「感傷的」の意味と使い方とは? 感傷的な人の特徴と心理も解説
ある出来事を振り返った時、ふと感傷的になった経験はありませんか? この記事では「感傷的」という言葉の意味や使い方、また、特徴や心理について紹介します。
映画を見たり、昔の思い出に触れたりした時、ふと感傷的になった経験はありませんか?
「エモい」という言葉も流行りましたが、感傷的になるとは具体的にどういった状態を表すのでしょう。
今回は、「感傷的」という言葉の意味や使い方などを解説。
また、感傷的になりやすい人の心理と特徴についても併せて紹介します。
感傷的とは?
まずは、「感傷的」という言葉について、意味や使い方を確認していきましょう。
「感傷的」の意味
「感傷的」という言葉は、辞書によると以下のように説明されています。
感傷的【かんしょうてき】
[形動]感情が異常に刺激されやすいさま。特に、感情を最も刺激する悲哀感に引き入れられる場合が多い。悲哀の感情におぼれやすいさま。感じやすく、涙もろいさま。センチメンタル。
※大津順吉(1912)〈志賀直哉〉二「感傷的な気分になって行った」(『精選版 日本国語大辞典』小学館)
つまり「感傷的な人」とは、悲しみの感情が刺激されやすく涙もろい人を表すといえます。
「感傷的」の使い方
「感傷的」という言葉は、主に悲哀の感情に引き込まれる様子を表し、次の例文のように使います。
例文
・映画を見て感傷的な気分になった。
・数十年ぶりに地元の友人に会って感傷的になった。
「感傷的」の対義語・類義語
続いては、「感傷的」の類義語と対義語を紹介します。
「感傷的」の類義語
「感傷的」と似た意味を持つ言葉として「センチメンタル」があります。
「センチメンタル」とは、英語の「sentimental」を語源とするカタカナ英語で、「感傷的」とほぼ同じ意味合いとして使用されます。
「感傷的」の対義語はない
「感傷的」には、明確な対義語がありません。
反対の状態を表す場合には「感傷的でない」、または「理性的」など、感情を優先しないという意味を持つ言葉を用いると良いでしょう。
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