偽善者とはどんな人? 偽善者を見抜く特徴5つ
偽善者とはどんな人だと思いますか? 周囲にいるとうざいと感じてしまう偽善者の存在。思わずあるあると納得してしまう偽善者の特徴や心理を解説します。
「あの人は偽善者だ」という言葉を度々耳にすることがありますよね。ネガティブな意味で使われる「偽善者」という言葉は、具体的にどのような人のことを指すのでしょうか。
今回は、「偽善者」と言われる人の特徴や心理、偽善者にならないために気をつけるポイントを解説していきます。
偽善者とはどんな意味?
まずは、偽善者という言葉の意味を確認しておきましょう。辞書では以下の通りに解説されています。
ぎぜん‐しゃ【偽善者】
偽善を行う人。出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
そもそも、「偽善」とはどのような意味なのでしょうか。
ぎ‐ぜん【偽善】
うわべをいかにも善人らしく見せかけること。また、そういう行為。出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
このように「偽善者」とは、「上辺だけ善人のように振る舞う人」のことを指します。
偽善者とはどんな人かが分かる特徴5つ
偽善者は、一見良い人のように見えます。
特に付き合いが浅いうちは、「いつも助けてくれる親切な人だな」と感じることが多いでしょう。その分、「この人って本当は偽善で動いているんだ」と気づいた時のショックは大きいですよね。
ここからは、偽善者を見抜くための特徴を解説していきます。
(1)口がうまい
偽善者は、口がうまく饒舌な人が多い傾向にあるかもしれません。
「自分を良く見せたい」という気持ちが強いため、「私はこんな親切なことをしています」というアピールが上手です。
そのため、関わりが薄い人からは「良い人だよね」という表面上の評価を受けることが多いでしょう。
(2)他人の目があるところでしか親切をしない
偽善者は、他人の目があるところでのみ良い行いをします。
偽善者の目的は「自分の評価を上げること」であるため、影でこっそりと行う親切は意味がないと思っているのです。
そのため、自分の親切さをアピールしやすい場面だけを狙って、人前で良い行いを見せつけます。
(3)計算高い
偽善者は、「自分の行いをアピールすべき相手は誰か」ということをよく分かっています。つまり、どこで偽善を働くかは計算によって決めます。
職場では取り入るべき相手をすぐに見分けられるため、目上の人からは評価が高い傾向にあるでしょう。
反対に、親切にしても意味がない相手には目もくれない様子。人によって態度を変えるため、後輩や部下からは嫌われているかもしれません。
(4)善行アピールをする
偽善者は、自分の親切な行動を必要以上にアピールします。
本来であれば、善行をアピールする必要はありません。
しかし、偽善者にとってはそれを周囲に知ってもらうことこそが目的であるため、自らの善行をくどくアピールするのです。
「あなたのために私はこんな行いをした」と何度も言われるため、相手は「恩着せがましいな」と感じてしまいます。
(5)他人の成功が許せない
偽善者は他人が成功することを許せません。
いつも自分が一番でいたいため、自分以外の人に注目が集まることは嫌なのです。
誰かが褒められている場面でボソっと「全然大したことないのに」といった嫌味を言うことも……。
これまで良い人だと思っていた人が突然そんなことを言ったら驚きますよね。他人の成功を喜んでいない様子ならば、偽善者の可能性が高いでしょう。
▶次のページでは、偽善者と呼ばれる人の心理をひも解きます。