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ご褒美温泉旅ならココ。箱根の高級宿「はつはな」で、かつてないほどの癒やしの夏を

【特集】よくばりサマートリップ

小浜みゆ

この夏は、よくばってみませんか? 近場のいいお宿へ、遠く離れた島へ、久しぶりの海外へ。近頃なんだか不安なニュースも多いけど、せっかくの夏。旅に出かければ、きれいな海が、真っ青な空が、おいしいグルメが、わたしを癒してくれるはず。さぁ、よくばりサマートリップへ! 今回は箱根の高級宿に滞在するおこもりご褒美旅をお届けします。

新宿から約1時間半で着くのに、大自然に癒やされる「箱根」。特に夏は山々が美しい緑に覆われ、マイナスイオンを感じながら涼やかに過ごすことができます。

「夏のボーナスの使い道を考え中」という働く女子におすすめなのが、箱根の高級宿に滞在するおこもりご褒美旅! 箱根の自然と和のおもてなしを感じながら、客室露天風呂や貸切風呂でリラックスできる「はつはな」をレポートします。温泉好きさんに、特におすすめですよ。

うれしい贅沢……! チェックインからワンランク上のサービスがスタート

「はつはな」は2022年にリニューアルし、洗練された和モダンな空間でプライベート感のある温泉旅を叶えるホテル。箱根の玄関口「箱根湯本駅」が最寄り駅で、無料送迎バスに乗って約10分と、アクセスが良いのも魅力的です。

「はつはな」は「その年最初に咲く桜」の意味。そのため館内には桜にまつわるデザインを取り入れています。さりげないピンク色の絨毯やアートがかわいらしく、どこを撮影しても絵になりました。

チェックインはラウンジで。「ウェルカムドリンクはアイスティーと生ビール、どちらがよろしいでしょうか?」と言われ、生ビールをチョイス。まさかチェックインからお酒が飲めるとは思っていなかったので、よく冷えた生ビールとともに日中からアルコールを飲める贅沢を噛み締めました。

また、ラウンジでは生ビール以外も楽しめるのもうれしいポイント。チェックインから22:00まで、コーヒー・オーガニックティー・生ビール・ワイン・リキュールなど好きなドリンクを自由に楽しめます。アメリカ・サンフランシスコ発の「マイティーリーフ」もあり、スパークリングワインはサーバーから注ぐスタイル。炭酸水とハードドリンクを組み合わせて、自分で好きなカクテルを作ることもできます。

全室「客室露天風呂付き」。湯坂山と須雲川を望む客室にお泊まり

客室は5カテゴリーあり、今回は「プレミアム C type」に宿泊。扉を開けて入ってみると、その広さにびっくり……! リビングルーム、ベッドルーム、和室の3間のレイアウトで、約88平米です。白を基調とした室内はとても明るく、ただそこにいるだけで心が落ち着くような空間でした。

何より、「はつはな」の大きな特徴が全室「客室露天風呂付き」。目の前に広がる湯坂山の風景を楽しみながら、自家源泉の天然温泉を独り占めできます。耳を澄ませると、聞こえてくるのは川のせせらぎや鳥の声ーーはつはなは全ての客室が湯坂山と須雲川に面していて、どの客室に泊まっても働く女子の「癒やされたい欲」を満たしてくれます。

アメニティとしてOSAJIの洗顔料、クレンジング、化粧水、乳液、ボディゲル、ヘアオイル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが全客室に用意されているのもありがたいところ。温泉に浸かった後、全身を思う存分保湿できます。

「これなんだろう?」と伝統的な箱根寄木細工のふたの箱を開けてみると、中には箱根のお菓子が3つも入っていました。菓子舗 間瀬の「箱根のお山」や孫三総本家の「温泉餅」は、ほっこりするおいしさ。世界農業遺産「静岡の茶草場農法」が用いられた「掛川茶」とともにいただきました。

冷蔵庫に入っている飲み物も自由に飲むことができます。「アルトビール」と「さくらエール」ははつはなオリジナル商品。さくらエールは神奈川県産の桜の花のサクラエキスを使用していて、爽やかな桜の香りを感じることができます。湯上がりに飲む一杯も、最高です……!

天然温泉の貸切風呂も無料! 館内で温泉めぐり

客室露天風呂があるだけでも嬉しいのに、「大浴場」と「貸切風呂」でも温泉が楽しめるのは「はつはな」の大きな魅力です。大浴場は温泉棟1階「竹の葉」と温泉棟2階「山の端」の男女入れ替え制。女性は15:00〜23:00に「竹の葉」、6:00〜10:00に「山の端」に入れます。「竹の葉」は離れた場所にあり、スロープカーに乗って温泉棟1階へ。ちょっとしたアトラクション気分で、行くのも面白かったです!

