妬みや嫉みの感情が強い人の特徴と原因とは。うまく付き合っていく対処法を解説
妬み嫉みの強い人が身近にいると、トラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょう。この記事では妬み嫉みが強い人の特徴や原因を解説。そのうえで、彼らへの対処方法を伝えます。
妬み嫉みの強い人が、あなたの身近にいませんか?
人の感情として仕方のない部分もありますが、露骨に妬み嫉みを出してくる人とは距離を置きたいと思ってしまうのは自然なこと。
この記事では、妬み嫉みの強い人の特徴や原因と共に上手な付き合い方を解説します。嫉妬心が強い人との関わり方に悩んだ時の参考にしてくださいね。
「妬み嫉み(ねたみ・そねみ)」とは
言葉単体で見ると「妬み」と「嫉み」は、似ているようで異なる意味があります。共通しているのは、相手を羨ましいと思う気持ちを意味している点。
「妬み」は相手が自分より優れている時に抱く感情を指します。相手に向ける、羨ましい感情と憎い感情が合わさったようなものです。
一方で「嫉み」は、劣等感を抱くという意味となり、相手ではなく、自分に向けた感情を指します。
妬み嫉みの強い人の特徴
ここからは、妬み嫉みの強い人の特徴を紹介していきます。あなたの周りにもいるか、チェックしてみてください。
(1)自己肯定感が低い
自信がなくいつも自分を卑下している人は、他人を羨んでネガティブな考えに陥りがちです。
自己肯定感が低いため、他人より自分が劣っていると思ってしまうのです。
しかしその自己評価が正しいわけではありません。たとえ長所があっても、自己評価を勝手に低くしてしまっている可能性も高いでしょう。
(2)自分の考えが正しいと信じている
思い込みが激しく、自分が正しいと信じて疑わない人も妬み嫉みが強い傾向にあります。
他の人の意見に耳を貸さないため思い込みが暴走することもしばしば。その結果、本来はそれほどでもない事柄だったとしても、ネガティブな考えが膨らみ、憎しみや悔しさといった感情が生まれてしまうのです。
(3)人から評価されたい気持ちが強い
自己肯定感が低い人は、他人の評価を求める傾向にあります。自分が自分を認められないからこそ、人から肯定してもらいたいのです。
それにより、自分よりも評価されている人は妬み嫉みの対象になりがちです。
羨ましい感情だけに留まらず、自分にない能力を持っている人に対して負の感情を抱いてしまうでしょう。
妬み嫉みが強くなる原因
誰しも、ネガティブな感情を抱くものです。しかし、そんな妬み嫉みの感情が、人よりも強くなる原因はどこにあるのでしょうか。
(1)他者への劣等感が強い
自分に自信がないと他者への劣等感が強く、妬み嫉みの原因になりがちです。
他の人を自分より優れた存在と認識していると、脅威から自分を守ろうとして強い感情を抱いてしまうのでしょう。
これはプライドが必要以上に高い人も同様です。他者に対する妬み嫉みから自己嫌悪に陥り、さらに劣等感を抱いて悪循環になることも少なくありません。
(2)承認欲求が強い
プライドが高い人や見栄っ張りなタイプは、人から認められたいという願望が強い傾向にあります。
そんなタイプからすると、自分より優れた人や目立つ人の存在は妬み嫉みの対象。友達や恋人が自分だけを見てくれないからと、妬み嫉みが強くなっていくのです。
また相手が思い通りにならなかったり、自分抜きで楽しそうにしていたりすると強い執着心が生まれる原因となります。
(3)乗り越えられないトラウマがある
過去のトラウマのせいで精神的に傷つき、自分を過小評価したり人を信用できなくなったりすることも原因の1つ。
自分を守ろうとして相手を警戒するために、妬み嫉みの感情が生まれるのです。
過去のトラウマを引きずっている他、他者から受けた嫌なことへの執念深さはネガティブな感情をより一層強くしてしまうでしょう。