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【言ってはいけないクソバイス】思い込み発言はNG! クソバイスをしそうになったときの心得

犬山紙子

根拠のない思い込みで、人に何かを言ってしまった……という経験はありませんか? 「○○な女はモテない」と思っている人ほど、逆にモテない可能性も。エッセイストの犬山紙子さんは、つい言ってしまう「イメージでアドバイスをしてしまう」ことを「クソバイス=(クソみたいなアドバイス)」と命名。今回は、女性がつい言ってしまった「クソバイス」エピソードについて、犬山紙子さんの新刊『言ってはいけないクソバイス』の中から紹介します。

犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』より

◆後輩女子に言ってしまったクソバイス

・部屋にぬいぐるみいっぱいある女はモテないよ

後輩の女子がぬいぐるみばっかり買っていて、部屋にもたくさんあると言っていたので、「ぬいぐるみが部屋にいっぱいある女はモテないよ」と言ってしまいました(28歳/女性/Sさん)

◆犬山紙子の回答

特に根拠のない、イメージクソバイス(笑)。UFOキャッチャー好きとかだったのかな、後輩女子は。「子どもっぽいよ」って言いたくなったんでしょうね、Sさん。それにしても「○○は女はモテないよ」「○○な女は結婚できないよ」シリーズはクソバイスの王道ですね。「ネイルアートしてる女はモテないよ」とか「そんな女子力低い女はモテないよ」とか聞き飽きてるし、何ひとつその情報に意味がない。ちなみに、「○○な女は彼氏ができない」「○○な女は結婚できない」シリーズもありますが、それはまた別な所で触れましょう。とにかく、イメクソ!

ほいで、ぬいぐるみ好きがモテないってのもどうなんだろう。そういえば、犬山は昔ぬいぐるみがあんまり好きではなかったのですが(媚びやがってと思っていた、汚い心の私)、18歳のころ女友だちがディズニーストアでぬいぐるみを見るや否や「かわいい!」とぬいぐるみを抱っこしに行ったのを見て「何このかわいい光景は……」と目がやられて以来ぬいぐるみは好きになりました。あれ、男性が見てもかわいいと思うのだけどな~。

もしクソバイスをしたくなったら……

「イメクソするほうがどう考えてもモテない女と心に刻む」

ぬいぐるみ好きがモテるかモテないかはよくわからないけど、イメクソは絶対モテないぞ!

◆犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊) 1,000円(税抜)
2015年10月15日(木)発売

※本文は、犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊)より

※この記事は2015年10月13日に公開されたものです

犬山紙子

1981年生まれ。エッセイスト。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴ったイラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)で作家デビュー、女性観察の名手として注目を浴びる。SPA!やananなどで連載中。「スッキリ!」、「みんなのニュース」などコメンテーターとしても活躍する。

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