「ヤツデは縁起が悪い」は迷信! 縁起物として扱われる理由を解説
ヤツデとは、直径40センチにもなる大きな葉をつける植物です。かつては「縁起が悪い」という言い伝えがあったヤツデですが、現在では一転、縁起物として親しまれています。この記事では、ヤツデが縁起物として扱われるようになった理由を紹介します。
ヤツデは葉が大きく毒性もあり、昔は縁起が悪い植物として扱われていました。
しかし、最近では魔除けや金運アップに効果があるとされており、玄関先に置いたり西の方角に植えたりすると運気が上がる縁起物として扱われています。
この記事では、ヤツデが縁起物として扱われるようになった理由について詳しく紹介します。
そもそもヤツデ(八手)とは何?
ヤツデはウコギ科ヤツデ属で、一年中緑色の葉をつける木です。寒さに強く耐陰性があるため、陽当たりが悪い環境でも生育が可能で、昔から坪庭でもよく見られてきました。
ヤツデの葉には毒性がありますが、乾燥させて粉末にすれば痰に効く薬となったり、お風呂に入れたらリウマチに効果があったりするといわれ、さまざまなところで重宝されている植物です。
ヤツデは縁起が悪いとされていた理由
昔の日本では、「ヤツデは縁起が悪い」という迷信が存在していました。ではなぜヤツデは縁起が悪いといわれていたのか。その理由を3つ紹介します。
(1)大きな葉で日光を遮るから

ヤツデの葉
ヤツデは最大40センチ程度にもなる葉と、高さ4メートルほどまで成長する木です。
この木が家のそばに生えていると、日光を遮り家の中は日当たりが悪くなってしまうことがあります。日当たりが悪くなることで、気分が落ち込んだり体調が整わなかったりすることから、ヤツデは縁起が悪いと敬遠されていたのです。
(2)葉にエネルギーを吸い取られるから
ヤツデの大きな葉にエネルギーを吸い取られてしまうといった迷信もあります。
たしかに、直径40センチにもなる大きな葉を近くで見ると、威圧的に感じてしまいそうですね。この大きな葉によって、私たちからエネルギーを吸い取っているのでは? と感じている人もいたようです。

人気風水師の李家幽竹先生に、花や観葉植物の風水的な役割や置き方、選び方、避けたい観葉植物などについて伺いました。本文が入ります
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