今回のテーマ
アラサーコスメオタク厳選! ベストコスメ2024~メイクアップ編~
今年も残すところあと数週間。2024年もさまざまなメイクトレンドが生まれ、新しい自分との出会いをくれたコスメを見つけた人もいるのではないでしょうか?
今回のトークテーマは「ベストコスメ2024~メイクアップ編~」。よしかわとにしきおりが悩みに悩んで選んだ今年一のメイクアップアイテムをカテゴリごとに紹介します。
プロフィール
ライター よしかわ
カラーコーディネーターの母親の影響で、小学生時代に色彩とメイクの楽しさに魅了される。学生時代はコスメ集めに夢中になり、高校卒業後はアパレル店員や化粧品業界で広報を経験。現在はWEBライターとしてライフスタイル系の記事を執筆。2024年は特にベースメイクを楽しんだ一年に。メイク感は無いのに素肌がきれいと思わせるようなヘルシー見えするアイテムをセレクト。
編集 にしきおり
初めて自分でメイクをした14歳の頃からコスメの魅力に取りつかれ、学生時代から女性向けメディアに従事。美容系ニュースメディア、商品比較情報サイトのスキンケア部門ライターを経て、現在はマイナビウーマンでレビュー記事から取材記事、企画記事まで幅広く担当中。2024年のメイクキーワードは「バブみ」。ツヤ肌志向は去年から継続中!
■ベースメイクには自然な血色感とツヤ感をプラス
にしきおり:まずは化粧下地から。私はSHISEIDOの「エッセンス スキングロウ プライマー」です。あの爆売れした美容液ファンデーションのシリーズから下地が登場したということで注目していました。実際に使ってみたら下地の方が美容液感ありましたよね。
よしかわ:化粧下地とは思えない、もはや美容液の使用感でした。
にしきおり:ほんのりピンク色で、自然で健康的な肌に見せてくれます。程よいツヤ感で“作られた感”が無くて、本当に素肌をうるおしてくれる。もはやスキンケアと思えるような下地です。
よしかわ:私が選んだのはアリィーの「クロノビューティ ラスティングプライマーUV」。日焼け止め効果もSPF50・PA++++で、ツヤ感も血色感も、欲しいものが全部詰め込まれています。発売してからずっと愛用しているからもうなくなっちゃいそう……。冬場は特に日焼け止めを塗るのが面倒になっちゃうから夏場よりも使用頻度が高くなりました。
にしきおり:日焼け止めに絶大な信用をおけるアリィーから登場したのが良いですよね。
よしかわ:もう信頼度が半端じゃない。ドラッグストアで買えて持ち運びにも使い切りにもちょうど良いサイズ感で、本当にすばらしいです。
にしきおり:ファンデーションは、コスメデコルテの「ゼン ウェア グロウ」にしました。これは夏の発表会で出会ってからずっと激推ししまくってます。
「ゼン ウェア フルイド」は、マットな仕上がりだったから、自分が使うにはちょっとメイク感出すぎる気がして避けてたんですけど、グロウタイプが出るとなって初めて使ってみて、崩れにくさに改めて感動しました。使い方も別売りの専用スポンジでクッションファンデみたいにのせるだけで簡単にきれいなツヤ肌に仕上がるところも最高!
よしかわ:しかもそのツヤが長持ちするっていうのがまた良い。肌も疲れないですしね。ファンデが苦手な私がココイチ感動したのが、inouiの「リキッドファンデーション」。スキンケアの肌に溶け込む感覚がこのリキッドファンデーションでかなってしまうくらい、「素肌が美しくなりました」っていう仕上がりになります。
このみずみずしいテクスチャーと仕上がりなのにSPF50+・PA++++って欠点が一つも見つからない。学校一の秀才イケメン的な存在のファンデーションでした。
にしきおり:完璧度が伝わります(笑)。inoui って私たち世代にとって憧れのブランドですよね。
よしかわ:手の届かない存在が自分の元に来た感覚(笑)。それくらいすてきな出会いになりましたね。
にしきおり:パウダーはコスメデコルテの「ルース パウダー」にしようと決めていたのですが、どの色にしようかものすごく迷ったんですよ。でも今年話題になったといえば、「101」。デコルテからついに4色パウダーが出たっていうので、入手困難でしたよね。透明感が出るけど白っぽくも粉っぽくはならない。
よしかわ:血色感を上げてくれるし、崩れにくさもあって、乾燥しにくくて、パウダーに欲しい機能がもう全てが詰まっておりました。
私が選んだのはクレ・ド・ポー ボーテの「プードルコンパクトエサンシエルn」です。パウダーなのにテカリや乾燥を防ぎつつ、透明感あふれる肌に仕上げてくれる、まさに“トリートメントプレストパウダー”だなって体感できました。持ち運びまでしやすいコンパクトさなのでお直しにも使用してます。
