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運気が左右される!? 霊が見える芸人・シークエンスはやともが語る「霊との付き合い方」

#見えすぎ芸人・シークエンスはやともの生き霊開運術

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特集「この春、私をアップデート」では、マイナビウーマン編集部が読者にこの春に提案したい「私のアップデート術」をお届け。そこで、霊が見える芸人・シークエンスはやともさんに生き霊を味方につけて幸せをつかむ“とっておきの開運術”を教えてもらいました。全4回にわたってお届けする本連載。第1回はシークエンスはやともさんの正体に迫るインタビューです。

取材・文:ameri
撮影:佐々木康太
編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部

生き霊によって運気が左右されることもあるのだそう。そもそも生き霊とはどんなものか、生き霊がどんな影響を与えているのか、はたまた生き霊とはどんな付き合い方をしていけばいいのか、分からないことばかりですよね。

そんな生き霊を見ることができるのがピン芸人・シークエンスはやともさん。2016年に『女性自身』にてコラム「ポップな心霊論」の連載を開始し、数々のテレビ番組で有名人の霊視を行うなど、“霊が見える芸人”として一躍有名になりました。

今回、開運術を教えてくれるシークエンスはやともさんとは何者なのか、詳しくお話を聞きました。

「合コンで先輩たちがどの女の子に好かれているか伝える係をやっていました(笑)」

──まず最初に、はやともさんって普段は何が見えているのでしょう?

生き霊と死霊が見えています。生き霊で言うと、誰のことを恨んでいる・好いているというのが飛んでいって付着しているので、「何人に恨まれていますね」「何人に好かれていますね」というものが分かります。あとは、その人そのものがどういう生き霊だから、根っこはこういう人、今こんなことを考えているということが分かります。

死霊に関しては、スピリチュアル業界っぽく言うと不成仏霊、背後霊、浮遊霊が見えます。死んでから成仏するまでの間、例えば「子どもが大学生になるのを見届けたかった」という親や「女の子と1回でいいから付き合ってみたかった」という男の子など、そういった欲が成仏できていない状態で残っているものが不成仏霊と呼ばれているもの。それらが解消されて“もう成仏します”と言っているものは、基本的には僕には見えないものなんです。

──その能力が普段の生活に生きることは?

例えばですけど、合コンへ行った時に、先輩たちがどの女の子に好かれているかを伝える係をやっていたことがありましたました(笑)。そういう面では役立っていたかなと思います。

──では、こうやって話している間にも、いろいろなものが見えているということですか?

見ようと思えばですけどね。基本的にはずっとオフの状態なので。

──スイッチのオンオフがあるんですもんね。

めっちゃあります。先輩芸人さんとご一緒させていただく時は、お笑いのスイッチも霊視のスイッチもオンにするので、とても楽しい分すごく疲れるんですよね。このインタビュー前も先輩芸人さんとお仕事をさせていただいていたので、今ヘロヘロです(笑)。

『ホンマでっか!?TV』をきっかけにガラリと変わった環境

──はやともさんの霊視は先輩方の役に立つだけではなく、現在はお仕事になっているわけですが、どういった経緯でお仕事につながっていったのでしょう?

仕事にする気は全くなかったのですが、どうしても他の人と異なるものだったので、先輩芸人さんからテレビのディレクターさんと段々と知れていき、いつの間にかテレビに呼んでもらえるようになりました。

なので、自分で努力して少しずつステップアップして売れたのとは感じが違いましたね。突然ドーンときたので。

──ドーンときたきっかけはあったのでしょうか?

明確なのは『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系バラエティー番組)です。その1年前に『さんまのお笑い向上委員会』という番組のモニター横芸人のネタ見せに行き、そこは落ちたのですが、ディレクターさんが僕の吉本のプロフィールを見て「おばけ見えるの?」と興味を持ってくれて。

ディレクターさんに誘われて食事へ行き、彼が呼んだゲストを毎回霊視して……というのを繰り返して1年ほど経ったあたりで、「はやとも、『ホンマでっか!?TV』決まったぞ」と。

『さんまのお笑い向上委員会』と『ホンマでっか!?TV』のディレクターさんが同じで、おそらく1年ほどかけて「こいつはテレビで使える存在かどうか」をテストしてくれていたんですよね。当時、Twitterのフォロワーも3,000人くらいの無名芸人状態で出演し、そこから明確にお仕事がドカンと増えた感じでした。

──環境は変わりましたか?

めちゃくちゃ変わりました。第一にバイトを辞められましたし、YouTubeを始めるきっかけにもなりました。あとは、さんまさんやダウンタウンさん、ナインティナインさんなど、夢にまで見ていた芸人さんと山ほど会えましたね。本当にラッキーボーイです。

あとは、『ホンマでっか!?TV』への出演が決まった時に、作家の小林仁さんから「もっと色をつけて、みんなが見てて楽しくなるように書け」と、そしてそれを「iPadで霊視するやつは見たことがないから、紙じゃなくてiPadでやれ」と言われたんです。

とはいえ無名芸人時代、貯金4万円とかですから「中古で探します」と言ったら、小林さんが目の前で「買うたるわ」とプレゼントしてくれて。iPadで霊視するというパフォーマンスの仕方が当たったことも大きなきっかけでしたね。全部人のおかげ。本当に運がいいなと自分で思います。

殺人事件の目撃をきっかけに“死霊が見えること”に気づく

──霊が見えるきっかけというのが、小学3年生の頃に起きた殺人現場を目撃したことだったとか……?

