水星逆行とは? 2023年の水星逆行期間と影響、過ごし方を解説
水星逆行とは、水星がいつもと違う方向に移動しているように見えること。西洋占星術において、逆行は私たちにさまざまな影響を与える特別な意味を持ちます。今回は、2023年の逆行スケジュールや恋愛・仕事への影響、逆行期間中の過ごし方を、占い師の紅たきさんに解説してもらいます。
西洋占星術では、太陽系に属する惑星10個の位置をベースに占いをします。
惑星は、基本的に一定の方向に動いていますよね。しかし、普段とは逆方向へ動いているように見えることもあり、これを「逆行」といいます。
惑星が逆行している期間中は、その星本来のパワーが十分発揮されずトラブルが起こりがち。どのようなトラブルが起こるのかは、惑星の種類次第です。
そこで今回は、「水星」に着目し、逆行のスケジュールと起こりがちなトラブル、逆行期間中の過ごし方を紹介します。
どのようなトラブルが起こりやすいのか事前に知って、心の準備をしておきましょう。
水星逆行とは
太陽系に属する地球と他の惑星は、それぞれ異なる周期で太陽の周りを回っています。
その周期のずれが原因で、惑星がいつもとは逆方向へ動いているように見える「逆行」が起こることも。この現象は、占星術において特別な現象として重要視されてきました。
逆行は規則的な頻度と期間で起こり、水星は1年に3回ほど、約3週間にわたって逆行します。
ちなみに占星術では、この世を構成するとされる「火」「地」「風」「水」のエレメントごとに、12星座を分類するのが基本です。
どのエレメントに属する星座の時期に逆行が起こるかで、その期間中の影響も異なるとされます。
そのため、この記事では逆行期間に重なる星座の影響も含めて、起こり得るトラブルと対処法を解説します。
【2023年】水星逆行期間はいつ? 影響は?
2023年は、地のエレメントに属する山羊座のタイミングで水星の逆行が起こります。詳しいスケジュールは以下の通りです。
1回目:2022年12月29日~2023年1月18日(山羊座)
この時期は、仕事での役割に注意が必要です。自分勝手なやり方で仕事をしていないか、省みる必要があるでしょう。
職場の人といつも以上に密なコミュニケーションを取り、間違いがないか確認しながら仕事を進めていってください。
また、ささいなことでも上司にしっかり報告することが大切です。
2回目:4月21日~5月14日(牡牛座)
2回目の水星逆行は、牡牛座のタイミングで起こります。この時期は、お金や食習慣に関することで、見直しが必要になるかもしれません。
「支出がかさんでいる」「食事のバランスが気になる」などと感じたら、これまでのやり方を変えてみてください。
例えば、お金に関する契約の見直しをしたり、外食を避けて家でヘルシーな料理を作ったりしてみても良いでしょう。
3回目:8月24日~9月16日(乙女座)
この回は、乙女座の時期に水星逆行が起こります。衛生面について、点検が必要になってくるかもしれません。
部屋の掃除を怠っていないか、デスク周りが雑然としていないか、チェックしてみましょう。部屋やデスクが乱れていると、それが原因で余計なトラブルに見舞われる可能性も。
不用品は処分し、念入りに掃除をしてクリーンな空間に身を置けば、トラブルを避けられるでしょう。
4回目:12月13日~2024年1月2日(山羊座~射手座)
4回目の逆行は、山羊座の時期(12月13日~12月23日)と射手座の時期(12月24日~2024年1月2日)にまたがって起こります。
山羊座の期間は、責任を持たなくてはいけないことについて、慎重な対応が求められそうです。
仕事でもプライベートでも、無責任な言動は避けましょう。安易に行動するのではなく、やるからにはしっかりやり遂げることで、難を逃れることができるはずです。
射手座の時期は、海外との関わりに気をつけましょう。ネットで海外の物を買ったり海外旅行をしたりする時は、慎重に事を進めるよう心掛けてみてください。
※水星の逆行期間につきましては、『増補版 21世紀 占星天文歴』(ニール・F・マイケルセン=著/青木良仁=解説)(魔女の家BOOKS)を参照しました。
次のページでは、水星逆行期間中によく起こることや恋愛・仕事への影響を紹介します。