にしきおり:肌が上質になる、魔法のお粉ですね。
にしきおり:コンシーラーは、ニ人ともリキッドタイプを選びましたね。私はJILL STUART Beautyの「ダイヤモンドティップス コンシーラー〈カバータイプ〉」にしました。去年から今年の初めにかけて口元に“フの字”にコンシーラーを入れるのが流行っていたと思います。あのメイク方法をやってみたくて買ったんですけど、実際に使ってみたら、いつのまにか“フの字”以外でも普通にコンシーラーとして愛用してました。
コンシーラーって顔料が多いものだと、私の肌が薄いからなのかちょっと浮きがちで使いにくいなって思ってたんですけど、 「ダイヤモンドティップス コンシーラー〈カバータイプ〉」は透明感が適度にあって、薄肌の人にも使いやすい自然ななじみと適度なメイク感の出るコンシーラーだなと思います。
よしかわ:ジルスチュアートのもメイク感が出過ぎない自然な仕上がりで良いですよね! 私はローラメルシエの「リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー」を選びました。これも本当に素肌になってくれるっていうところがお気に入りで、私もコンシーラーは合うものをなかなか見つけにくくて……。
にしきおり:テクスチャーも合う合わないがあるし難しいですよね。
よしかわ:「リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー」を試してみたら、塗りやすいのとなじみが本当にきれいで、私が選んだピンク系のカラーは、かわいらしさや血色感も生まれる。ファンデーションの代わりに目の下の三角ゾーンにのせてなじませるだけで肌全体がきれいに見える、そんな感動を与えてくれました。
にしきおり:今年もコンシーラーの進化が止まりませんでしたね。
■リニューアルした名作アイシャドウと暑膜感のあるリップがランクイン
にしきおり:アイシャドウも本当に悩んだんですけど、やっぱりルナソルの「アイカラーレーション」のリニューアルは、ニュースとして外せないと思って選びました。「アイカラーレーション N」になって粉質がさらに上がるって、どこまでいってしまうんだろうって思いました。
よしかわ:もう十分満足でしたよね?
にしきおり:そうなんですよね。でも、リニューアル品を実際に使ってみると、さらにポテンシャルや伸びしろがあるんだっていうのを実感しました。
ルナソルって黄み系のブラウンが得意なイメージがあるんですけど、「01」はオレンジ系のブラウンと一緒に、ちょっとくすみのあるグレイッシュなカラーが入ってるのが、今までルナソルにはあんまりなかったんじゃないかなって思うんです。それによってさらに今っぽい感じになって、ただのブラウンシャドウだとちょっと古く見えちゃう……っていう人がアップデートするんだったら、やっぱこのパレットかなと思います。
よしかわ:私もリニューアルアイテムになるのですが、アディクションの「ザ アイシャドウ パレット+」は外せなかった。
にしきおり:今年はアイシャドウパレットのリニューアルが多かったですよね。
よしかわ:良いものがより良くなって、また集めたくなっちゃう。中でもアディクションは元々好きなアイシャドウパレットっていうのもあったんですけど、粉質もさらに良くなり、色までかわいくなっちゃって……。
にしきおり:「011 サンタンキャメル」はモードな感じに仕上がって本当におしゃれですよね。色合わせのおしゃれさはやっぱりアディクションが秀でてるなって思います。
よしかわ:カラバリも増えたので、理想のカラーが見つかるし「この組み合わせがこんなにもおしゃれなの?」っていう化学変化を生んでくれるので楽しくなる。そんなワクワク感をくれたってところでこのパレットを選びました。
にしきおり:リップも非常に迷いましたが、一番使ってたRMKの「デューイーメルト リップカラー」の「05」を選びました。とにかく落ちなさに感動! 「デューイーメルト リップカラー」は、ツヤ系で唇がぷっくりボリューミーに見えつつ、RMKのおしゃれなカラーリングもありつつ、もちろん相性はあるとは思うんですけど、私の唇では荒れなかったので、こんなに優秀だと他の色も集めたくなっちゃいました。
よしかわ:欲しいものがぎゅっと詰まっているのが良いですよね。 私は今年の春に話題になって今年一番重宝したSUQQUの「モイスチャー グレイズ リップスティック」から「03 恋紬」というカラーを持ってきました。今年の春夏から唇の厚膜感が流行ったのもあるし、むっちりとかちゅるんとしたリップは引き続きトレンドなので、その先端を行ったんじゃないかなと思ってます。
にしきおり:私も同じの別の色を買ったんですけど、めちゃくちゃ良かったです!
