ノーマスクでも安心! ヤーマン流・印象力アップの“表情筋ケア”
5月から新型コロナウイルスが5類となり、マスク着用も個人の判断に任せられると発表されました。かれこれ3年も付け続けてきたマスクは、最初こそ煩わしいものでしたが、いつしか当たり前に。今や「スッピンでも堂々とお出かけ」「メイクは目元オンリー」なんて人も増え、ノーマスク生活の再来に怯えている……なんて人も少なくないのでは? そこで今回は“表情筋ケア”に着目したヤーマンが運営する「FACE LIFT GYM」のトレーナーさんに、おすすめのケアを教えてもらいました。
マスク生活がスタートしてから3年。「ベースメイクはしなくてもいいかな」「見える目元だけ笑顔にしておけば……」と、メイクのステップを省略したり、目元だけで表情を作ったりすることに慣れてしまっていませんか?
いよいよマスク着用義務が解除され、ノーマスク生活に戻りつつある今、マスクを外した時の印象アップに取り組んでみてはいかがでしょう。今回は、“表情筋ケア”に着目したヤーマンが運営する「FACE LIFT GYM」トレーナーの国分さんに表情筋ケアについて教えてもらいました。
“表情筋”を鍛えることで感情を表情として豊かに表現できるように
──はじめに「FACE LIFT GYM」について教えてください。
「FACE LIFT GYM」は、ヤーマンの製品を使って表情筋のトレーニングができるジムです。私のような専門のトレーナーがお一人ずつ、家庭用美顔器を使って担当するので、自分一人でケアをするのに自信がない方や、美顔器の正しい使い方や当て方がわからないという方におすすめです。
──表情筋をケアすることで印象アップにつながるんですか?
はい。表情筋が硬くなったり普段使わずに衰えてきたりすると、表情が出しにくくなってしまうのです。そこをしっかりとほぐし、鍛えて動かしやすくしてあげることで、感情を表情として豊かに表現できるようになるので、魅力的にうつる=印象アップにつながります。
──ヤーマンさんが“表情筋”に着目した理由は何だったんでしょう?
表情だけ・肌だけ・筋肉だけというアプローチはこれまでにもありましたが、表情筋にフォーカスされているものはありませんでした。
弊社は長い間、美容機器開発に取り組んできました。その背景には、2020年にマスク生活だからこそ美容機器が提供できる価値、当社が皆様にお伝えできることとして“表情筋”に注目しようというプロジェクトが立ち上がったんです。それが、表情筋などの肌の深層にアプローチする美容技術を研究する「表情筋研究所」でした。その流れで、専門のトレーナーにきちんとケアをしてもらえる「FACE LIFT GYM」のメソッドもこの研究所で蓄積されてきた研究がベースになっています。
顔の筋肉によってアプローチ方法は異なる!
──具体的に、表情筋ケアにはどんな種類があるんですか?
表情筋は、実は顔全体で約30種類以上あるんです。そして、顔の筋肉によってどう働きかけるのかも異なります。
例えば、頬にある大小頬骨筋(だいしょうきょうこつきん)は衰えてくると顔の印象が下がるうえ、ほうれい線の原因になる筋肉なので、しっかりとトレーニングしてあげることが大切です。対して、歯を食いしばった時に硬くなる咬筋(こうきん)は、鍛えすぎるとエラ張りの原因に。しっかりとほぐしてあげることが重要になります。
──鍛えるだけではダメなのですね。表情筋ケアの際に気をつけるべきポイントはありますか?
やりすぎにも注意です。「引き上げたい」という気持ちが強い方ほど、長時間トレーニングをしたり力を入れすぎてしまったりするのですが、そうすると部位によっては先ほどお伝えしたエラ張りなどの原因になってしまいます。
ヤーマンの機器の中には、EMSという電気を使って筋トレをしている状態に筋肉を持っていくアイテムがあるのですが、筋トレで筋肉痛が起こるように、顔もやりすぎると疲れてしまうので、適度な時間と力を守っていただくのが一番のポイントです。
まずは“表情筋”の癖に気をつけてみて
──マイナビウーマン世代の場合、どんなことに気をつけて表情筋のケアをすべきですか?
