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2022年09月28日 16:00 更新

コーン茶にカフェインは含まれる?普段の飲み物としておすすめの理由を解説【管理栄養士監修】

ほんのりとした甘みが美味しいコーン茶は、とうもろこし茶やとうきび茶なども呼ばれています。緑茶や紅茶などのお茶の場合、カフェインが気になりますが、コーン茶はどうなのでしょうか? コーン茶のカフェインについて解説します。また、カフェインを含まない飲み物も紹介するので、飲み物選びの参考にしてくださいね。

コーン茶にはカフェインは含まれる?

コーン茶 カフェイン

お茶というとカフェインが気になるのではないでしょうか。コーン茶にはカフェインが含まれているのか、どのような飲み物なのかみていきましょう。

コーン茶とは

コーン茶はその名のとおり、とうもろこしを原料としたお茶です。とうもろこしの実を焙煎して作るものと、とうもろこしのひげから作るものと、2種類あります。どちらもコーン茶と総称して呼ぶこともあれば、ひげを使ったものを特に「ひげ茶」などと言うこともあります。

コーン茶はノンカフェイン

とうもろこしを原料とするコーン茶はノンカフェイン飲料です。

緑茶や烏龍茶、紅茶などのお茶にカフェインが含まれるのは、チャノキという植物の葉(茶葉)から作られているためです。このチャノキが天然にカフェインを含有しています。コーヒーの場合も、コーヒー豆に天然にカフェインが含まれています。

コーン茶のメリット

コーン茶 ノンカフェイン

健康茶のイメージもあるコーン茶ですが、そのメリットはなんといっても、ノンカフェインという点でしょう。

妊娠中・授乳中におすすめ

カフェインを摂取すると、めまい、不安感、震え、不眠といった症状などを起こす可能性があり、特に妊娠中の人が摂り過ぎた場合には、低体重での出生や死産・流産のリスクが高まるとされます[*3]。授乳中も母乳を通じて赤ちゃんにカフェインの影響がおよぶ恐れがあるため、妊娠中同様、摂取量に注意する必要があります。

その点、ノンカフェインのコーン茶は、妊娠中や授乳中も安心して飲むことができるのがうれしいですね。

ただし、コーン茶に限らず、あまり飲み物をたくさん飲んでお腹がいっぱいになってしまうと、食事量が減るなどの影響が考えられるので、カフェインの心配がなくても、飲み過ぎには注意しましょう。

コーン茶はミネラルが多い?

コーン茶はミネラルを含むという情報も見受けられますが、日本食品標準成分表にコーン茶は記載されていないため、正確なことは言えません。

市販されているペットボトル飲料のコーン茶(実を焙煎したタイプ)の場合、ミネラルは塩分(食塩相当量※)が0.02g、カリウムが0.5~5mgとなっています[*1]。このカリウム量はきゅうりで例えるなら薄切り1/2枚程度(1~2g)の量のため、多いとは言えないでしょう。ひげ茶の商品も同様に、ミネラルで記載されているのは食塩相当量0.02gとなっています[*2]。

このことから、コーン茶に特にミネラルが多いということはなさそうです。
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※食塩相当量はナトリウムから算出されるため、コーン茶にはナトリウムが含まれていると言うことができます

水出しでも煮出しでも美味しい

コーン茶はティーバッグになっているものなどもありますが、その多くはお湯でも水でも抽出することができます。濃いめの味わいが好きな場合は煮出して飲むといいでしょう。

なお、水出しの際には、常温で放置せずに冷蔵庫に入れておく、抽出後は必ずティーバッグを取り出すなど、衛生面には十分に注意をしてください。

コーン茶以外のノンカフェインの飲み物

麦茶

カフェインが気になる人にはコーン茶がおすすめですが、飲み物がコーン茶だけに偏るのもよくないでしょう。そこで、他のノンカフェインの飲み物についてご紹介します。

ノンカフェインの飲み物

カフェインはコーヒー豆や茶葉に含まれるので、それらを使っていないものがいいでしょう。例えば、麦茶・ハト麦茶、蕎麦茶、ルイボスティー、カモミールティーなどのハーブティー類などがあげられます。

こうしたお茶以外にも、ノンカフェインではありませんが、カフェインレスのコーヒーや紅茶などがあります。表示を確認して選ぶとよいでしょう。

飲み物のカフェインが気になる方は以下もチェック!

まとめ

コーン茶にはカフェインが含まれていないので、カフェインの気になる妊婦さんやお子さんでも飲みやすいのが特徴です。また、ホットで飲んでも冷やして飲んでも美味しいので、季節問わず楽しめるのも利点でしょう。麦茶などと同様、おすすめの飲み物です。

(文・監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、管理栄養士の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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