「ロハ」の意味とは? 由来と使い方、類語(例文つき)
「ロハ」とはビジネスシーンでも使われる言葉ですが、どんな意味を持つのでしょうか? またその由来とは? この記事では「ロハ」の意味と使い方、類語について、例文を交えながら紹介します。
「ロハ」という言葉をビジネスシーンで耳にしたことがある人もいるのでは? 具体的にはどんな意味なのでしょうか?
この記事では、「ロハ」の意味や由来、使い方、類語を例文つきで紹介します。
目次
ロハとは?
まずは、「ロハ」の意味や由来を紹介します。
「ロハ」の意味
「ロハ」は辞書によると以下のように説明されています。
ろ‐は
《「只(ただ)」の字が片仮名のロとハを続けた形であるところから》代金や料金などが要らないこと。ただ。無料。「―で映画を見る」
(『デジタル大辞泉』小学館)
つまりロハとは、「タダ」や「無料」を意味する言葉です。「これ、ロハでお願いできますか?」「この件はロハで」などと使われます。
「ロハ」の由来
ロハの由来は「只(ただ)」という漢字にあります。
「只」を分解すると、カタカナの「ロ」と「ハ」に見えることから「ロハ=タダ」という意味を持つようになりました。
「ロハ」の使い方と例文
ロハは、主にフランクなビジネスシーンで使われる言葉です。ロハという言葉の成り立ちからも分かるように、言いにくい言葉を濁して伝えるというニュアンスを持ちます。
例えば「サービス料や商品代を無料にしてほしい」という時、「タダにしてもらえませんか?」というのはあまりに直接的な表現ですよね。
そんな時、「ロハにしてもらえませんか?」と言い換えることで、言いにくいことを間接的に伝えられる効果があります。
例文
・予算の関係で、追加の依頼はロハにしていただけませんか?
・後出しで追加された依頼が多くて、この仕事はロハ同然だった。
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