新しい業務や環境に追われ、あっという間に過ぎていった春。そんな忙しさもようやく落ち着き、少しずつ余裕が出てきた方もいれば、仕事に対する不安や違和感がじわじわと膨らんできたという方がいるのではないでしょうか。例えば、「今の仕事は自分に向いてない気がする」や、「今の仕事を一生続けるのは、正直しんどい」と、仕事に対する悩みが頭の中でぐるぐると回っていませんか?そんな悩みが頭の中でぐるぐると回っているなら、 今こそ、自分の働き方や生き方に向き合ってみるタイミングなのかもしれません。この夏、あなたに合った働き方を一緒に見つけてみませんか?夏は、自分の働き方を見つめ直すのにぴったりな季節春でも冬でもなく、夏に働き方を見直すと言われても、ピンとこないかもしれません。でも、夏こそが自分自身や今の働き方を見つめ直すのにぴったりな季節だと考えます。その理由として、次のようなものが挙げられます。・業務や環境に慣れてきたことで、自分の向き・不向きが見えてきやすい。・夏季休暇やお盆などを活用して、自分を振り返る時間が確保しやすく、心にも少し余裕が生まれる。・11月は求人掲載数が多くなる時期。夏のうちから働き方を見直して準備しておけば、少し先のチャンスに余裕を持って向き合える。季節の中でも「立ち止まって、これからを考える」のに最適なのが、実は夏なのかもしれません。【参考サイト】自分に合った働き方を見つける方法夏の落ち着いた時間を使って、ゆっくりと自分に向き合ってみませんか?未来の自分が心地よく働ける道を見つけるために、これから紹介する方法をぜひ試してみてください。①これまでの仕事や学んできたことを書き出す自分が経験してきた仕事や活動、興味関心を一つずつリストアップし、好きだったこと、嫌いだったことを率直に書き出しましょう。そうすることで、自分が本当に大切にしていることや避けたいことが明確になり、自分に合った働き方や生き方を見つけるための手がかりになります。②共通するパターンを見つける人間の脳は、パターン認識に優れており、過去の出来事や経験から“共通点”や“つながり”を見つけ出すのが得意です。「どんな場面で」「どんな感情・行動があったか」を書き出し、複数の体験を比べることで、自分を活かせる状況や自然に動ける行動パターンが浮かび上がってきます。例えば、・どんな環境や人間関係が心地よかったか→静かな場所で、黙々と作業する時間が落ち着いた→一人で集中できる環境や在宅勤務のスタイルが合っている・どんな時に働いてよかったと感じたか→誰かに「助かった」と言われた時に、やりがいを感じた→誰かをサポートできる仕事に喜びを感じるなど、自分に合った仕事や職場環境を選ぶ際の軸がわかり、ブレずに判断できる基盤を作ります。書き出した経験の中から、繰り返し現れる好きなことや得意なことの「つながり」を探しましょう。【参考サイト】③見つけたパターンから次の行動を考える過去の経験を振り返って、自分に合った「価値観」や「働き方の傾向(パターン)」を見つけたら、それを活かしてこれからどんな働き方が合っているかを具体的に想像しましょう。例えば、「創作やモノづくりが好きで、 一人で黙々と作業できる環境だと楽しく働けた」経験があるなら、・手を動かしてつくる職人系の仕事・ものづくりに関わるクリエイティブ職(例:Webデザイナー、ライターなど)などを視野に入れてみると、自分に合った働き方のヒントが見つかるかもしれません。そこからは、行動を少しずつ、小さく分解していくことが大切です。「その職業の人に話を聞いてみる」や「スクールに無料相談してみる」、「まずは副業としてはじめてみる」など、少しずつ前進できる行動に分解して、無理なく進めるように計画するのがポイントです。【参考サイト】「今の仕事でいいの?」から始まった、私の人生見直し体験談。ここからは、私自身の働き方について見直してみた体験談です。長い間、子どもに関わる仕事に携わってきましたが、「一人で静かに集中できる働き方がしたい」と思うようになりました。それ以来、「今の仕事でいいの?」と、自分に向けて問いかける日々が続きました。とはいえ、明確な目標も夢もなく、未経験の職種に飛び込む勇気もありません。本音を言うと、仕事について考えることも、新しい世界に飛び込むことも「めんどくさいな」と思っていました。ですが、「この先何十年も働くことになるなら、今ちょっと苦しんでも、後の人生が楽になる方がいい」と思ったんです。そこから「今の仕事じゃいやだ!」に変わり、どうにかしようと動き出した時に、この記事でも紹介した“自分を見つめ直す方法”に出会いました。私も実際に、この方法を試してみたんです。初めの一歩は自分分析からまず最初に、過去の経験をノートに書き出してみました。「誰かを支えるのが好き」「人間関係で疲れやすい」など、 感情と事実を切り分けながら、一つずつ並べていくと、 自分の向き不向きに気付きました。次に、それらの経験から“共通パターン”を探しました。「誰かを支える仕事」や「静かな環境で一人で集中できる時間」など、 自分が最も没頭できていた、楽しかったと感じられた場面が思い浮かびました。「向いているかも」に気づいて、小さく動き始めたそこから私は、「在宅で、人の活動や生活を支援できるライターの仕事」が自分に向いているかもしれないと仮説を立て、情報収集から始めました。オンラインスクールの SHElikesに無料体験で参加し、受講生の話を聞く中で入会を決めました。ここから、ライターを目指すという目標が、自分の中ではっきりと定まったのです。「前に進んでいる」と実感できたSHElikesには、“もくもく会”という勉強会があって、自由に制作物を作ったり、TA(ティーチングアシスタント)の先生に添削してもらえたりします。そんな環境があるから、未経験でも少しずつコツを掴んで、文章を書けるようになっていきました。三ヶ月後には、SHElikesのライターコンペに合格し、自分の書いた文章があるサイトに掲載されました。そこから少しずつ、書くことへの自信も芽生えてきました。さらに、SHElikesには転職やフリーランスなどに関するサポートもあるため、困ったときや不安なときに話を聞いてもらえる安心感があります。【参考サイト】私は「書く → 気づく → 小さく動く」のサイクルを通じて、自分に合った働き方の輪郭が少しずつ見えてきました。特別な才能がなくても、丁寧に自分を分析し、小さな一歩を積み重ねることで、自分に合った働き方・生き方にたどり着けるのではないかと思っています。仕事や働き方に違和感を抱いた時こそ、立ち止まってこの方法を試してみてください。自分に合った道が見えてくるかもしれません。本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の採用作品です。(執筆者 いでさん)SHElikesについて自分らしいキャリアのヒントに出会えるメディア、SHEsharesはこちら