お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

自分を好きになる方法とは? ありのままの自分を愛するコツ【心理学】

熊谷佐知恵(心理カウンセラー)

自分を好きになれない原因

自分を好きになれない原因として、以下のようなものが考えられます。

(1)本当に好きなことをできていないから

自分が本当に好きなことを後回しにし続けていると、やる気や喜びを感じにくいもの。そんな自分を責めてしまい、自分を好きになれない人がいます。

例えば、「世間で正しいとされる道を歩めば、成功して幸せになれる」。そんなふうに思い込んで、頑張りすぎていませんか? そして、いつもどこかで「何か違う」と感じていませんか?

あるいは、周りの期待に応えるために他人軸で生きていて好きなことができず、フラストレーションを抱えやすくなっているのかもしれません。

(2)他人からの評価を気にしすぎているから

他人からの評価を気にしすぎるあまり、自分を好きになれない人もいます。

他人の意見に耳を傾け、配慮や気配りを忘れない。これらは、周囲と円滑な関係を築く上でとても大切なこと。

しかし、「他人が自分をどう思うか」を気にするあまり、自分の意見を抑え込んだり自分を犠牲にしたりするのは、あまり良くありません。

こういったことが積み重なると不自由さを感じてしまい、自由になれない自分が嫌になる可能性があります。

(3)できない自分を認められないから

これは、子ども時代に何でもできていた人や周囲をサポートしてきた経験がある人に見受けられる傾向です。

幼少期に「自分はできる」と感じていたからこそ、できないことに直面した時、そんな自分を認められないのです。

そして、つらいと感じても「『つらい』と認めるのは恥ずかしい」「人に頼るのは恥ずかしいことだ」と思ってしまう場合があります。

自分の限界を認め、「つらい」「悔しい」という感情を受け入れられれば良いのですが、「自分はできる」という過去の経験から来る自信があるためなかなか難しいようです。

これが原因で大きな葛藤を抱えてしまい、苦しい状態が続きます。これでは自分を好きになるのは難しいでしょう。

次のページを読む

SHARE