緊張しない人の特徴とは? 人前で上がらないための方法も紹介
身近に「緊張しない人」はいますか? プレゼンなど人前で発表する場でも落ち着いている人がいたら「羨ましい」と思う人も少なくないはず。今回は、緊張しない人の特徴について解説します。
仕事や恋愛など、大切な場面で緊張してしまうと、本来のパフォーマンスを発揮できなくなるかもしれませんよね。
しかし、緊張しない性格になれば、いろいろな場面でチャンスをつかみやすくなるはず。そのためには、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、緊張しない人に共通する特徴と、人前で上がらないための方法について紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
緊張しない人の特徴とは?
緊張しない人には、どのような特徴が挙げられるのでしょうか? まずは、彼らに共通する傾向をチェックしていきましょう。
(1)失敗を恐れない
何かに取り組む時に「失敗したらどうしよう……」と不安を抱えていると、大切な場面でプレッシャーを感じやすくなってしまいます。
しかし、緊張しない人は、多少のミスは許容範囲と考えることができるため、チャレンジすることを恐れません。
おおらかに物事を捉えている人が多く、たとえ仕事などで失敗をしてしまっても、次の機会に取り返せばいいと思える傾向があります。
ミスを恐れずに、何事にも前向きに取り組むことができる姿勢は、彼らの強みといえるでしょう。
(2)周囲の目を気にしていない
周囲の目を気にしないのも、緊張しない人の特徴です。
他者からどう思われるかを意識しすぎると、自分が本来持っている実力を発揮できなくなってしまう可能性があります。
彼らは「人は人、自分は自分」と考えているため、緊張しないで物事を進められるのでしょう。
(3)ポジティブ思考
緊張しない人は、良い意味で完璧を求めすぎません。
気負いすぎると、それがプレッシャーの原因になってしまいますが、彼らは「100%ではなく80%くらいできれば大丈夫」「これくらいならOK」など、ポジティブに考えることができるのです。
どんな時も前向きな方向に気持ちを切り替えられるため、緊張しない姿勢を貫けるのでしょう。
とはいえ、悔しい思いや、恥ずかしい経験をしないわけではありません。彼らはそんな逆境すらも味方につけることができるのです。
(4)自分に対する評価が高い
自己評価が高いのも、緊張しない人の特徴の1つ。
自分に自信を持っているため、人前に立つ時や初対面の人と接する時なども、堂々と話ができるのでしょう。
好きな人の前でも緊張せずに振る舞えることが多く、恋愛面でもメリットがあります。
ただし、何の根拠もなしに自己評価が高いわけではなく、目標に向けて万全の準備をしている人が多いでしょう。
どんな話をしたらその場が盛り上がるのか、どうプレゼンすれば相手の心を動かせるのかなど、彼らはしっかりとシミュレーションをしているはずです。
(5)日頃から人前に立つ経験を積んでいる
緊張せず、自然体に振る舞える人は、人前に立つ機会を多く経験している傾向があります。
初めから緊張しない性格という場合もあるかもしれませんが、場数を踏むことで克服している人の方が多いはず。
経験を積んで慣れることで、人前に立つことにプレッシャーを感じることが少なくなっていくのでしょう。
(6)自分の感情をコントロールできる
緊張しない人は、感情をコントロールするのが上手な人が多いです。
自己管理能力が高いために、プレッシャーやストレスなど負担がかかる場面でも、冷静な判断を行い、自分らしく行動できるのでしょう。
(7)努力ができる
日頃から自身の弱点に目を向け、改善のための努力ができるのも、緊張しない人の特徴といえます。
彼らは、苦手なものがあればその原因を分析し、どうしたら克服できるのかを考え、行動に移す傾向があるでしょう。
そうすることで、自然と実力が身に付き、緊張せずに人前で振る舞えるようになるのです。
緊張する人としない人の違い
では、緊張する人としない人の違いは、どのような点があるのでしょうか?
