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「目をつぶる」と「つむる」で意味は違う? 類語も解説(例文つき)

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「目をつぶる」の類語(例文つき)

「目をつぶる」の類語・言い換え表現を紹介します。

「見過ごす」

「失敗や過失をとがめない」という意味の「目をつぶる」と同じ意味です。

例文

・これまでは大した損害ではないと見過ごしてきましたが、今回だけは社長に報告いたします。

「大目に見る」

「失敗や過失をとがめない」という意味の「目をつぶる」と同じ意味です。

「目をつぶる」は目を閉じて見えなくすることから来ていますが、「大目」とは「物の見方が大ざっぱ」という意味で、寛大なニュアンスがあります。

例文

・そこまで言うなら大目に見ますが、もし次もあれば、厳重処分は免れませんよ。

「まぶたを閉じる」

「目を閉じる」「眠る」という意味の「目をつぶる」と同じ意味です。

例文

・彼女はまぶたを閉じたかと思うと、すやすやと寝息を立てた。

「息が絶える」

「目をつぶる」の婉曲的な意味と同じで「死ぬ」「亡くなる」という意味です。ただし「息が絶える」の方が婉曲度は低く、意味が伝わりやすい言葉です。

例文

・彼は最後まで病気と闘ったが、昨夜未明に息が絶えた。

「涙をのむ」

「我慢する」という意味の「目をつぶる」と同じ意味です。

「目をつぶる」が「見ないようにしてじっと我慢する。気持ちを抑える」というニュアンスであるのに対し、「涙をのむ」は、「涙を抑えて悔しさを我慢する」というニュアンスです。

例文

・選手たちは、涙をのんで甲子園の土を袋に入れた。

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