【専門家解説】法律婚とは？　事実婚との違いやメリット・デメリット

作成: 2021.12.14

「法律婚」や「事実婚」は見聞きするけど、それぞれの違いやメリット・デメリットについはよく知らない。そんな人も少なくないのではないでしょうか？　将来に向けて、自分に合った結婚の形を知っておくのも大切です。今回は弁護士の宮崎大輔さんに、法律婚とは何か、事実婚との違いも含めて教えてもらいました。

現代の日本において、夫婦の価値観、生活の方法などにはさまざまな形があることが徐々に認められてきています。

しかし、まだまだ認知が低い形もあります。例えば「事実婚」という関係について。まだ一般的な認知は高くないと思いますが、事実婚には「法律婚」にないメリットもあります。

今回は、そもそも法律婚とは一体何なのかを解説します。これを機会に、自分に合った夫婦の形について考えてみてはいかがでしょうか。

日本の「法律婚」ってそもそも何？

まずは「法律婚」とは何か、そして「事実婚」との違いについて紹介します。

「法律婚」とは、婚姻の意思を持った者同士が婚姻届を提出することによって、法律上の婚姻関係が認められ、その結果、戸籍上夫婦となることをいいます。

一方で、事実婚とは、婚姻届を提出してはいないが、法律婚と同じように結婚する意思があり、夫婦としての生活実態がある状態をいいます。

「法律婚」をするのに必要な手続きとは？

ここで、法律婚における手続きの手順を簡単に紹介します。

お互い婚姻意思がある場合に、婚姻届けに記入します。

その際には、証人2名の押印も必要となります。

記載した婚姻届けを、各市区町村の役所に提出します。これで手続きは完了です。