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思いと想いの違いとは? 意味や使い分けを解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

想いの使い方(例文つき)

次に「想い」がどんな場面で使えるのか、例文と併せてみていきましょう。

何かについて空想したり予想したりする時

「想起」「想像」「予想」で使う場合の「想」と同じ意味で、まだ起きていないことなどについてイメージする時に、「想い」を使えます。

例文

・10年後にどんな自分になっているのか、想いもつかない。

人物などの対象を心に描く時

文化庁の見解では、「『想う』はある対象を心に浮かべるという気持ちが強い」とあります。そのため、心を寄せる相手のことばかり思い浮かべてしまう時にも「想い」を使えます。

例文

・結局、一方的な片思いに終わったのですが、彼は私の想い人でした。

感想や企画をまとめたりアイディアを巡らせたりする時

新しいことを企画するなど、クリエイティブなことで想像力を働かせる時にも「想い」を使えます。

例文

・今回の企画について、各自の想いを発表してもらいます。

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