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圧巻のライブペイント。「アートパラ深川」キックオフイベント開催!

#トレンドニュース

来たる10月22日~31日に開催されるアートイベント「アートパラ深川 おしゃべりな芸術祭」。門前仲町・清澄白河・森下の深川エリアの街全体を使い、障がいのあるアーティストの作品を展示する市民芸術祭です。

芸術祭の開催に先立って10月14日に、富岡八幡宮にてキックオフイベントが行われ、マイナビウーマン編集部が参加してきました。

魂が爆発する感動のライブペインティング

キックオフイベントでは、現代美術家の小松美羽さんが登壇し、特大絵馬へのライブペインティングを披露しました。

チューブから直接描く小松さん

真っ白な袴姿で現れた小松さんが、さまざまな色の絵の具を使って描いていく姿は圧巻の一言。

絵の具のチューブから直接描いたり、指を使って伸ばしたり、時にはチューブの裏側で絵の具を引っ搔いたり……。真っ白な袴をカラフルに染めながら、さまざまな手法で描かれた特大絵馬は、生命力の満ち溢れる作品となりました。

完成した特大絵馬と小松さん

ライブペインティングは神事の際しか行わないという小松さん。今回も神社を舞台に、神聖なパフォーマンスを行ってくれました。

特大絵馬には、赤い結界の上に、不死鳥が羽ばたく姿や、エネルギーがぶつかり合う様子が描かれており、真ん中の円には、「人々の心が癒されて、点と繋がって平穏に暮らせるように」という、小松さんの祈りが込められています。

1,300人の思いが詰まったアート絵馬神輿への御霊入れ

今回のキックオフイベントの2つ目の目玉となるのが、「みんなのアート絵馬神輿」への御霊入れ神事。

「みんなのアート絵馬神輿」は、江東区在住の1,300人の障がいのある方によって描かれた絵馬の一部が展示された神輿で、神輿の本体も芸術祭実行委員のメンバーで制作した大作。

「みんなのアート絵馬神輿」御霊入れ神事の様子

絵馬の制作に参加した養護学校の方は、「コロナの影響でイベントが開催されない中で、アート絵馬神輿に参加できることがうれしい」「小松さんの素晴らしいアート作品と一緒に飾られるのが光栄だ」と語っていたそうで、一枚一枚の絵馬に込められた思いの深さを感じることができました。

小松さんが描いた特大絵馬と、みんなのアート絵馬神輿は、イベント開催時は富岡八幡宮の境内に展示されます。

アートパラ深川を100年続くイベントに

アートパラ深川おしゃべりな芸術祭は、10月22日~31日の10日間開催。深川エリアの街全体に、障がいのあるアーティストが描く作品が並びます。

昨年の開催時には、9日間で7万5,000人を動員し、今年も話題のイベントとなっています。

実行委員長の田巻雄太郎さんは、「“100年続く芸術祭にする”をスローガンに、80名の実行委員が、単年だけでなく継続的に続くイベントになるように努めている。毎年秋を迎えるたびに、開催されるイベントになればいい」と語っていました。

本イベントには、なかなか直接の交流が難しいなかで、アートの力を借りて人々を繋ぎ、互いに認め合い、支え合い「共に生きる」社会になれば、という思いが込められています。

芸術祭実行委員会とアーティストの情熱がこもったイベントです。街中を彩る作品の数々を、ぜひ会場でお楽しみください。

イベント概要

・アートパラ深川 おしゃべりな芸術祭2021

公式サイト:https://artpara-fukagawa.tokyo/

(取材・文:鈴木麻葉/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2021年10月14日に公開されたものです

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