(1)自分に自信があるかどうか
まず1つ目に、自分に自信を持っているかどうかという点が挙げられます。
緊張しやすい人は、自己評価が低い場合が多いです。「自分にはできないかもしれない」と思う気持ちが強いため、プレッシャーを感じやすくなってしまうのでしょう。
一方で、緊張しない人は、自分に自信があり、堂々とした振る舞いができる人が目立ちます。「自分ならできる」と思うことで、人前に立つ時でも緊張せずにいられるのでしょう。
(2)自分基準か他人基準か
物事の判断の基準を自分に置くか、他者に置くかというのも、両者の大きな違いです。
緊張しない人は、基本的に自分視点で物事を捉えています。「この人との関係を深めたい」「自分の意見をしっかり伝えたい」と「自分はどうしたいか」にフォーカスを当てて考えるため、自信を持った振る舞いができるのでしょう。
反対に、緊張する人は、他人基準で物事を判断する傾向があります。「嫌われたくない」「良い印象を与えたい」など、他者からの評価を気にしてしまう人が多いようです。
どちらが良い・悪いというわけではありませんが、物事をどの視点から捉えるかで、緊張する人かしない人かに分かれる可能性が高いといえます。
人前で緊張しない方法
ここからは、人前で緊張しないための方法を紹介します。
(1)腹式呼吸で緊張をほぐす
失敗できない時やここぞという場面では、どうしてもプレッシャーを感じてしまうもの。そんな時に体がこわばってしまうと、余計緊張が増す原因になるかもしれません。
そのため、体も心もリラックスさせたい時は、腹式呼吸をしてみましょう。
軽く目を閉じて背筋を伸ばし、おなかを意識しながら深い呼吸をすれば、気持ちを落ち着かせることができるはずです。
(2)しっかりと人前に出る準備をする
緊張しないためには、話す内容を考えたり、リハーサルをしたり、事前にしっかりと準備をしておくことも大切。
自分が「これだけ準備してきたから大丈夫!」と自信が持てるようになれば、おのずとプレッシャーを感じにくくなるはず。
また、何度もイメージトレーニングをすることで試行錯誤ができるため、話す内容や振る舞いなど、より良いパフォーマンスへとブラッシュアップしていけるでしょう。
(3)丸暗記しようとしない
大切な場面に向けて話す内容などを考えると、暗記しなければいけないと感じる人も多いのではないでしょうか。
しかし、全て完璧に覚えておく必要はありません。丸暗記をすると、かえって間違えた時に焦ってしまい、さらに失敗する原因になる可能性があるからです。
全体の内容や会話の大まかな流れなどは把握しておいた方がいいですが、「少しくらいミスをしても大丈夫!」という姿勢で臨むと、緊張を和らげることができるでしょう。
ただし、絶対に伝えたい内容だけは、必ず頭に入れておくように注意してくださいね。
(4)緊張してもいいと考える
緊張するのは、決して悪いことではありません。それが、パフォーマンスの向上につながることもあるからです。
大切なのは、緊張に慣れること。経験を積めば、次第に良い緊張感の中で結果を残せるようになるでしょう。
そのためには、失敗した時は反省点を確認し、次につながるように心掛ける姿勢が大切です。
(5)ゆっくり話すように意識する
プレッシャーを感じる中でその場の空気に飲まれてしまうと、さらに緊張してしまうもの。
そんな時は、話すスピードをゆっくりにしてみましょう。
慌てずに落ち着いた姿勢を意識すれば、周囲に緊張している様子が伝わりにくいですし、自分のペースを安定させることもできるはずです。
自分なりの緊張を和らげる方法を探してみよう
全く緊張をしない人は、ほとんどいません。
そのため、緊張することをデメリットとして捉えるのではなく、成長する機会だと前向きに考えることが大切。自分の心の動きを理解し、いろいろな改善策を試してみるといいでしょう。
また、緊張しないために努力を積み重ねていけば、大切な場面で本来の実力を発揮できるようになるはずです。
今回紹介した内容を参考に、自分なりの緊張を和らげる方法を探してみてくださいね。
(てら)
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※この記事は2024年01月25日に公開されたものです