竹の葉は寝湯など3つの露天風呂と内湯の合計4つの湯船。美しい竹林を眺めながら、温泉に浸かれます。泉質は角質層を軟化させるアルカリ性単純温泉。美人の湯としても親しまれていて、入浴後は肌がなめらかに感じられました!

さらに、4か所ある「貸切風呂」でも温泉が楽しめるので、館内にいながら湯めぐりができちゃいます。貸切風呂は追加料金が必要なことも多いですが、はつはなでは無料。宿泊予約時に貸切風呂の予約もできます。

一番人気の貸切風呂はインフィニティスタイルの「川音(かわと)の湯」。唯一の完全露天風呂で、箱根の大自然に溶け込むように温泉を楽しめます。湯船は深さ1.1mの立ち湯と座れるエリアがあり、まるでプールのようなたっぷりのお湯に包まれる感覚が最高……! 時には目の前の青もみじに野鳥が遊びに来て、「ピピピー」と鳴きながら私を癒やしてくれました。

相州牛が絶品。地元産の食材を中心に使った夕食

夕食はダイニング「はなゑみ-花笑-」でモダン懐石に舌鼓。献立は毎月変わり、取材時の水無月(6月)はキャビアをあしらった「足柄金太郎鱒握り寿司」と7種の旬菜から始まる9品が登場しました。食前酒としていただいたのは、ホテルオリジナルの「さくらリキュール」。箱根の間伐材で作られたお箸は持ち帰りできるよう箱に入れられており、サステナビリティを大切にするはつはなならではのおもてなしです

フカヒレの玉子豆腐、旬の桜エビをはじめとする鮮魚5種盛りに続いて、肴「イサキのポワレ 黒オリーブソース グリーンソース」がお目見え。パリッと皮目が焼かれたイサキはとても肉厚で、脂がのった春〜夏ならではの旨みを堪能しました。地元のものを中心に使っている、付け合わせの野菜もおいしい!

メインは炭香「相州牛ロース炭火焼 マデラ酒ソース」。相州牛とは神奈川県南足柄産ブランド牛で、サシの入った相州牛ロースはとろけるおいしさ……。上質な脂の相州牛を最後までおいしく食べられるように、箸休めとしての付け合わせも計算し尽くされていて、食べる人のことを第一に考える料理人の想いが伝わってきました。

御食事はイサキのポワレの時からテーブルで炊いていた小田原米「はるみ」。釜で炊いたごはんは、おいしくないわけがありません……! 「鴨の治部煮と丸茄子の揚げ出し」とともに、ふっくら炊きたてごはんを堪能しました。

そのまま寝られる幸せ。客室で「おこもり湯治セラピー」

ご褒美旅なら、最後は客室でマッサージがおすすめ。2024年6月よりセラピストが自分の客室まで来てくれる「おこもり湯治セラピー」が提供開始されています。温泉に入ってからマッサージを受けて癒やされ、そのままベッドで寝られるのは至極の幸せです。

60分コース(19,000円)は足つぼ+背面のボディケア+ヘッドケア。特に足つぼがとても気持ちよく、セラピストさんが的確につぼを押してくれたことが印象的でした。硬くなった足裏がほぐされると、重だるかった足もスッキリ! 白檀の香りがするお香とヒーリングミュージックにも癒やされていると、いつの間にか意識は遠い彼方へ……。足はオイルマッサージ、背面&ヘッドはドライマッサージです。

朝ごはんもおいしい……豪華な和朝食&洋朝食

翌朝もよく晴れ、ダイニング「はなゑみ-花笑-」の湯坂山を望む席で朝食。朝の柔らかな光を浴びながら味わうと、とても贅沢な気分になりました。

和朝食または洋朝食から選ぶことができ、和朝食は小田原籠清のかまぼこ、焼き魚、温かいお豆腐など、小田原米「はるみ」と一緒に味わえる豪華なおかずの数々。洋朝食はオムレツを中心に、神奈川県・清川村産「清川恵水ポーク」のソーセージやベーコンを味わえます。どちらも水耕栽培で育てた秦野野菜のサラダが付いていて、そのフレッシュなおいしさに思わず笑みがこぼれました。

洗練された空間で滞在を楽しみながら、温泉や食事を大満喫できる「はつはな」。チェックイン〜チェックアウトまで、ホテルから一歩も出たくなくなるほど心地よかったです。女子旅や彼との旅はもちろん、母娘水入らずの旅にもぴったり。自分へのご褒美として、箱根への温泉旅を計画してみてくださいね。

・はつはな

電話番号:0460-85-7321(受付時間10:00~19:00)
住所:神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
HP:https://www.hakone-hotelhatsuhana.jp/

(撮影・取材・文:小浜みゆ)

※この記事は2024年07月05日に公開されたものです

小浜みゆ

神奈川県在住の旅ライター。旅が大好きなのでフットワークは軽く、国内・海外の素敵な場所を求めてどこへでも。得意ジャンルはホテル・リゾート・美容。写真にこだわります。

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