、まずそのカラフルな色使い。日照時間が短い冬には屋内で過ごす時間が多いため、室内を少しでも明るくしようと、「マリメッコ」のような元気な明るい色とデザインが好まれてきました。

【「文房具」は好きですか?「はい39.9%」―「カドケシを初めて見たときはテンションが上がった」】

対照的に、シンプルで落ち着いた配色で、北欧の田舎を訪れたときのような、木製家具中心のカントリー風インテリアも人気があります。最近はインドからインスピレーションを受けたブランドも多く、蓮の花のキャンドルや大仏の置物、インド風カーテンもノルウェーでは大好評。

そして、アーティストやデザイナーが遊び心満載で作るデザイン雑貨も見逃せません。今回は、ノルウェーを中心とする5つの北欧ブランドをご紹介します。

【注目の北欧ブランド】

1.ノルウェー発! 遊び心満載の「ブラフレ」

「ブラフレ/Blafre」はノルウェー人女性デザイナーであるイングリ・エロイ・ファーゲルヴィークさんが、愛娘の誕生をきっかけに2005年にオスロで立ち上げたブランド。ヴィヴィットな色使いが印象的で、フクロウやゾウの動物キャラクターがにっこりと微笑みかけてきます。

ノルウェーでは特に、カバン型のお弁当箱が幼稚園や保育園に通う子どもから大人気。旅行者もアクセスできるオスロのエーケベルグ地区には、ショップとオフィスも兼ねるカフェを営業中で、週末にはたくさんのファミリーが訪れます。

「ノルウェーでは子ども向けブランドなのですが、日本では大人の女性からも好評を得ているようで嬉しいです」(ファーゲールヴィーク)

2.ノルウェー発のデザイン文房具「ダーリン・クレメンタイン」

日本でも発売されている「ダーリン・クレメンタイン/Darling Clementine」。2人のノルウェー人女性デザイナーが2006年にオスロで立ち上げたデザイン・スタジオです。ノルウェーの豊かな自然からインスピレーションを受けて、樹木や動物が優しいタッチで描かれています。

2013年にノルウェー・オスロで開催されたデザイン展の特設コーナーにて撮影した一部商品(Photo:Asaki Abumi)

3.ノルウェー発のカントリー風雑貨店「クレッメルフーセ」

インテリア&雑貨チェーン「クレッメルフーセ/Kremmerhuset」の創始者は、ノルウェー第3の規模の都市トロンハイム在住のとある夫妻。1979年に店をオープンし、現在はノルウェーとスウェーデンに約60店舗を構えます。

客層は25~45歳の女性が多く、恋人へのプレゼント選びに男性が訪れることもあるそうです。カントリー風の雑貨が中心で、結婚祝いのプレゼントとしても人気。インドのデザインからもインスピレーションを受けています。

ノルウェーのオスロ中央駅内にあるKremmerhusetの店舗(Photo:Asaki Abumi)

4.スウェーデン発のデザイン店「デザイントリエ」

個性的でハイクオリティなデザインがそろう「デザイントリエ/DesignTorget」。1993年に2人のスウェーデン人男性によってスタートし、現在はスウェーデンとノルウェーに17店舗を構えます。

北欧出身のアーティストたちの作品が多く並び、ビニール製の丈夫な花瓶、ありそうでなかったデザイン性の高いオスロの地図パズル、北欧の王室一家をモデルにした雑貨など、個性豊かな作品が充実。まさに今、進化中の北欧デザイン・トレンドに興味がある方におすすめのショップです。

スウェーデン発のデザインショップ「DesignTorget」(Photo:Asaki Abumi)

5.フィンランド発の雑貨店「ペンティック」

素敵な日用品雑貨を送り出すフィンランドのブランド「ペンティック/Pentik」。1971年に陶磁器や革製品を売る小さな家族経営のお店としてスタートしました。現在は、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンに70店舗以上を構え、トナカイや雪の結晶などの自然をモチーフとした落ち着いた北欧デザインがそろいます。

フィンランド発の雑貨店「Pentik」(Photo:Asaki Abumi)

これからもどのような新しいブランドが出てくるか楽しみな北欧デザイン。日本でも入手できるブランドがさらに増えると嬉しいですね。北欧旅行の際には、ぜひ心に響くかわいいお土産を見つけたいものです。

●文・写真 鐙 麻樹

SHARE