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あなたの評価が低い理由―4つの話し方で評判が変わる「丁寧にしすぎない」

職場やプライベートで、周囲の人から軽く見られている感じたことはありませんか? 思いやりを持って人と接する努力はしているし、仕事だってきちんとこなしているつもり……。それなのに、何となく軽く見られているような気がしたら、もしかすると話し方のせいかもしれません。

人柄や能力に関係なく、話し方一つで周りからの評価が大きく変わってしまうこともあるようです。そこで、軽く見られがちな話し方の特徴について、中央話し方教室の代表講師・栗原君枝先生に、お話をうかがいました。

1:イマドキ言葉を連発

「若い人を中心に流行っているイマドキ言葉は、使う場面を考えないと軽く見られてしまうかもしれませんね。例えば、『ヤバイ』『全然イイ』『何気に』『ていうか』など。特に職場での会話なら、できるだけイマドキ言葉は避けた方が良いでしょう。

ときどき使ってしまう程度なら、親近感につながるかもしれませんが、何を食べても、何を見ても『ヤバイ!』では、言葉を知らない人、丁寧な言葉遣いができない人だと思われても仕方ありません」(栗原先生)

2:自分の意見をまったく言わない

「大人になれば、あえて自分の意見は引っ込めて、周囲を気遣うことも必要です。しかし、だからといってまったく自分の意見を言わないのも、軽く見られる原因となってしまいます。

いつでも強い主張を持て、というわけではありません。誰かに『あなたはどう思う?』と聞かれたときに、『私はこう思います』と言えるだけで良いのです。

『どう思う?』と聞かれたときに、『○○らしいですよ』と、他人から聞いたり、ネットやテレビで得たりした情報を伝えるだけで終わってしまう人も多いですね。しかし、これだけでは『どう思う?』に対する回答になっていません。

情報を提供するのも大切ですが、きちんと自分の意見も伝えるようにしましょう」(栗原先生)

3:知ったかぶりは逆効果

「周囲から高く評価されたいと思う人ほど、知ったかぶりが多くなる傾向があります。しかし、本当に周囲から信頼される人というのは、知らないことは知らないと言えるものです。

もちろん、仕事上知っていて当然のことや、少し調べればわかることは、知る努力をするべきでしょう。その上で知らないことが出てきたら、『わかりません』『詳しく教えていただけますか』と認めることが大切。

また、内容に自信がないことを話すような場面では、『少し記憶が曖昧な部分もありますが……』『私もあまり詳しくはないのですが……』といったように、正直に前置きをすると良いですね。

無理をして自信満々に振る舞っても、知ったかぶりをしているかどうかは、周囲の人には何となくわかるものです。かえって、『あの人の話は信用できない』と思われてしまうかもしれません」(栗原先生)

4:丁寧すぎる言葉遣いは間違いのもと

「職場では丁寧な言葉遣いを心がけている人も多いでしょう。しかし、丁寧に話そうとし過ぎて、言葉の間違いが増えることも。特に、二重敬語には気をつけたいですね。例えば、『おっしゃられた』『ご覧になられましたか?』などです。

こういった間違いを連発して『敬語ができない人』と思われるくらいなら、もう少し簡単な言葉を選んだ方が印象は良いと思います。相手との関係や場面にもよりますが、『言われた』『見られましたか?』で十分なケースも多いでしょう」(栗原先生)

「私、軽く見られているかも……?」というのは、もしかすると思い過ごしかもしれません。しかし、気をつけるに越したことはありませんよね。ちょっとした話し方のせいで自分の評価が下がるなんてもったいないですから、日ごろの話し方を振り返ってみましょう。

(OFFICE-SANGA 森川ほしの)

※この記事は2013年10月09日に公開されたものです

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