そうですね。僕が住んでいたアパートの目の前のマンションで、男性2人がもみ合いになり、一人が相手の頭をナイフでグサッと刺して、刺された男性は亡くなってしまったんです。

その一部始終を目撃した後に「寝よう」と横になり目をパッと開いたら、ナイフを刺されていたスキンヘッドのおじさんの顔が目の前にあり、「うわー!」となったのが最初です。

──それはびっくりしますよね。

びっくりしました。でもお袋は、何も見えない・聞こえない・感じない人なので、ただ僕が学校へ行きたくないからうそをついて駄々をこねていると思われていました(笑)。

一方、親父は霊が見える人だったので、僕は小さい頃から見えてはいたと言われましたね。でも、幼い頃はそれが幽霊だと思っていないので、おばけが見えていたという記憶は正直ないんです。

ですが、目の前で刺されたスキンヘッドのおじさんは絶対に死んでいるじゃないですか。そこで「これは違うぞ」と気がつきました。

──霊が見えると気がついてから、怖さはなかったんですか?

驚きはありました。例えば、帰宅してトイレに行くと知らない人がいるとか、彼女の家に行って風呂を借りようとしたら知らない人が入っているとか、遭遇した時のびっくりはありますが、“おばけ=怖い”とはならなかったです。人間でも怖い人は怖いじゃないですか。そういう人が目の前に来ると、人間であっても幽霊であっても怖いですね。

ただ、幽霊だから怖いのは“子ども”です。子どもの幽霊は寂しいし無邪気なので、何とか引っ張ってやろうとする力がとても強いんです。悪気もなく「一緒にいたい」「遊びたい」という気持ちで誘ったり引っ張ったりするので……。

“生き霊”への気づきは中学校での色恋沙汰がきっかけ

──生き霊も死霊と同じタイミングで見え始めたんですか?

実は、「殺人きっかけ」のエピソードがインパクトが大きいのでよく話しているのですが、生き霊が見え始めたのは全く違うタイミングなんです。

中学生あたりの色恋沙汰が出始めるようになるタイミングで、所属していた生徒会内で「あれ、こことここ、好き同士じゃない?」というのが、雰囲気とかではなく可視化して分かるようになったんですよ。パーンと粒みたいなものをお互いが飛ばしあっていて、なんとなく観察を続けていたら、彼らがよく一緒にいるのを見るようになり、「俺、そういうの見えているっぽいぞ」と気づいたんですよね。

ただ、一応生き霊という言い方をしているのですが、これが生き霊かどうかは正直まだ分かりません。『ホンマでっか!?TV』の先生たちに聞くと、第六感的なものだったり何か病気の可能性もあるんじゃないかという話だったりもあるのですが、死霊と同じように生き霊と自分の中では解釈しています。

──生き霊と死霊では見方が変わるんですか?

生き霊は粒のように見えていて、死霊は人の形で見えています。

なので、死霊の場合は「こんな見た目、これくらいの年代の人がついています」と言えますが、生き霊は光の粒でぼんやりと見えるので、「女性かな、男性かな」と見極めて伝えている形です。

生き霊は断定が難しくて。文字で「浮気!」と出てくれば「浮気していますよね?」と言えますが、ハッキリと出るわけではないので、「これは浮気かな……?」と答えるしかないんですよ。

人との付き合い方が生き霊との付き合い方 “いけにえ”にならないように注意して

──幽霊が人に与える影響は何かあるんですか?

生き霊がついている場合は、自分次第で運を良くすることも、悪くすることもできます。死霊の場合は、例え親族であったとしても死に引っ張ろうとする、運が悪くなるという影響があります。

ただそうは言っても、ほとんどの人は生き霊や死霊のせいではなく、大体自分のせいで運が悪くなっています(笑)。9割5分は自分のせいですね。5%くらいの方は、何かがついている状態で生まれ変わっていたり、前世で良くないことをしてそれを償わなければいけないフェーズだったりと、おそらく生まれながらにして運が悪いと思います。

──では、生き霊たちとはどういった付き合い方をすれば運気を上げることができるのでしょうか?

人との付き合い方が生き霊との付き合い方になるので、中高年層に関しては楽かと思います。というのも、身近な家族、ご近所さん、触れ合う職場の人たちが基本的に生き霊を飛ばし合う間柄になるので、この環境を整えておけばいいわけです。もし整えられないと思った環境は捨ててしまえばいいので。

「そんな簡単に言わないでよ」と言われるかもしれませんが、究極、捨てられない環境の方が少ないと思うんです。整えておくことで、何も飛んでこないですし、自分も人にむやみやたらに飛ばすこともないので、クリーンになると思います。

問題は、若年層ですね。

ネットやSNSが普及した今、バズることで注目を浴びたり、承認欲求を満たしたりしようと考える方も多いと思います。

適した内容で発信しているのであればいいものの、ほとんどの場合は“炎上”が一番バズりやすいですよね。でも、バズ狙いの心無いコンテンツを発信すると、見ず知らずの人から念を飛ばされることもあるんです。その念が生き霊となって自分についてしまうので、どんどん運気が下がってしまう、いわば“自分で死に場所を探しているような人生を歩んでいる”とも言えると思います。

インターネットを通じて誰でも発信できる時代、これを頭に入れながら活動しないと、知らない間に見ず知らずの人たちのネガティブな念のはけ口になってしまい、自分が“ネットのいけにえ”にされてしまうよというのは教えてあげないと危なくなってしまうのではないかなと感じています。

──悪い念を飛ばされないように、ネットや人との付き合い方は考えないといけないんですね。

次回、シークエンスはやともさんによる開運方法を教えます!

※この記事は2023年03月29日に公開されたものです

ameri

2016年より執筆をはじめ、主に美容・恋愛・ウエディングについて書いています。美容とコーヒーとチョコレートをこよなく愛するフリーライター。コスメと触れ合うこと、旅行、カフェ巡りが趣味です。百貨店のコスメフロアによく出没する特徴あり。

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