(アラサー女性は)肌に関しても表情筋に関しても、ちょうど「気になりだしたけど、まだ目に見えて分かるわけではないし……」という年代ですよね。
そういった方は、まず表情筋の癖に気をつけていただきたいです。左右の噛み癖や頬杖をつきがちな方向によって、使っている筋肉と使っていない筋肉が出てきてしまい、それが結果的に表情の歪みを作ってしまいます。
筋肉を使っていない側が緩んでくると、そこからシワやたるみにもつながるので、日常生活の表情筋の癖から意識してもらうのがいいかと思います。
また、年齢によって筋肉は衰えてしまうので、今からEMSを使ったトレーニングをスタートするのがおすすめです。
──もし表情筋の癖、歪みを見つけたらどう対処したら良いのでしょうか?
硬くなっているのは使っていない筋肉なので、リリースボールなどを使ってほぐしてあげるだけでもだいぶ表情がほぐれると思います。そのうえで顔の筋肉に美容機器でアプローチしてケアしたりトレーニングすることでも変わりますよ。
──これから年齢を重ねていく中で、さらに気をつけた方がいいところはありますか?
頭皮ですね。頭と顔は皮膚1枚でつながっているので、頭皮が下がると必然的に顔の印象も下がってきてしまいます。顔だけではなく、頭皮もケアしたりトレーニングしたりすることで、顔が下がった印象も改善できるようになりますよ。
あとは、デコルテも重要です。「FACE LIFT GYM」でのケアはデコルテをほぐすことからスタートし、デコルテ周りの流れを良くしてから顔、頭のフェーズに入ります。物理的にほぐすことでより表情が引き締まりやすくなるので、デコルテまでケアしてあげた方が印象アップにつながるでしょう。
筋肉は何歳からでも応えてくれる! 今日からケアを始めてみては?
──ヤーマンの製品を使った表情筋ケアには、どんなものがあるのでしょう?
実際のトレーニングでは、「ヴェーダニードルスパ BS for Salon」でデコルテ・首・肩・頭を、少しずつ力を入れながらほぐしていきます。そして次に「リリースボール」を使います。大きさが3種類あり、小さいもので耳裏などのツボを押し、中サイズで咬筋などをほぐし、大きいサイズで肩周りをほぐします。
しっかりと筋膜をほぐして筋肉が動きやすくなったところで「メディリフト」や「WAVY」を使って電気の刺激で、トレーニングしていくのが基本的な順番です。「WAVY」は大小2サイズあるので、使い分けながら適した筋肉に部分的に当てていきます。
プラスでお客様のお悩みに合わせて、オプションという形で違う機器を使うこともありますが、基本的な「FACE LIFT GYM」でのトレーニングはこの流れで行っています。
──どれくらいの頻度でケアするのがいいのでしょうか?
「FACE LIFT GYM」に通っていただくのであれば、最初は2~3週間に一度、その後はもう少し間隔を開けて1カ月に一度がおすすめです。よりすっきりした印象を維持しやすいと思いますよ。
──機器を使う以外にも、自宅でできるおすすめケアはありますか?
耳の後ろがマスク生活などで詰まっている方が多いので、ボールをお持ちでなければ、手をグーにして人差し指の第二関節でグリグリと押してあげるだけでもスッキリします。
──トレーニングする前に物理的にほぐしてあげることが大切なんですね。では最後に、ノーマスク生活に戻りつつある今、マスクを外すことに恥じらいを感じている方やこれからケアを始めようとしている方にメッセージをお願いします。
恥ずかしい気持ちは私もすごく分かります。ですが、皮膚と違い筋肉は、何歳からでも鍛えるとちゃんと応えてくれるので、気づいた時から少しずつ始めることで印象を変えられると思います!
おうちで地道にケアすることももちろん良いですが「ひとりでやるのは心が折れそう」「ケア方法が合っているのか不安」という思いが少しでもあれば、私たちがしっかりサポートしますので、ぜひ遊びにきていただければと思います。
(取材・文:ameri、写真:大嶋千尋、編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部)
※この記事は2023年05月31日に公開されたものです