■アイブロウとアイライナーは抜け感を、マスカラはブラックで決める
にしきおり:アイライナーは今年いろいろ使って、黒に再挑戦したりとかもしたんですけど、セザンヌの「ブレぴたライナー」を今一番使っています。短い筆で目尻のハネも描きやすいし、まつ毛とまつ毛の間もしっかり埋められる。今回は「20」を選んだんですけど、このブラウンが適度に目力が与えつつも、適度に抜け感を出せるっていうちょうど良いんですよね。これがセザンヌの価格だなんて「ありがとう」って全力で伝えたい!
よしかわ:もうリピート決定ですよね。私はinouiの「アイライナーリキッド」。inouiといったらアイライナーって言われてきてたけど、その時は世代ではなかったから実際どうなんだろうって使ってみたら、筆のしなりも重さもカラーも本当に絶妙!
「01 ナチュラルブラック」は黒だけど、程よい抜け感がちょうど良くて、やっと理想のアイライナーに出会えました。ずっとプチプラ系をメインで使ってきたけど、ちゃんとデパコスの魅力を分からせてくれたアイライナーでした。
にしきおり:アイライナーやマスカラはプチプラも負けてないと思いますが、実際にデパコスを使用するとデパコスならではの気づきがありますよね。
にしきおり:アイブロウは二人ともアイブロウマスカラでしたね。
よしかわ:今年はやっぱりベビ眉が流行ったということで、その抜け感を出すためにアイブロウマスカラは欠かせなかったあと思います。
にしきおり:たしかに。今年は特にアイブロウマスカラは良いアイテムがたくさんいろんなブランドから出てた中で、私はケイトの藤岡弘、のビジュアルが衝撃的すぎて「3DアイブロウカラーZ」にしました。
よしかわ:選定理由が藤岡弘、(笑)。
にしきおり:それですごい話題になったので(笑)。しっかり脱色級の眉マスカラって謳っているだけあって、しっかり黒みを抑えてふんわり仕上げてくれるし、長時間持つのもさすがケイトだなって思います。あとカラバリのおしゃれさ。これがプチプラでかなえるのはすごいですよね。
よしかわ:グレーニュアンスのカラバリがトレンド感満載で、どのカラーも本当におしゃれ。私もアイブロウには抜け感を一番意識したということもあり、KISSの「うす眉メーカー」を選びました。「01 ピンクベージュ」がすごく人気になったから「02 アッシュベージュ」も期待してて。実際に使ってみたら絶妙。髪を暗くしても明るくしてもちょうど良くて、売り場から消えた理由も納得です。
にしきおり:マスカラはupinkの「フェアリーカールマスカラ」を選びました。SNSで話題になってて、最初は「そんなにいいの?」って思ってたんですけど、このコームの細さがすごく使いやすく、適度に束にしてくれながらすっと伸びて、まっすぐまつ毛を繊細に作ってくれるっていうところが良かったです。
よしかわ:いろんな美容系YouTuberも紹介してましたよね。私も気になって買おうと思うといつも欠品中で、にしきおりさんがベスコスに選んだということで今度買ってみます。
にしきおり:下まつ毛にも使いやすいんですよ。1本で上下どっちもきれいに仕上がるのでおすすめです。
よしかわ:私が選んだのはルナソルの「フェザリーディファイニングマスカラ」。ツヤっとしたまつ毛がめちゃくちゃきれいで、私はどちらかというとセパレートてロングなまつ毛が好みなので、それを作ってくれるので一番よく手に取っていたと思います。
にしきおり:私も大好きです。繊細な仕上がりで、大人なまつ毛になりますよね。
よしかわ:ブラック×ツヤ感のあるまつ毛ってこんなにも美しいんだって、新たな気づきをくれたのもポイントです。
■チークとハイライトはアラサーならではの肌悩みを解消するものをチョイス
にしきおり:チークは、リニューアルして話題になったSUQQUの「ブラーリング カラー ブラッシュ」にしました。「01 淡音」のベビー感あふれるカラーと、“ブラーリング”と名前にもあるように、毛穴をぼかしてくれるところが、頬の毛穴が気になるアラサーの悩みにしっかり当てにきてくれたなと思います。
よしかわ:本当にアラサーになって頬の毛穴悩みに直面したので、ブラーリング効果のあるものはありがたいですよね。私も話題になったアルマーニ ビューティの「ルミナス シルク チーク ティント」を選びました。
じゅわっとした濡れツヤを作ってくれて、リキッドチークって使いたいと思っても、どうしてもベースメイクのヨレが気になって使いにくい印象があったんですけど、これはヨレない。本当にじゅわっと高揚したような頬に仕上げてくれるので重宝してます。他のカラバリも出てほしいと願うアイテムですね。
にしきおり:アルマーニ ビューティのチークもなかなか手に入らないほど人気になりましたよね。よしかわさんが選んだ「#62 デリケートモーヴ」はどんなメイクにも合いそう。
