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マンミにトゥーロー・ルディ、海外のその国でしか食べられていない珍しい食べ物

日本だけ、または日本を中心に食べられている料理や食材。「納豆」や「たくあん」など、挙げれば切りがないほどありますよね。同じように、海外にも、その国だけ、その国を中心に食べられている料理やお菓子、食材があります。

今回はそうした海外の珍しい料理や食材を紹介します。

●マンミ(フィンランド)
ライ麦の粉に砂糖などを加えて発酵させたものをオーブンで焼き、さらに冷やして作るフィンランドのデザートです。茶色でねっとりとした形状をしており、日本の「あんこ」や「赤みそ」のような見た目です。そのまま食べたり、牛乳をかけて食べたりします。

主にイースターの期間に食べられる珍しいお菓子です。

●パンプキンシードオイル(オーストリア)
オーストリアではカボチャの種から抽出した「パンプキンシードオイル」を特に重宝しています。メインの料理だけでなく、サラダにかけたり、パンにつけたり、デザートにも使ったりしています。日本でも本場のものが購入できるので、興味のある人は一度使ってみてもいいかもしれません。

●クイ(コロンビア)
コロンビアではクイという「ある動物」の肉を焼いたり揚げたりした料理が食べられています。ある動物というのは「モルモット(テンジクネズミ)」のことです。日本では、実験動物や普通にペットとして飼うイメージがありますが、原産地の南米では食用として扱われています。

あっさりとしていて、鶏肉のような感じなのだとか。

●カブトガニ(タイ)
日本では絶滅危惧I類としてレッドデータブックに記載されているカブトガニですが、タイなど東南アジア地域では普通に食べられています。焼いて卵を食べますが、味は「飛び切りおいしい!」というものではありません。

個体によってはとんでもない生臭さだったりします。ただ、卵のプチプチとした食感は面白いそうです。ちなみに、カブトガニは「節足動物」なので、カニではなくクモやサソリに近い生き物です。そう考えるとなおさら食べづらくなりますね。

●レイバーブレッド(イギリス)
レイバーブレッドとは、海藻を煮てペースト状にした食べ物。イギリスのウェールズ地方の伝統料理です。日本ののりのつくだ煮に似ていますが、それよりもねっとりとやや硬めです。イギリスではこのレイバーブレッドをパンにつけて食べたりするそうです。

●鴨血(中国、他)
名前のとおり、鴨の血を固めた食べ物。牛や豚のレバーのような色や見た目です。これを食べやすいサイズに切り、鍋料理に使ったり、野菜と一緒に炒めたりして食べます。また、「臭い食べ物」としても有名な「臭豆腐」と一緒に食べることも多いようです。

血を固めたものと聞くと敬遠したくなりますが、臭みや癖もないので、あっさり食べられるとのことです。

●トゥーロー・ルディ(ハンガリー)
カッテージチーズの周りをチョコレートで固めた、チョコバーのような見た目のお菓子です。ハンガリーでは定番中の定番ともいえる人気のお菓子で、ハンガリーを訪れる日本人にも好評なんだそうです。

今回紹介した中で、一部のものは日本でも手に入れることが可能です。もし興味を持ったものがあれば、試してみるのもいいかもしれませんね。

(貫井康徳@dcp)

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