「口だけの人」の特徴・心理とは? 口先だけになる原因と対処法5つ
口だけの人への対処法5つ
口だけの人が身近にいると、ストレスを感じたり、振り回されたりして、何かと困ることも多いでしょう。
このような人とはどう付き合うのが良いのでしょうか? ここでは、口だけの人への対処法を、5つのポイントで解説します。
(1)なるべく関わらない
可能ならば、口だけの人とは関わらないのが一番です。一緒にいるだけで小さなストレスがたまっていきますし、その人の尻ぬぐいができないと、自分自身の評価を落とすことにもなるかもしれません。
相手の言葉を真に受けず、受け流すようにするのも良いでしょう。
(2)記録に残す
職場などのように、関わりを避けられない場合もあるでしょう。発言に対する責任意識が薄い人は、状況が悪くなると「そんなこと言っていない」「誤解だ」と言い訳をする場合があります。
言った・言わないの争いを避けるためにも、メールやLINEなどで記録を残すのも1つの手。また、解釈が分かれてしまいそうだと感じた時は、どのような意味なのかがはっきりするまでやりとりを重ね、後で言い訳をされないように準備しましょう。
(3)具体的な話まで詰める
こちらが相手をサポートしながら、あいまいなことを具体的に詰めていくのもアリです。例えば、「月末までに10本の原稿を仕上げる」という発言に対しては、「じゃあ今週末までには何本やる?」と具体的な数字を決めておきましょう。
少し手間はかかりますが、結果が出ないよりはマシ。口だけにならない方法を一緒に実践するのです。
(4)こまめに進捗を確認する
口だけの人にとって、言ったことを覚えていなかったりするのは日常茶飯事。決めた約束事や仕事の指示について、メモすら取っていない可能性もあります。
周りができる対処法は、相手にメモするように促すことや、進捗状況を定期的に確認して、必要なアドバイスや手助けをすることです。
(5)褒めてやる気を高める
見栄っ張りなのに途中で飽きてしまう人には、定期的にモチベーションを高めてあげるのも良いでしょう。
「あなたにしかできない」「すてきな出来栄えですね」など、相手の承認欲求を満たして、投げ出さないように見守ります。

女性向け、男性向け、先輩や後輩、子どもに向けた褒め言葉一覧を、マナー講師の三上ナナエさんの解説とともにお届けします。
口だけの人の末路
口だけの人は、少なからず人を裏切っています。たとえ小さなことでも積もり積もれば、信頼もすっかりなくなりますよね。仕事で結果が出なかったり、周囲の人から不信感を買ったりして、周りから人が離れていくかもしれません。
人から認められることもないので、プライドが傷つき、承認欲求も満たされずに苦しくなっていくことでしょう。
しかし、誰しも思ったように行動できない時があります。つい手を抜いてしまったり、適当なことを言ってしまったりすることもあるでしょう。
人間関係の基礎は信頼です。無理だと思った時は早めに相談をするなど、誠意を持って対応すれば、たとえできないことがあっても信頼は築かれていくはず。口だけになってしまわないように、気をつけましょう。
(井口 藍)
※画像はイメージです
※この記事は2022年11月21日に公開されたものです