にしきおり:ハイライトは被りアイテムになりましたね! エレガンスの「アティミエル ヴェール」の「003」。どのカラーも話題になってて、多くのコスメ好きが絶賛してますよね。
よしかわ:パッケージといい、このきらめき感といい、磁石みたいに吸い寄せられましたもん。「003」はこの繊細なピンクのきらめきが血色を適度に与えてくれるので、私は重ねチークとして一番使ってます。これを付けるだけで私はきっと幸せ者なんだってマジック起こしてくれる(笑)。
にしきおり:分かります。幸せなツヤを仕込ませられる超優秀なハイライトでした。「001」と「002」は、手元とかで見るとギラギラ系なのかなって感じたのですが、実際に顔にのせるとなぜか良い感じのツヤになってくれて、それがすごいですよね。
よしかわ:どの色を買おうか悩んでいる人は、ぜひお顔につけて試してほしいですね。
■プチプラ部門ではSNSでバズったアイテムがランクイン
にしきおり:プチプラメイクアップ部門で私はfwee の「3Dボリューミンググロス」にしました。手元にあるのは「スコッチ30%」。今年とにかく話題になったブランドはfweeだと思っています。こんなにティントが流行ってる中でグロスがこんなにバズるって予想外でしたよね。
しかも、同じ色でも発色を変えて展開させるっていうのもまた新しい。これを求めてた人は結構いると思うんですよね。最初は「エンドゥ 70%」っていうしっかり赤が発色するものを買ったんですけど、あまりにも良すぎてその後に重ね付けにも役立つ「スコッチ 30%」という秋冬っぽい色をおかわりしました。
よしかわ:このグロスは二人でロフト取材に行った時に見つけたアイテムで、発色を選べる斬新さとグロスならではのジューシーな仕上がりが本当に良かったですよね。
私はプレ下地的な立ち位置でexcelの「デイスキンコンフォート」にしました。去年ぐらいからデイクリームがメジャーになってきて、高価格帯のものが多かった中で、突然excelから現れて、この価格帯で満足できるのかなって気になって使い始めたらもう手放せなくなったんですよ。保湿力とメイクのもちが変わるのがわかる! 夏に使っても暑苦しくはないし、冬はもうもちろんいてほしいし、本当に革命でした。
にしきおり:これも話題になりましたね。プチプラデイクリームの枠を一気にかっさらっていった印象があります。メイクブランドの方がもしかしたらこういうアイテムはうまいのかもしれないですね。
よしかわ:この子は多分私の中で生涯コスメになると思うっていう出会いだったのでベスコスに入れました。
2024年もコスメとのすばらしい出会いがたくさんあった二人。紹介しきれないくらいにたくさん良いコスメに出会えましたが、今年の私たちのベスコスはこのようなラインアップとなりました。コスメフリークの二人が自信を持って推すコスメたちなので、気になるアイテムを見つけたらぜひチェックしてみてくださいね。
■今回の登場アイテム
SHISEIDO エッセンス スキングロウ プライマー 5,280円
アリィー クロノビューティ ラスティングプライマーUV 1,980円
コスメデコルテ ゼン ウェア グロウ 7,700円
inoui リキッドファンデーション 8,800円
コスメデコルテ ルース パウダー 101 6,050円
クレ・ド・ポー ボーテ プードルコンパクトエサンシエルn 12,100円
ジルスチュアート ダイヤモンドティップス コンシーラー〈カバータイプ〉 3,300円
ローラメルシエ リアル フローレス ウェイトレス パーフェクティング コンシーラー 4,730円
ルナソル アイカラーレーション N 01 7,700円
アディクション ザ アイシャドウ パレット+ 011 6,820円
RMK デューイーメルト リップカラー 05 3,080円
SUQQU モイスチャー グレイズ リップスティック 03 5,830円
セザンヌ ブレぴたライナー 20 891円
inoui アイライナーリキッド 01 4,400円
ケイト 3DアイブロウカラーZ BR-5 935円
KISS うす眉メーカー 02 1,100円
upink フェアリーカールマスカラ ブラック 1,100円
ルナソル フェザリーディファイニングマスカラ 01 4,180円
SUQQU ブラーリング カラー ブラッシュ 01 6,600円
アルマーニ ビューティ ルミナス シルク チーク ティント 62 6,600円
エレガンス アティミエル ヴェール 003 6,380円
fwee 3Dボリューミンググロス スコッチ30% 1,760円
excel デイスキンコンフォート 2,310円
※いずれもライター、編集部私物です。
(写真・文:吉川夏澄、編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部)