さわらぬ上司に祟りなし! メンドーな仕事を断る処世術は「忙しいアピール」「増員を提案」!?
これで今日の仕事もなんとかメドがつきそう、と安堵したのもつかの間、なにやら怪しい笑みを浮かべる係長の姿が。忍び寄ってきたと同時に、「この仕事、やっといて」と一言残して去っていく……。
まさに絶望的な瞬間ですが、コレ、どうにかうまく断る方法はないものでしょうか。今回は、メンドーな仕事を断る処世術を、働く女性のみなさんにアンケートしました。
忙しいことをアピール
・「『キャパシティーオーバーでとてもこれ以上の仕事を受けられない!』と周囲にアピールしまくる」(31歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
仕事を振られる前に、普段から忙しいことをアピールしておく方法ですね。ただし、度が過ぎると、いつまで経っても仕事を片付けられない“無能な人材”のレッテルを貼られる恐れあり。その注意が必要かもしれませんね。
さわらぬ上司に祟りなし
・「上司に不用意に話しかけない」(26歳/情報・IT/技術職)
上司との会話の流れから、余計な仕事を振られることはよくありますからね。うまい!
攻撃は最大の防御
・「押し付けられそうになる前に、別件について上司に相談する。『今、こういうことで困ってるんですが……』などと相談にのってもらっているうちに、『別件で頭を悩ませていそうだから仕事を振るのはやめよう』と思ってくれるのかこちらにこなくなる」(29歳/生保・損保/事務系専門職)
逆に、自ら上司に近付き、手がふさがっていることをアピールするパターンも。あくまで「相談」という体にしているところに注目。うまくすれば、“自分を頼ってくる部下”としてかわいがってもらえるかもしれません。
ほかに適任者がいるのでは?
・「『××さん、そういうの得意ですよね』と、あらかじめ言っておく」(32歳/学校・教育関連/専門職)
自分以外の適任者を推薦する方法です。部や課の成績がストレートに査定に響いてしまう上司側も、効率よく確実に業務をこなしてくれる人に仕事を任せたいに決まっています。名前を挙げた方には、ちょっと申し訳ない気がしますが、自分が逃げるためには犠牲が必要!?
増員を提案
・「かわす方法はないので、担当者を増やして分担することを提案します」(31歳/生保・損保/事務系専門職)
どうしてもやらなければならない仕事の場合、せめて一人ではなくチームを組むか、担当者を増やすことを提案するのも、良い方法かもしれませんね。これなら一人ひとりの負担が軽くなり、メンドーな仕事も早く片付きそうです。
今回のアンケートでは、「押しつけられたら逃げられない」(28歳/金融・証券/事務系専門職)、「上司からロックオンされたらあきらめます」(33歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)といった声が目立ちました。上司から押しつけられる仕事に、頭を抱えている人は多いようです。
でも、なかには「仕事は『させいただいている』という姿勢を忘れず、何でも笑顔で引き受けるべきだと思います」(26歳/学校・教育関連/技術職)といった意見も。至極、もっともな意見です。安易に仕事から逃れようとしたこと、反省します。
それでもやっぱり、どうしてもやりたくない、メンドーな仕事ってありますよね……。
※「マイナビウーマン」にて2013年10月に、webアンケート。有効回答数234件。
(OFFICE-SANGA 岸 明花里)