「周り」と「回り」の違いとは? それぞれの意味や使い方、「廻り」についても解説
「周り」と「回り」の類語・言い換え表現
「周り」と「回り」について、類義語も確認しておきましょう。
(1)周囲
「周囲」は、ある物のまわりや、その長さを意味する言葉です。
「周囲が石垣で囲まれている」「周囲の影響を受ける」「周囲10キロメートルの島」などの使い方をします。
(2)周辺
「周辺」は、あるもののまわりを取り巻く部分や、ある物事に隣接し関係する物事を指します。
「東京都の周辺」「周辺の事情を考慮する必要がある」などの形で使用します。
(3)巡り
「巡り(めぐり)」には、順番にまわることや、あちこちをまわり歩くといった意味があります。
「血の巡りが良い」「秘湯巡り」「名所巡り」などの使い方をします。
「周り」と「回り」を正しく使い分けよう
「周り」は「外周」「周囲」などの言葉を思い浮かべると分かりやすいように、何か軸があってその周辺、ということを意味します。
一方で「回り」の意味は主にグルグルと「回転」することです。「廻り」は「回り」と同じ意味を持ちますが、常用外漢字なのであまり使われません。
それぞれの意味を覚えて、正しく使い分けましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2024年06月28日に公開されたものです