「手弁当」の意味とは? 由来と使い方、類語(例文つき)
「手弁当」の類語
手弁当には、いくつかの類語があります。使う相手やシーンに応じて、適切な言葉を選びましょう。
(1)「自腹を切る」
自腹を切るとは、「必ずしも自分が不安する必要のない費用を自分で負担する」という意味の言葉です。
例えば、「前のアポイントが長引いたので、次の取引先までのタクシー代は自腹を切ったよ」というように使います。
日常会話で耳にする機会も多いため、手弁当に比べて意味が伝わりやすいといえるでしょう。
ただし、手弁当は「自費で働くこと」を意味し、自腹を切るは「自分で費用を負担すること」を意味するためややニュアンスが異なります。
(2)「持ち出し」
持ち出しとは、「予算以上にかかった費用を自分が負担すること」を意味する言葉です。
例えば、「グリーン席に変更した場合の差額は持ち出しでお願いします」というように、予算を超過した費用について自己負担する時などに使われます。
(4)「自弁(じべん)」
「自弁」とは、次のような意味を持つ言葉です。
じ‐べん【自弁/自×辨】 の解説
[名](スル)自分で費用を負担すること。「現地までの交通費は―してください」(『デジタル大辞泉』小学館)
ただし、相手によっては伝わらない可能性もあるので、相手やシーンによっては「自己負担」など分かりやすい言葉を使う方が良いでしょう。
「手弁当」とは自己負担で働くこと
手弁当とは、自分の負担で働くことを意味する言葉です。また、報酬をもらわず奉仕的に働くという意味も持ちます。
ただし、手弁当という言葉は、場合によって意味が伝わらない可能性も。相手やシーンに応じて表現をうまく使い分けていきましょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年01月29日に公開されたものです