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同居の姑の光熱費が高すぎ……。イライラをなくすには?

恋愛、転職、結婚、出産……、さまざまなライフイベントに、マネーの悩みはつきもの。なかなか人には相談しにくいお金とライフプランのお悩みを、編集部が読者に代わり、FP花輪陽子さんにガチンコ相談!

現在、夫の両親と同居中のちゃーちゃんさん。自分の収入はまるまる貯蓄にまわすなど堅実な生活をしていますが、義両親と折半している「光熱費」が悩みの種なのだとか。夫婦2人で月々1万5,000円という金銭的負担もさることながら、「自分たちはそんなに使っていないのに……」とストレスにもなっているよう。同居中の家族とモメることなく、上手にやりくりする方法をFP花輪陽子さんに聞きました。(取材・文/島影真奈美)
※ちゃーちゃんさん前編はこちら

編集部 共働きで日中はほとんど家にいないのに「水道光熱費は人数割りで折半」という
ルールが釈然としないという、ちゃーちゃんさん。相手が夫の両親なだけに、ルール変更の提案を切り出せずにいるようです。

花輪 ちゃーちゃんさんの家計簿を見ると、ほかの項目ではかなり節約できているのに、水道光熱費だけが飛びぬけて高くなっていますね。

編集部 どうやら、お姑さんがテレビやエアコンを長時間つけっぱなしにしていたり、ときには台所の窓を開け放った状態でクーラーをかけていたりすることもあるとか。

花輪 あらあら、それは大変ですね。お互いに、自分たちが使った分だけ支払うという方法にシフトできればいいのですが……。

編集部 相手が義両親だけに、なおさら言いづらそうです。

花輪 ざっくばらんに話し合いができる関係性であれば、「折半のルールを見直してみませんか」と提案してみるのも手です。ただし、くれぐれも相手の行動を責めないこと。「お義母さんが無駄使いしている分まで払いたくない!」という本音は、わざわざ伝える必要はありません。

編集部 相手が聞く耳を持ってくれない場合はどうすればいいのでしょうか。

花輪 いっそ、「同居にまつわる必要経費」だと思って諦めるという方法もあります。5万円、10万円と額が大きくなるとそうもいきませんが、幸い、今のところ月々1万5,000円程度ですんでいるので、それは気持ちよく同居を継続するための必要経費として割り切ります。「納得がいかないと伝えたいのに伝えられない」「もっと自分たちのためにお金を使えたはずなのに……」と、ストレスを溜め込まず、今すぐできることに目を向けるのがポイントです。

編集部 たとえば、どんなことができそうでしょうか?

【次ページ】「固定費は適正価格か?」と疑ってみる

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