各車両を識別するために、公道を走る自動車にはナンバープレートをつけることが法律で義務づけられています。
このナンバープレートの大きな数字の部分は、4桁以下ならば好きな数を簡単に申請できます。日頃から車に乗る機会がある方は、ぜひ気に入った番号を選ぶといいでしょう。
本記事では、ナンバーにぴったりの縁起が良い数字や、車との相性が悪いとされる数字を紹介していきます。
■車のナンバーで縁起の良い数字は?
早速、縁起が良いとされる数字を、その意味や理由と共に紹介します。これから番号を申請する方は、ぜひ参考にしてください。
◇(1)358
「358」は^さまざまな方面で縁起が良いといわれる数字^です。例えば風水では、「3=金運」「5=帝王」「8=最良の数字」とされています。
また江戸幕府で活躍した「3代将軍(徳川家光)」「5代将軍(徳川綱吉)」「8代将軍(徳川吉宗)」や、西遊記で三蔵法師と一緒に旅をした「沙悟浄=3」「孫悟空=5」「猪八戒=8」にあやかるため、という説もあります。
車のナンバーとして好んで申請している方が多く、特に名古屋では抽選対象希望番号に指定されています。
◇(2)810
「810」は^エンジェルナンバーとしておすすめの数字^です。「常にポジティブでいることで、奇跡をもたらす数字」といわれています。
また語呂合わせで「ハート」とも読めるため、かわいらしいナンバーにしたい方にもおすすめです。
◇(3)168
「168」も縁起が良い番号の1つです。^風水では大吉数^で、金運を筆頭に、多くの幸運を呼び込む特別なナンバーといわれています。
また「168」は「いろは」を意味することから、「始まり」や「続き」につながるとも考えられています。
◇(4)2951
「2951」は語呂合わせで、幸せを呼び寄せる言葉となっています。そう、^「福来い(ふくこい)」です。^
この番号を何度も目にするうちに、本当に福を引き寄せることができるかもしれませんよ。
◇(5)645
同じく語呂合わせで「645」も、特にドライバーにとっては縁起の良い数字といえるでしょう。
^安全運転で、「無事故(むじこ)」を願いましょう。^
■車のナンバーで避けるべき数字は?
運気が上がる数字もあれば、運気を下げてしまうとされるものもあります。考え方次第ではありますが、特に縁起を気にする方なら、なるべくそのような数は避けたいですよね。また、縁起以外でも気を付けたい番号があります。
ここからは、車のナンバーを考える時に注意すべき数字を紹介します。
◇(1)49
^日本ではかねてより「4=死」「9=苦」を連想させる^として、アパートの部屋番号でもこれらの数は避けられることが多いです。
なお車のナンバーは、特定の数字を希望しない限りはランダムで指定されます。この際に「49」は割り当てられないルールとなっています。
◇(2)42
^「42」は「死に」とつながる^ため、縁起が悪いとされる数字です。こちらも、ランダムに割り当てる際は欠番となっています。
◇(3)13
「13」は、^特に西洋において忌み数字^とされています。
キリストを裏切ったユダが最後の晩餐で13番目の席についていた、13日の金曜日にキリストが亡くなったなどの事柄が、理由といわれています。
◇(4)666
聖書では、聖なる数字である「7」に1つ足りない「6」は、不完全な数字とされています。
そしてそれが重なった「666」は、^聖書のヨハネの黙示録で獣を表す数字^のため、避けられることが多いです。
◇(5)2943
一見普通に見えても、語呂合わせで読むと良くない意味を表す数字も存在します。^「2943」は「憎しみ(にくしみ)」と読める^ことから、あまり好まれないようです。
その他にも、「0874=親なし(おやなし)」「2382=罪と罰(つみとばつ)」「4989=四苦八苦(しくはっく)」「8150=背後霊(はいごれい)」などがあります。
◇(6)個人情報に関係する数字
縁起とは異なりますが、^クレジットカード・銀行の暗証番号、生年月日や部屋番号など、個人情報は車のナンバーに申請するのを避けましょう。^
これらが分かってしまうと、場合によっては金銭を奪われたり、ストーカーや空き巣に遭ったりなどのトラブルの元になります。
■そもそも車のナンバーは自分で決められるの?
^ナンバープレートは、4桁までの好きな数字を申請できます。^自動車を新しく購入する際は販売店に代行のお願いもできますが、自分でも簡単に申し込みが可能です。
自ら決めた数にすればナンバーを覚えやすくなり、マイカーへの愛着がいっそう湧くことでしょう。ここからは申請について、詳しく紹介します。
◇希望ナンバー制度とは
^「希望ナンバー制度」とは、通常ランダムで決められるナンバーを、その人の好きな数字に設定できる制度^のことです。登録自動車(自家用・事業用)、軽自動車(自家用)が対象となり、二輪車は対象外です。
手続きを自身で行うのであれば、全国の希望ナンバー予約センター窓口、または全国自動車標板協議会のホームページから申請できます。
◇希望ナンバーは2種類に分かれる
希望ナンバーには大きく分けて「抽選対象希望番号」と「一般希望番号」の2種類があります。
^「1」「777」「8888」などの人気があるナンバーは「抽選対象希望番号」に指定されていて、^当選した人しか使えないため、必ず取得できるとは限りません(なお事業用自動車は抽選対象外)。
それ以外の「一般希望番号」であれば、番号がなくならない限り、好きな数字にできます。
■ナンバープレートの文字・数字の意味
車のナンバープレートには4桁の数字に加え、地域を示す漢字や1文字のひらがな、3桁の小さな数字などさまざまな情報が記載されています。
ここでは、それぞれが示す意味について見ていきましょう。
◇(1)ナンバープレートの文字の意味
ナンバープレートには、地域名や1文字のひらがなが記載されています。これらの文字の意味は下記の通りです。
・地域名:車庫証明書に記載される住所について、^管轄する運輸局や自動車検査登録事務所が存在する地域^です。自身で好きな地域は選べません。
・ひらがな:^自家用、事業用などの種別が分かります。^レンタカーであれば「わ」となり、米軍関係車両であればアルファベットが記載されています。なお縁起が悪いといわれる「し」など、いくつかの文字は使用されていません。
◇(2)ナンバープレートの数字の意味
ナンバープレートには大きく書かれた4桁までの数字と、小さく記載された最大3桁の数字があります。それぞれの意味を見ていきましょう。
・一連指定番号:大きく記される「1」から「9999」までの数字を指し、^その他の数字や文字と組み合わせることで車両を特定できます。^前述の「希望ナンバー制度」とは、この一連指定番号を好きなように設定できる制度をいいます。
・分類番号:ナンバープレート上部に記載されている、最大3桁の小さな数字です。^これによって車の種別が分かります。^例えば「1・10〜19・100〜199」は普通貨物自動車、「3・30〜39・300〜399」は普通乗用車など、瞬時に判断できるのです。
■車のナンバーは縁起が良いものを選ぼう
車の4桁部分のナンバーは、一部の人気な数字を除き、好きなものが選べるようになっています。縁起が良いとされる番号をつければ、運気の向上も期待できるかもしれませんよ。
お気に入りの車や毎日乗る車であれば、ぜひ験を担いだナンバーを選んでみてはいかがでしょうか。
(LIB_zine)
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