謝罪の気持ちは誠意が肝心!心を込めてできるだけ早くがポイント

一人の大人として、話し方には常に気を配りたいもの。特に、謝罪をしたり断ったりするときには、言い方一つで関係が悪化する可能性もあります。なんとか傷口を広げないように、上手な謝り方、断り方をしたいところですが……。
【あなたの評価が低い理由―4つの話し方で評判が変わる「丁寧にしすぎない」】
何かコツはあるのでしょうか?
中央話し方教室の代表講師・栗原君枝先生に教えていただきました。
1:謝罪はできるだけすぐにが基本
「時間が経過すると、謝罪の言葉を言い出しにくくなります。その間、『怒っているだろうな』『許してくれるかな』と不安ばかりが大きくなってしまいます。時間が経つほど関係の修復が困難になることは多いため、謝罪をするなら、できるだけすぐに。
ただし、相手があまりに忙しそうなときは控えましょう」
2:謝罪の第一声は必ず「申し訳ございません」
「謝罪の第一声は必ず『申し訳ございません』。関係性によっては、『ごめんなさい』などでも良いですね。謝罪の言葉をまず述べることが大切。謝りに来ておいて、なかなか『ごめん』と言わない。これでは、謝る気がないととられても仕方ありません」
3:謝罪は自分の責任をきちんと認めることが大
「謝罪するときには、全面的に自分が悪いことを自覚して。そうすると、相手の気分を害するような言葉は出てこないものです。心の中に『別に悪いとは思わないけど』という気持ちがあれば、必ず相手にも伝わってしまいます」
4:謝罪に言い訳の「でも」「だって」は禁句
「謝罪の際に言い訳をするのは厳禁。特に、『でも』『だって』という言葉に注意してください。『ごめんなさい。でも、私にもこんな事情があって……』と、言い訳をしても、傷口を広げてしまうだけです」
5:反省の気持ちを表し、二度と同じミスはしないことをアピール!
「謝るということは、その前に謝らなくてはならないような失敗や失言、ひどい振る舞いなどがあるはず。その部分を放っておいて『ごめん』を繰り返しても、謝罪の気持ちは伝わりません。
相手との関係を良好な状態に戻すためには、『もう同じ失敗はしない』と宣言することがポイント。そしてもちろん、実際に同じ失敗を繰り返さないように、努力しなくてはなりません」
6:相手の口に出して主張をリピートする
「謝罪では、相手に『あなたの気持ちはわかっています』と伝えることも重要。相手が何か主張したら、それを繰り返して言ってみてください。そうすると、相手は『自分が怒っている理由や改善してほしい点を、きちんと理解してもらえた』と実感。
信頼の回復につながるでしょう」
7:事上の謝罪なら上司を頼る方法も
「例えば取引先の社員を怒らせてしまった場合など、仕事で謝罪が必要になったときには、上司を連れて謝りにいくのも一つの手。若い社員が一人で謝罪すると、『軽く見られている』と感じる人が多いようです。
上司を同行させれば、『個人ではなく、会社全体の問題としてとらえている』という印象を与ることができます」
8:断る場合は理由を「内容」と「タイミング」にする
「誘いを断ると、断られた人は『自分自身を否定された』と感じることがあります。そうなってしまうと、良好な人間関係は望めません。そこで、断る理由を少し工夫してみましょう。『金欠だから飲みに行けない』『先約があるから今日は行けない』と、誘いの内容とタイミングを理由にします」
9:断るときは言葉をできるだけシンプルにする
「断り文句が長すぎると、わかりにくい上に、言い訳めいた印象になってしまいます。場合によっては、『嘘の理由では?』と勘ぐられることも。断るときは、できるだけ簡潔に。シンプルな言葉を心がけましょう」
10:断るときでも、一旦「はい」が基本
「この『はい』は誘いに対するOKではなく、『あなたの話を理解しました』という『はい』。これを心がけることで、『話しもロクに聞かず断られた』と思われることがなくなります」
謝ったり、誘いを断ったりすることが得意な人はあまりいないですよね。だからこそ、傷口を広げないための上手な話し方をマスターしておけば、周囲から「アイツできるな!」という評価につながるかも? 明日から、試してみてはいかがでしょうか。
(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
※この記事は2014年06月28日に公開されたものです