自分で考えない人の特徴や心理とは? 上手に接する対処法を紹介
考えない人にならないためには?
もしかすると、自分が考えない人になっている可能性もあります。どうすれば常に思考することができるのでしょうか?
最後に、自分が考えない人ならないための方法について解説します。
(1)常識や前提を疑う
思考の柔軟性を保つためには、固定概念にとらわれないことが大切です。
過去に成功体験があり、一般的な正攻法が身に付いているほど、気づかないうちに考えなくなっている可能性があります。常識や前提は変化しますし、唯一無二の正解ではないことを強く肝に銘じましょう。
(2)目的思考を持つ
長く続けていることは習慣化しやすいです。元は手段だったはずなのに、まるでその習慣自体が目的のようになって、考えずに手を動かすようになっていきます。
何のためにしているのかを自分に問いかけ、目的に合っている方法なのかを見直すようにしてみると良いでしょう。
(3)価値観が異なる人と付き合う
気が合う人や付き合いが長い人とは価値観が似てきます。人は刺激や違和感をきっかけとして思考を深めます。自分とはまったく異なる背景や考え方を持つ人たちと関わると、自然と疑問や発見があり、好奇心が刺激されるでしょう。
たとえそれが衝突になったとしても、頭を使って解決に導こうとすれば、頭は鍛えられるはずです。
(4)教養を身に付ける
これまで積み重ねてきたあなたの経験には価値がありますが、世界にはまだ未体験のことの方が圧倒的に多いはずです。
読書や芸術鑑賞など、少し背伸びをして頭や五感をフル活用する時間を持ってみましょう。あなた自身の経験と教養とを掛け合わせれば、厚みのある思考ができるようになるはずです。
(5)考えをアウトプットする
学びはアウトプットすることで定着率が高くなるといわれています。
思考を頭の中だけで完結させず、日記やブログなどのさまざまな形で発信してみてください。「他者に理解してもらうにはどう伝えたらいいか」という工夫を通じて、考えが磨き込まれる感覚を得られるでしょう。
誰でも考える習慣は育てられる
頭の良さや持って生まれた才能で捉えがちな「考える力」。考える人と考えない人との差は、頭脳以上に習慣にあるのではないでしょうか?
考えない人の特徴を掴み、接し方や環境を工夫して、考える習慣を育ててみましょう。
もしもあなた自身の考える力が鈍っているのなら、今回紹介した内容を参考に、ぜひ考える力をさらに磨いていってみてくださいね。
(井口 藍)
※画像はイメージです
※この記事は2023年04月11日に公開されたものです