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結婚指輪が持つ意味とは? 起源と3つの意味合い

Sai

結婚指輪に込められた意味

2人の結婚の証として、古来より大切にされてきた結婚指輪。具体的にどのような意味合いが指輪に込められているのか、気になる人もいるでしょう。

ここからは、結婚指輪に込められた意味や役割などについて解説していきます。

(1)永遠の愛

ファッションリングなどと違い、切れ目や継ぎ目がなく、丸型のデザインが一般的な結婚指輪。これは「永遠の愛」を象徴しており、2人の幸せが末永く続くことを意味しています。

結婚式などでお互いに指輪を交換することにも「永遠の愛を誓う」という意味合いが込められており、これから人生を共にする2人が愛を誓った証として身につけられるのです。

(2)家と家のつながりの証

結婚指輪には、「夫婦の愛の証」という意味合い以外に、「互いの家と家のつながりを示す」という意味も込められています。

中世ヨーロッパにおいて、結婚は2人だけの問題ではなく、一族と一族が親戚としてつながるという強い意味を持っていました。そのため、指輪に互いの家の紋章を彫り、それを交換することでつながりを証明していたという説もあります。

現在ではそのようにしている人は少ないかもしれませんが、「結婚は家と家でするもの」という考えもあるため、家族同士の信頼の証として用いられるというのも納得でしょう。

(3)周囲に知らせるための印

現代では、結婚指輪は「結婚していることを証明するもの」の1つ。

パートナーがいることを無言で周囲に伝えたり、既婚だと知らずに異性が近づいてくるのを防いだりといった「周囲に結婚を知らせるための印」としての役割を果たしています。

なお、このような意味合いが込められた背景には多くの夫婦が日常的に指輪をつけていることがありますが、これは中世に生まれた風習だと言われています。中世ドイツでは、結婚指輪を外すことによって「愛が冷める」とか「不仲になる」などの迷信が信じられており、一度つけたら基本的に外してはならないものとされてきたのだそう。

このような慣習が現代にも受け継がれており、日ごろから結婚指輪を身につける人が多くなったことで「結婚の証」としての意味合いを強めていったのでしょう。

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