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「私事で恐縮ですが」の正しい使い方とは? 意味と言い換え表現を解説

にほんご倶楽部

「私事で恐縮ですが」の使い方と例文

ここからは、「私事で恐縮ですが」という言葉の使い方を、例文を用いて紹介していきます。

仕事をしていると、仕事以外のプライベートな事柄について上司や同僚に伝えておかなくてはいけないということが出てくるものです。

話をするのがはばかられる場合、伝えにくい場合もありますが、「私事で恐縮ですが」を使うと、自然に伝えることができますよ。

個人的な事情で休暇を取る場合

休暇を取る場合、プライベートな事柄が理由である場合がほとんどでしょう。個人的な用事のために休暇を申請したり、休日出勤を断ったりする場面で、「私事で恐縮ですが」が使われます。「職場に迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちを伝えることができます。

休暇を取りたい場合、日程が決まったらなるべく早めに上司に伝え、許可を得ることが大切です。「私事で恐縮ですが」というフレーズを使うことによって話を切り出しやすくなりますし、聞く側も受け入れやすくなります。

例文

・「私事で恐縮ですが、○月○日は休暇を取得したくご許可のほどよろしくお願いいたします」

・「来週日曜日の出勤につきまして、私事で恐縮ですが、子どもの運動会があるため別の週に変更いただけないでしょうか?」

異動や退職のあいさつをする場合

社内で別の部署に異動する時や、会社を退職する時には、お世話になった上司や同僚、社内の関係者の他、社外の取引先の担当者やお客様など、さまざまな相手に報告とお礼のあいさつをすることになりますね。

異動や退職といった個人的な事柄について話を切り出す時に「私事で恐縮ですが」を使うと、礼儀正しく謙虚な印象になります。

例文

・「私事で恐縮ですが、この度、○月○日をもちまして、一身上の都合で退職することとなり、本日が最終出勤日となりました。本来であれば直接伺ってごあいさつすべきところ、メールでのご連絡となりましたことをお詫び申し上げます」

・「私事で恐縮ですが、○月より営業部に異動することとなりました。新人の頃から皆様にご指導いただき、感謝申し上げます。担当していた業務につきましては、○○さんに引き継ぐ予定です」

結婚の報告をする場合

プライベートな事柄を全て会社に報告する必要はありませんが、結婚が決まった場合は、上司や同僚に報告するのがビジネスシーンでのマナーといえるでしょう。

言い出しにくいかもしれませんが、「私事で恐縮ですが」を使うとスムーズに報告できますよ。

例文

・「私事で恐縮ですが、この度○月○日に結婚することとなりました」

・「私事で恐縮ですが、○月○日に入籍しましたことをご報告いたします」

▶次のページでは、「私事で恐縮ですが」を使う時のポイントと言い換え表現を解説します。

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